ヴァンの次戦候補はマネル・ケイプか平良達郎のどっちになったのか?
UFCフライ級の次期タイトルマッチを巡っては、王者ジョシュア・ヴァンの次の相手が誰になるのかが大きな話題になっています。
候補として名前が挙がり続けてきたのが、マネル・ケイプと平良達郎の2人です。
そして直近では、ヴァン vs 平良がUFC 327(4月11日/日本時間4月12日)で組まれるという報道が出ており、議論は一気に「平良有力」に傾いています。(MMAファイティング)
この記事では、なぜ一時期「ケイプ濃厚」と言われたのか、その後なぜ流れが変わったのかを、格闘キャストに出演したビリー氏の見立て(実績=ケイプ/現実=平良)も交えながら、読みやすい形で整理します。
現状まとめ:次戦は「ヴァン vs 平良(UFC 327)」が最有力
現時点で最も強い材料は、UFC 327(4月11日・マイアミ)でジョシュア・ヴァンが平良達郎を相手に初防衛戦を行う、という報道です。(MMAファイティング)
SNS発の噂の段階を超えて、メディア記事として具体的に出ているため、現状は「平良が次の挑戦者になる可能性が高い」という整理が自然です。
ただし、タイトルマッチ関連は直前で変更されることもあるため、最終的にはUFC公式の告知で確定します。
なぜ「ケイプ濃厚」だったのか(1月下旬〜2月上旬の空気)
「ケイプが次では?」という空気が強かった時期には、明確な理由がありました。
ポイントは、直近の勝ち方のインパクトと、SNS上でストーリーが作られやすい状況が重なったことです。
ケイプがロイバルを1R KO。勝ち方のインパクトが強烈だった
ケイプはブランドン・ロイバルを1ラウンド3分18秒でKO(打撃)し、非常に分かりやすい形で“次の挑戦者候補”としての説得力を上げました。(UFC)
短時間で決着がつくKOは、SNS上で「次はこの選手」というムードを作りやすく、話題の勢いも出やすいです。
平良もモレノを2R TKO。ただしストップの早さを巡る議論で印象が割れた
平良もUFC 323で元王者ブランドン・モレノを2ラウンド2分24秒TKO(グラウンドのパウンド)で下しています。(MMAファイティング)
ただ、この試合はレフェリーのストップが早かったのではないか、という声もあり、勝利の価値とは別に「印象」が割れました。(Yahooスポーツ)
結果として当時の空気感は、ざっくり言うと次のようになっていました。
- ケイプ:誰が見ても分かりやすいKOで、インパクトが強い
- 平良:大きな勝利だが、ストップの是非が話題になりやすい
この差が、ケイプ濃厚説を後押しした大きな要因です。
流れを変えた転機:ケイプ本人の「ヴァン戦否定」と「平良に約束」発言
その後、空気を反転させた要素の一つが、ケイプ本人側の主張です。
報道では、ケイプが「ヴァンと戦う噂は違う」「UFCは平良に次の挑戦を約束している」といった趣旨で語ったと整理されています。(MMAマニア)
この段階で、候補の議論は「ケイプ濃厚」から「平良が本線かもしれない」へと傾きました。
格闘キャスト・ビリー氏の見立て:実績ならケイプ、現実は平良
ここまでの流れを、分かりやすく言語化していたのが格闘キャスト出演のビリー氏の見立てです。
実績・内容で見ればケイプが最もふさわしい
ビリー氏は「パントージャ(前王者)を除けば最もふさわしいのはケイプ」という趣旨で語っています。
(コメント原文)
“I do think the most deserving for the title fight outside of Pantoia… is Minnell [Manel Kape]. He deserves it the most by far…”
(日本語訳)
「パントージャを除けば、タイトル戦に最もふさわしいのはマネル(マネル・ケイプ)だと私は思います。彼は圧倒的に一番ふさわしいと思います。」
ロイバルKOのインパクトを見ても、この評価は納得しやすい部分があります。(UFC)
それでも実際に選ばれるのは平良だろう、という現実的な視点
一方でビリー氏は、現実的には平良になる可能性が高い、という見立ても示しています。
(コメント原文)
“I have a feeling it’s going to be Tedsuro [Tatsuro Taira]… Tatsuro’s healthy and he’s ready…”
(日本語訳)
「私の予感では、次は達郎(平良達郎)になると思います。平良は健康ですし、準備もできていますからね。」
タイトル戦は“強い順”だけでなく、“今すぐ組めるか”が大きく影響する、という現場目線の整理です。
考察:なぜケイプは実績十分でも「最終的に選ばれにくい」と見られるのか
ケイプが最もふさわしいと言われながら、なかなかタイトル戦に結びつかない理由として、実力以外の観点も考えられます。
中でも興行側が気にする可能性があるのは、直前リスクです。
欠場・キャンセルが多い選手という印象が、運用面で響く可能性
ケイプはUFC内で試合の中止・変更が多い選手として語られることがあり、「11回目のキャンセル」という文脈で報じられた例もあります。(bloodyelbow.com)
もちろん中止理由はさまざまですが、PPVや大きな大会でメイン級カードを任せる側からすると、直前で試合が飛ぶのは最も避けたい事態です。
計量オーバーや検査関連の話題は、どうしても蒸し返されやすい
実際にケイプは2024年1月、体重超過によりニコラウ戦が中止になったと報じられています。(MMAファイティング)
こうした前例は「直前で成立しないリスク」として語られやすく、運営側の判断に影響する可能性があります。
平良は「成立させやすい」イメージを持たれやすい
対照的に平良は、少なくとも外部からは「安定して試合をこなす」「計量や欠場で大きく揉めない」印象を持たれやすいタイプです。
最終候補が僅差になったとき、運用面で“より確実に成立させられる方”へ傾く可能性は十分にあります。
結論:次戦は平良が最有力。ケイプは実力面で文句なしだが、運用面の懸念が付きまとう
現状の整理としては、次のようになります。
- ケイプはロイバルを1R KOし、インパクトの面では非常に強い候補になった。(UFC)
- 平良はモレノを2R TKOで倒し、勝利の価値は極めて大きい一方、ストップの早さが議論になり印象が割れた時期があった。(MMAファイティング)
- ただし直近ではヴァン vs 平良がUFC 327(4月11日/日本時間4月12日)で組まれるという報道が出ており、平良が最有力になっている。(MMAファイティング)
- ビリー氏の「実績ならケイプ、現実は平良」という見立ては、この流れを理解する上で分かりやすい。
今後はUFC公式の告知で最終確定となりますが、少なくとも現時点では「ヴァンの次戦相手は平良」という線が、最も筋の通った結論と言えそうです。(MMAファイティング)

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