秋広優人はなぜ戦力外?ソフトバンクでの成績・育成再契約と今後を整理

2026年10月26日、福岡ソフトバンクホークスが秋広優人選手に対し、2027年シーズンの支配下選手契約を結ばないことを正式に発表しました。

秋広選手は巨人時代の2023年に121試合に出場し、打率.273、10本塁打、41打点を記録した大型野手です。2025年5月には交換トレードでソフトバンクへ移籍しましたが、2026年は一軍出場がなく、ファームでも打率.205と苦しいシーズンになりました。

一方、球団が育成選手としての再契約を打診したと報じられており、現時点で退団や引退が決まったわけではありません。本人も現役続行を希望し、今後の進路を慎重に考える姿勢を示しています。

では、2023年には巨人の主力として活躍していた秋広選手が、なぜソフトバンクで戦力外通告を受けることになったのでしょうか。この記事では、2026年の成績、巨人時代からの変化、交換トレードの経緯、育成再契約の現状、本人のコメントと今後の進路について整理します。

秋広優人はなぜ戦力外?2026年の成績と育成再契約の現状

ソフトバンクが2026年10月26日に発表したのは、秋広優人選手と2027年シーズンの支配下選手契約を結ばないという内容です。

2026年の秋広選手は一軍出場がなく、ファーム・リーグでは97試合に出場して打率.205、10本塁打、50打点を記録しました。

現時点で確認できている情報は次のとおりです。

選手名秋広優人(あきひろ・ゆうと)
所属球団福岡ソフトバンクホークス
戦力外発表日2026年10月26日
球団の正式発表2027年の支配下選手契約を結ばない
2026年一軍成績出場なし
2026年ファーム成績97試合・打率.205・10本塁打・50打点
育成再契約球団が打診したと報道。契約成立は未確認
本人の意向現役続行を希望
今後の所属先2026年10月28日時点では未決定

秋広選手は身長201cm、体重107kgの恵まれた体格を持つ左打ちの野手で、巨人時代には将来の主軸候補として期待されていました。

ただし、今回の戦力外通告について、ソフトバンクが具体的な判断理由を詳しく公表したわけではありません。

そのため、以下では公式記録から確認できる成績の変化と、報道されている球団・本人の動向を分けて見ていきます。


ソフトバンクが10月26日に来季の支配下契約を結ばないと発表

福岡ソフトバンクホークスは2026年10月26日、秋広優人選手を含む6人について、来季の支配下選手契約を結ばないことを発表しました。

対象となったのは秋広選手のほか、岩井俊介投手、安德駿投手、中村稔弥投手、相良雅斗投手、木村大成投手の6人です。

また、宮里優吾投手、川口冬弥投手、田上奏大投手、岡植純平投手、佐々木明都投手、牧原巧汰選手、重松凱人選手、佐藤航太選手の育成8人についても、来季の育成契約を結ばないことが発表されました。

10月26日の発表だけで、支配下6人と育成8人の合計14人が対象となっています。

ここで注意したいのは、今回の通告が秋広選手の現役引退や、ソフトバンクからの退団決定を意味するわけではないことです。

球団の公式発表は、あくまで来季の支配下契約を結ばないという内容です。育成選手として再契約する可能性については、スポーツ報知や日刊スポーツなどが報じています。

ただし、2026年10月28日時点では、秋広選手が育成再契約に合意したという正式発表は確認できていません。


戦力外になった理由は?2026年は一軍出場なし・二軍打率.205

今回の戦力外通告の背景を考えるうえで、最も大きな材料となるのが2026年の成績です。

秋広選手は春季キャンプから一軍定着を目指していましたが、開幕を二軍で迎えました。その後も一軍昇格を果たせず、2026年は一軍出場なしでシーズンを終えています。

ファーム・リーグでは97試合に出場しましたが、打率は.205にとどまりました。NPB公式記録による成績は次のとおりです。

項目2026年ファーム成績
出場試合97試合
打席数343
打数283
安打58本
打率.205
本塁打10本
打点50
四球52
三振86
出塁率.335
長打率.371

出典:NPB「2026年度ファーム・リーグ(西地区)個人打撃成績」

10本塁打、50打点という数字からは、長打力を発揮した場面があったことも分かります。一方、年間打率は2割台前半で、86三振を喫するなど、打撃の安定感には課題が残りました。

また、ソフトバンクには一塁や外野を守れる選手が複数おり、同じポジションの選手との競争もあります。2026年には正木智也選手が一軍で活躍し、外野のポジション争いも厳しい状況でした。

こうした成績やチーム事情が、秋広選手の評価に影響した可能性は考えられます。

ただし、球団が「打率.205だったから戦力外にした」「特定の選手との競争に敗れたから契約しない」と正式に説明したわけではありません。

現時点で確認できるのは、一軍で出場機会を得られず、ファームでも十分な打撃成績を残せなかったという事実です。具体的な契約判断の理由については、球団内部の評価が公表されていないため断定できません。


巨人時代の2023年は121試合で10本塁打|その後の成績は?

秋広選手が将来の主軸候補として注目されたのは、巨人時代の2023年です。

2020年のドラフト5位で二松学舎大学附属高校から巨人に入団した秋広選手は、プロ3年目の2023年に一軍で121試合に出場。打率.273、10本塁打、41打点を記録しました。

この年は一軍で出場機会を大きく増やし、初の2桁本塁打を記録するなど、飛躍のシーズンとなりました。

しかし、翌2024年以降は一軍での出場機会が減少していきます。

年度所属試合打率本塁打打点
2023巨人121.2731041
2024巨人26.26101
2025巨人5.14300
2025ソフトバンク22.20814
2026ソフトバンク0―――

※一軍公式戦の成績。2025年はトレード前後の所属球団別に記載。2026年は一軍出場なし。

出典:NPB「秋広優人・個人年度別成績」

2024年は打率.261を記録したものの、出場試合数は前年の121試合から26試合に減少しました。本塁打も10本から0本となり、2023年のような活躍を続けることはできませんでした。

さらに2025年は巨人で5試合に出場した後、5月にソフトバンクへ移籍。新天地では22試合に出場しましたが、打率.208、1本塁打、4打点にとどまりました。

そして2026年は一軍出場なしとなっています。

2023年には一軍で121試合に出場していたことを考えると、2024年以降の3年間で一軍での出場機会が大きく減少したことが分かります。

今回の戦力外通告は、2026年の成績だけでなく、巨人時代から続く一軍での出場機会の減少という流れの中で捉える必要がありそうです。


2026年はオープン戦で3本塁打、二軍では満塁本塁打2本も

秋広選手は2026年を通して、まったく結果を残せなかったわけではありません。

3月のオープン戦では3本塁打を記録し、長打力をアピールしていました。開幕一軍入りも期待されましたが、開幕直前に二軍へ降格し、その後も一軍昇格には至っていません。

ファームでは、7月11日の広島戦で印象的な活躍を見せています。

この試合で秋広選手は「6番・左翼」で先発出場すると、初回2死満塁の場面で右中間へ先制の満塁本塁打を放ちました。

さらに9回1死満塁の場面でも、左翼へこの日2本目の満塁本塁打を記録。1試合2安打8打点の活躍で、ソフトバンクの12対1の勝利に貢献しました。

NPBの2026年7月度ファーム・リーグの記録員コラムでも、この試合が取り上げられています。

1試合で満塁本塁打を2本放つほどの長打力を見せながらも、シーズン全体では打率.205にとどまり、一軍昇格を果たせなかったことが、秋広選手の2026年を象徴する結果となりました。

一部の試合では持ち味を発揮していただけに、年間を通して安定した打撃成績につなげられなかったことが悔やまれるシーズンだったと考えられます。


秋広優人はなぜ巨人からソフトバンクに移籍したのか?

秋広選手がソフトバンクへ移籍したのは、2025年5月12日に成立した巨人との交換トレードです。

このトレードでは、巨人から秋広優人選手と大江竜聖投手の2人がソフトバンクへ移籍し、ソフトバンクからはリチャード選手が巨人へ移籍しました。

移籍先選手
巨人 → ソフトバンク秋広優人
巨人 → ソフトバンク大江竜聖
ソフトバンク → 巨人リチャード

当時の秋広選手は、2023年に巨人で10本塁打を記録したものの、2024年以降は出場機会が減少していました。一方、リチャード選手もソフトバンクで一軍への定着を目指していた長距離打者です。

それぞれ新天地での活躍が期待されるトレードでしたが、秋広選手は移籍後の2025年に22試合出場、2026年は一軍出場なしという結果になりました。

さらに2026年10月6日には、同じトレードで巨人から加入した大江竜聖投手についても、ソフトバンクが来季の支配下契約を結ばないことを発表しています。

これにより、2025年5月に巨人からソフトバンクへ移籍した秋広選手と大江投手の2人が、ともに2026年オフに戦力外通告を受けたことになります。

ただし、2人が戦力外通告を受けたという結果だけで、トレードそのものが失敗だったと断定することはできません。トレードの評価には移籍後のチーム事情や起用方針なども関係するため、ここでは確認できる経緯と成績を整理するにとどめます。


育成再契約の打診とは?ソフトバンクに残留するのか?

秋広選手の今後について、特に注目されているのが育成選手としての再契約です。

10月26日のスポーツ報知や日刊スポーツなどの報道では、ソフトバンクが秋広選手に育成契約を打診したとみられることが伝えられています。

ただし、球団が正式に発表したのは来季の支配下契約を結ばないという内容であり、育成再契約の成立を発表したわけではありません。

では、支配下選手から育成選手になると、何が変わるのでしょうか。

項目支配下選手育成選手
一軍公式戦への出場一軍登録されれば可能支配下登録されるまで不可
ファームでのプレー可能可能
支配下選手登録登録済み一軍出場には支配下登録への移行が必要
背番号原則2桁以内原則3桁

育成選手は、ファームで実戦経験を積みながら、支配下登録への復帰を目指す立場です。支配下選手として再登録されれば、一軍でプレーすることも可能になります。

NPBでは毎年、育成選手から支配下選手への登録が行われています。ソフトバンクでも2026年に複数の育成選手が支配下登録されています。

そのため、仮に秋広選手がソフトバンクと育成再契約を結んだとしても、将来の一軍復帰が完全になくなるわけではありません。

ただし、支配下登録への復帰が保証されるわけでもなく、まずは育成契約に合意するかどうかが今後の焦点となります。

2026年10月28日時点では、秋広選手がソフトバンクに育成選手として残留するかどうかは正式に決まっていません。

育成契約の打診が報じられていることと、本人がその条件を受け入れて契約を結ぶことは別です。今後の所属先については、球団や本人からの正式な発表を確認する必要があります。


秋広優人は戦力外通告について何とコメントした?

秋広選手は2026年10月26日、球団事務所を訪れ、報道陣の取材に応じました。

スポーツ報知によると、ソフトバンク移籍後の成績と今回の戦力外通告について、次のように語っています。

秋広優人:
「ホークスに来て1年半くらいですけど、全く貢献できていなかった。覚悟はしていました。悔しいです」

秋広選手は2025年5月にソフトバンクへ移籍してから、十分な結果を残せなかったことを認めています。

また、2026年についてはプロ入り後で最も打てなかったシーズンだったと振り返り、最後まで思うような打撃ができなかったことへの悔しさを示しました。

一方、今回の戦力外通告によって野球を辞める考えではなく、現役続行を希望しています。

Full-Countの取材では、今後の進路について次のようにコメントしました。

秋広優人:
「いろんな選択肢があると思うので、しっかり悔いの無いように考えたい」

育成再契約の打診が報じられている一方、秋広選手自身は今後の選択肢を慎重に検討する姿勢を示しています。

この発言からも、現時点でソフトバンクへの育成残留を決断したわけではないことが分かります。

なお、上記のコメントは2026年10月26日の報道に掲載された本人の発言です。発言の確認にはスポーツ報知とFull-Countの記事を使用しています。


今後はどうなる?他球団移籍や巨人復帰の可能性は?

2026年10月28日時点で、秋広選手の2027年シーズンの所属先は決まっていません。

本人が現役続行を希望していることから、今後の進路としてはソフトバンクとの育成再契約や、ほかの球団でのプレーを目指す選択肢が考えられます。

ただし、いずれも現時点で決定した進路ではありません。

今後の進路10月28日時点の状況
ソフトバンクと育成再契約打診が報じられているが、成立は未確認
他球団へ移籍可能性はあるが、具体的な移籍先は未確認
巨人へ復帰具体的な交渉や復帰決定の情報は未確認
現役引退引退発表はなく、本人は現役続行を希望

秋広選手は2026年9月17日に24歳となったばかりで、年齢だけを見れば今後も現役を続けられる可能性があります。

巨人時代の2023年には121試合に出場して10本塁打を記録しており、2026年もファームで10本塁打、1試合2本の満塁本塁打を放つなど、長打力を示した場面がありました。

一方、2024年以降は一軍での出場機会が大きく減少し、2026年はファームでも打率.205にとどまっています。今後、支配下選手としての契約を目指す場合には、打撃の安定感や実戦での結果が重要になると考えられます。

また、古巣の巨人へ復帰する可能性を気にするファンもいると思いますが、現時点で巨人が秋広選手の獲得に動いているという正式な情報は確認できていません。

育成契約の打診を受けるのか、ほかの球団でのプレーを目指すのかについても、本人の判断が明らかになるまでは断定できない状況です。

秋広選手が現役続行を希望していることは確認できますが、2027年にどの球団でプレーするのかは今後の正式発表を待つ必要があります。


秋広優人の戦力外と育成再契約についてのまとめ

福岡ソフトバンクホークスは2026年10月26日、秋広優人選手と2027年シーズンの支配下選手契約を結ばないことを発表しました。

秋広選手は巨人時代の2023年に121試合に出場し、打率.273、10本塁打、41打点を記録しましたが、2024年以降は一軍での出場機会が減少。2025年5月にソフトバンクへ移籍した後も定着できず、2026年は一軍出場なし、ファームでは97試合で打率.205、10本塁打、50打点という成績でした。

一方、2026年のオープン戦では3本塁打、7月のファームでは1試合2本の満塁本塁打を記録するなど、長打力を示した場面もありました。

今回の戦力外通告について球団が具体的な判断理由を説明したわけではありませんが、一軍で出場機会を得られず、年間を通して十分な打撃成績を残せなかったことが、大きな背景の一つと考えられます。

今後については育成再契約の打診が報じられているものの、2026年10月28日時点で正式な契約成立は確認できていません。秋広選手本人は現役続行を希望しており、悔いのない選択をしたいという考えを示しています。

ソフトバンクに育成選手として残留するのか、ほかの球団でのプレーを目指すのか。2027年に向けた秋広選手の決断が注目されます。


主な参考資料と確認日

情報確認日:2026年10月28日。秋広優人選手への戦力外通告は、10月26日の福岡ソフトバンクホークス公式発表を確認しています。育成再契約の打診は報道に基づく情報であり、契約成立や今後の所属先は現時点で未確認です。成績はNPB公式記録を使用し、本人コメントは10月26日の取材報道を参照しています。

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