DeNAはなぜ3位で日本シリーズ進出?CS2026の6連勝と下克上の仕組み

2026年10月17日、横浜DeNAベイスターズがセ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)を突破し、2年ぶりの日本シリーズ進出を決めました。

DeNAはレギュラーシーズンを3位で終えましたが、CSでは2位の巨人に2連勝、リーグ優勝した阪神にも4連勝。ファーストステージから実際に行われた6試合にすべて勝利し、史上初となる無敗の6連勝で日本シリーズ進出を決めています。

しかし、プロ野球の仕組みを詳しく知らない人の中には、「なぜ3位なのに日本シリーズに出られるのか?」「リーグ優勝した阪神はどうなったのか?」と疑問に思う人もいるでしょう。

また、2026年からはCSのルールが変更され、条件によってリーグ優勝チームに2勝のアドバンテージが与えられる制度も導入されました。実はDeNAは、この新ルールによる不利な条件をレギュラーシーズン最終盤で回避しています。

この記事では、DeNAが3位から日本シリーズに進出できた理由、CS2026の全6試合の結果、阪神に与えられたアドバンテージ、2026年の新ルール、2017年・2024年の下克上との違いを整理します。

DeNAはなぜ3位から日本シリーズ進出?CS2026の結果と仕組みを解説

DeNAがリーグ3位から日本シリーズに進出できた理由は、プロ野球にはレギュラーシーズンとは別に、日本シリーズへ進む球団を決める「クライマックスシリーズ」があるためです。

セ・リーグとパ・リーグでは、それぞれレギュラーシーズンの上位3球団がCSに出場できます。

そのため、リーグ優勝した球団だけが日本シリーズに進出できるわけではありません。2位や3位の球団でも、CSを勝ち抜けば日本シリーズへの出場権を獲得できます。

2026年のセ・リーグは阪神が優勝しましたが、CSを勝ち抜いたのは3位のDeNAでした。

項目2026年の結果
セ・リーグ優勝阪神タイガース
セ・リーグ2位読売ジャイアンツ
セ・リーグ3位横浜DeNAベイスターズ
DeNAのレギュラーシーズン成績71勝69敗3分・勝率.507
首位阪神とのゲーム差7.5ゲーム差
CSファーストステージDeNAが巨人に2連勝
CSファイナルステージDeNAが阪神に4連勝
CSの通算成績6勝0敗
日本シリーズ進出DeNA(2年ぶり5度目)
日本シリーズの対戦相手福岡ソフトバンクホークス

今回のポイントは、レギュラーシーズンの順位が3位だったことと、CSで日本シリーズ進出を決めたことは矛盾しないという点です。

DeNAが阪神に勝ったことで、2026年のセ・リーグ優勝球団がDeNAに変わったわけではありません。リーグ優勝は阪神、日本シリーズに進出したセ・リーグ代表はDeNAという結果です。

出典:NPB「2026年度セントラル・リーグ チーム勝敗表」、DeNA球団公式「日本シリーズ2026進出決定」


DeNAはレギュラーシーズンで何位だった?阪神・巨人との成績を比較

2026年のDeNAは、143試合を戦って71勝69敗3分、勝率.507でセ・リーグ3位でした。

優勝した阪神は79勝62敗2分、2位の巨人は76勝64敗3分です。

レギュラーシーズンでは阪神が最も高い勝率を記録しており、DeNAは首位と7.5ゲーム差をつけられていました。

CSに進出した3球団の成績を比較すると、次のようになります。

順位球団勝敗勝率首位との差
1位阪神79勝62敗2分.560―
2位巨人76勝64敗3分.5432.5
3位DeNA71勝69敗3分.5077.5

DeNAはレギュラーシーズンの直接対決でも、阪神に12勝13敗、巨人にも12勝13敗と、それぞれわずかに負け越しています。

つまり、年間を通して両チームより多く勝っていたわけではありません。

それでもCSでは巨人に2連勝、阪神に4連勝しました。

これは、長期間の勝率を競うレギュラーシーズンと、限られた試合で勝敗が決まる短期決戦では、異なる結果が生まれることを示しています。

ただし、CSで勝利したことによって、レギュラーシーズンの成績や順位が書き換えられるわけではありません。

2026年のセ・リーグ優勝球団は、あくまで143試合を通じて最高勝率を記録した阪神です。

出典:NPB「2026年度セ・リーグ公式戦成績」


クライマックスシリーズとは?3位から日本シリーズに進める仕組み

クライマックスシリーズ(CS)は、レギュラーシーズン終了後に行われるポストシーズンの大会です。

セ・リーグとパ・リーグでそれぞれ実施され、勝ち抜いた球団が日本シリーズに進出します。

CSは「ファーストステージ」と「ファイナルステージ」の2段階に分かれています。

  • ファーストステージ:レギュラーシーズン2位と3位の球団が対戦。3試合制で先に2勝した球団が勝ち抜けます。
  • ファイナルステージ:レギュラーシーズン1位の球団と、ファーストステージを勝ち抜いた球団が対戦。勝者が日本シリーズに進出します。

通常のファイナルステージでは、リーグ優勝球団にあらかじめ1勝のアドバンテージが与えられ、最大6試合を行います。アドバンテージを含めて先に4勝した球団が勝者です。

また、試合は原則として上位球団の本拠地で開催され、勝利数が並んだ場合も上位球団が勝ち抜ける仕組みになっています。

つまり、レギュラーシーズンの上位球団が有利になる制度ですが、下位球団にも日本シリーズ進出の可能性が残されています。

2026年のDeNAは、この仕組みによって3位からCSに出場し、2位の巨人と1位の阪神を破りました。

なお、2026年からは一定の条件に該当した場合、ファイナルステージのアドバンテージが2勝になる新ルールも導入されています。DeNAの場合はその条件に該当せず、阪神に1勝のアドバンテージが与えられる通常方式で行われました。

出典:NPB「2026年 セ・パ クライマックスシリーズについてのお知らせ」


DeNAはCS2026で6連勝|巨人・阪神との全試合結果

DeNAは2026年10月10日に開幕したCSファーストステージから、10月17日のファイナルステージ第4戦まで、実際に行われた6試合すべてに勝利しました。

ファーストステージでは巨人に2連勝し、ファイナルステージでは阪神に4連勝しています。

全6試合の結果は次のとおりです。

日程ステージ対戦相手結果
10月10日ファースト第1戦巨人DeNA 2-1 巨人
10月11日ファースト第2戦巨人DeNA 4-1 巨人
10月14日ファイナル第1戦阪神DeNA 2-0 阪神
10月15日ファイナル第2戦阪神DeNA 1-0 阪神
10月16日ファイナル第3戦阪神DeNA 4-0 阪神
10月17日ファイナル第4戦阪神DeNA 8-5 阪神

ファーストステージは東京ドーム、ファイナルステージは阪神甲子園球場で行われました。

つまり、DeNAは本拠地の横浜スタジアムでは1試合も戦わず、敵地で6連勝して日本シリーズ進出を決めたことになります。

全6試合の得点を合計するとDeNAが21得点、相手の得点は7点でした。

特に阪神とのファイナルステージでは、第1戦から第3戦まで3試合連続で完封勝利を記録しています。

10月17日の第4戦では5点を失いましたが、9回に逆転し、8対5で勝利しました。

投手陣が相手打線を抑えた試合と、打線が逆転した試合の両方で勝ち切ったことが、今回の6連勝の特徴です。

なお、CSでの無敗の6連勝による日本シリーズ進出は、ファーストステージの初戦から勝ち続けた記録として史上初と報じられています。

出典:横浜DeNAベイスターズ公式「2026 JERA クライマックスシリーズ セ」、日刊スポーツ「史上初のCS6連勝で日本シリーズ進出」


阪神には1勝のアドバンテージがあったのになぜ負けた?

2026年のセ・リーグ優勝球団は阪神です。そのため、阪神はCSファイナルステージで、試合が始まる前から1勝のアドバンテージを持っていました。

このアドバンテージは、レギュラーシーズンで優勝した球団を優遇するための制度です。

通常のファイナルステージでは、アドバンテージを含めて先に4勝した球団が日本シリーズに進出します。

2026年の場合、阪神は実際の試合で3勝すれば突破できる一方、DeNAは4勝する必要がありました。

しかし、実際の試合ではDeNAが阪神に4連勝しました。

時点DeNA阪神
試合開始前0勝1勝(アドバンテージ)
第1戦終了1勝1勝
第2戦終了2勝1勝
第3戦終了3勝1勝
第4戦終了4勝1勝

阪神は最初から1勝を持っていましたが、実際に行われた4試合では1勝もできませんでした。

そのため、DeNAが4勝に到達した時点でシリーズの決着がつき、第5戦と第6戦は開催されませんでした。

「DeNAは6連勝したのに、ファイナルステージの対戦成績が4勝1敗になっている」という表記は、阪神のアドバンテージ1勝が含まれているためです。

DeNAがファイナルステージで実際に1敗したという意味ではありません。

今回のCSでは、DeNAが巨人との2試合、阪神との4試合にすべて勝利しています。


CS2026の新ルールとは?アドバンテージが2勝になる条件

2026年のクライマックスシリーズでは、ファイナルステージのルールが一部変更されました。

これまでリーグ優勝球団に与えられるアドバンテージは原則1勝でしたが、2026年からは一定の条件を満たした場合、2勝に増える制度が導入されています。

変更の対象となるのは、ファーストステージを勝ち抜いた球団のレギュラーシーズン成績です。

具体的には、次のいずれかに該当すると、リーグ優勝球団のアドバンテージが2勝になります。

  • 条件①:リーグ優勝球団とファーストステージ勝者のゲーム差が10ゲーム以上ある場合
  • 条件②:ファーストステージ勝者のレギュラーシーズン勝率が5割未満の場合

どちらか一方に該当すれば、アドバンテージは2勝になります。両方に該当しても、アドバンテージが3勝になるわけではありません。

また、2勝のアドバンテージが適用される場合は、ファイナルステージが最大7試合制となり、アドバンテージを含めて先に5勝した球団が勝ち抜けます。

従来方式との違いは、次のとおりです。

項目通常方式新ルール適用時
優勝球団のアドバンテージ1勝2勝
最大試合数6試合7試合
勝ち抜けに必要な合計勝利数4勝5勝
優勝球団が実際の試合で必要な勝利数原則3勝原則3勝
下位球団が実際の試合で必要な勝利数原則4勝原則5勝

つまり、2勝のアドバンテージが適用されると、ファーストステージを勝ち上がった球団は、さらに多くの試合に勝たなければ日本シリーズへ進出できなくなります。

ただし、通常方式と新ルールのどちらでも、引き分けや中止によって所定の試合を消化できない場合には、勝利数や上位球団を優先する規定が適用されます。

DeNAは2026年のレギュラーシーズンで、勝率.507、首位阪神とのゲーム差7.5という成績でした。

そのため、2勝のアドバンテージが適用される条件には該当せず、阪神のアドバンテージは通常の1勝となっています。

出典:NPB「2026年 セ・パ クライマックスシリーズについてのお知らせ」(2026年8月24日)


DeNAはなぜ2勝のアドバンテージを回避できた?シーズン最終戦が重要だった

2026年のDeNAが日本シリーズに進出するまでの経緯では、レギュラーシーズン最終盤の戦いも重要でした。

DeNAは9月22日の中日戦に勝利し、5年連続となるCS進出を決めています。

しかし、CS進出が決まった段階では、2026年から導入された新ルールによって、ファイナルステージで不利な条件が適用される可能性が残っていました。

9月29日時点では勝率5割で、首位阪神とのゲーム差も8.5。残り試合の結果によっては、リーグ優勝球団に2勝のアドバンテージが与えられる条件に該当するおそれがありました。

そこで重要になったのが、10月3日と4日のレギュラーシーズン最後の2試合です。

10月3日:巨人に5対2で勝利

この勝利によって、DeNAはシーズン勝率5割以上を確定させました。

10月4日:阪神に2対1でサヨナラ勝利

最終戦ではリーグ優勝した阪神を破り、首位とのゲーム差が10未満になることも確定しました。

この結果、DeNAは71勝69敗3分、勝率.507、首位とのゲーム差7.5でレギュラーシーズンを終了しています。

新ルールの2つの条件にどちらも該当しなかったため、阪神のアドバンテージは1勝にとどまりました。

もちろん、アドバンテージを回避できたことだけでCS6連勝が決まったわけではありません。実際の試合で巨人と阪神を破ったことが、日本シリーズ進出の直接的な理由です。

ただし、DeNAがレギュラーシーズン最終盤まで勝利を重ねたことは、CSを通常の1勝アドバンテージで戦う条件を満たすうえで重要だったといえます。

出典:日刊スポーツ「DeNA、阪神にサヨナラ勝ちでCSアドバンテージを回避」(2026年10月4日)、NPB公式順位表


DeNAはなぜCSで6連勝できた?阪神を3試合連続完封した投手陣

DeNAがCSで6連勝できた理由を試合結果から考えると、特に大きかったのが投手陣の安定した働きです。

ファーストステージでは巨人を2試合合計2失点に抑え、2対1、4対1で連勝しました。

さらに阪神とのファイナルステージでは、最初の3試合で相手打線をすべて無得点に抑えています。

  • 10月14日:阪神に2対0で完封勝利
  • 10月15日:阪神に1対0で完封勝利
  • 10月16日:阪神に4対0で完封勝利

この3試合では、阪神に合計1点も与えていません。

10月15日の第2戦は、わずか1点のリードを守り切る接戦でした。

この試合では7投手による完封リレーを記録し、日刊スポーツによると、敵地での2試合連続完封勝利はプレーオフ・CS史上初でした。

10月16日の第3戦では、ドラフト4位ルーキーの片山皓心投手が7回2安打無失点の好投を見せ、阪神打線を抑えています。

この試合では佐野恵太選手の3ラン本塁打や牧秀悟選手のソロ本塁打などで4点を奪い、投打がかみ合った形で日本シリーズ進出に王手をかけました。

レギュラーシーズンでは阪神に12勝13敗と負け越していたDeNAですが、CSでは相手打線を封じながら接戦を制しました。

こうした結果から、投手陣が失点を抑え、少ない得点でも勝利につなげたことが、6連勝の大きな要因の一つだったと考えられます。

ただし、CSの勝因を投手力だけに限定することもできません。10月17日の最終戦では、5点を失いながら打線が逆転し、勝利しています。

出典:日刊スポーツ「ブルペン陣が大一番で役割全う」(2026年10月15日)、日刊スポーツ「新人監督でCS5連勝は初」(2026年10月16日)


阪神との第4戦は9回に逆転|三森大貴の決勝打で日本シリーズ進出

2026年10月17日のCSファイナルステージ第4戦では、それまでとは異なり、DeNAが苦しい試合展開から逆転勝利を収めました。

甲子園で行われたこの試合は、DeNAが初回に先制したものの、阪神に追いつかれ、その後は両チームが得点を重ねる展開になりました。

DeNAは4回に成瀬脩人選手の2ラン本塁打などでリードしましたが、阪神に逆転を許し、7回終了時点で3対5と2点を追う状況でした。

しかし、8回に1点を返すと、9回には一挙4得点を奪います。

特に重要だったのが、9回2死二、三塁の場面で放った三森大貴選手の2点適時打です。

この一打でDeNAは6対5と逆転。その後、井上朋也選手と林琢真選手にも適時打が生まれ、リードを3点に広げました。

最終的に8対5で勝利し、阪神とのファイナルステージを4連勝で突破しています。

最初の3試合は完封勝利、第4戦は終盤の逆転勝利という異なる勝ち方で、日本シリーズ進出を決めたことが今回のCSの特徴です。

また、2026年は相川亮二監督にとって就任1年目のシーズンでした。新人監督としてCSファーストステージ初戦から6連勝を記録したことも、大きな話題となりました。

出典:NPB「2026年10月17日 阪神対DeNA 試合速報」、TBS NEWS DIG「DeNA、下克上で2年ぶり日本シリーズ進出」(2026年10月17日)


CS2026のMVPは誰?牧秀悟が最優秀選手賞を受賞

2026年のセ・リーグCSでは、DeNAの牧秀悟選手が最優秀選手賞を受賞しました。

また、度会隆輝選手は「灯セ、みんなで。」JERA賞に選ばれています。

DeNA球団は10月17日、両選手の受賞を公式サイトで発表しました。

牧選手はCSファイナルステージ第3戦で本塁打を放つなど、打線の中心としてチームの勝利に貢献しています。

一方、今回の6連勝は特定の選手だけによって達成されたものではありません。

阪神を3試合連続で完封した投手陣、第4戦の逆転打を放った三森選手、接戦で得点を奪った打線など、複数の選手の働きが重なっています。

牧選手がCSの最優秀選手賞に選ばれたことは事実ですが、各試合の勝因を考えるうえでは投手陣やほかの打者の貢献も重要です。

なお、この最優秀選手賞はセ・リーグCSの表彰であり、日本シリーズのMVPとは別です。

出典:DeNA球団公式「牧秀悟選手が最優秀選手賞、度会隆輝選手がJERA賞を獲得」(2026年10月17日)


DeNAの下克上は何回目?2017年・2024年との違い

DeNAがレギュラーシーズン3位から日本シリーズに進出するのは、今回が初めてではありません。

2017年と2024年にも、3位からCSを勝ち抜いて日本シリーズに出場しています。

今回の2026年を含めると、DeNAはレギュラーシーズン3位から3度目の日本シリーズ進出となります。

特に2024年は、リーグ3位から日本一まで勝ち上がったことで注目を集めました。

各年の結果を比較すると、次のようになります。

年リーグ順位CSの対戦相手日本シリーズの結果
2017年3位阪神・広島ソフトバンクに敗退
2024年3位阪神・巨人ソフトバンクに4勝2敗で日本一
2026年3位巨人・阪神ソフトバンクと対戦中(10月27日時点)

2017年は、CSファーストステージで阪神を破り、ファイナルステージではリーグ優勝した広島にも勝利しました。日本シリーズではソフトバンクに2勝4敗で敗れています。

2024年は、ファーストステージで阪神に2連勝し、ファイナルステージで巨人を破って日本シリーズ進出を決めました。

さらに日本シリーズでは、ソフトバンクに2連敗した後、4連勝して日本一に輝いています。

一方、2026年はCSファーストステージから6試合すべてに勝利しました。

2024年もCSの序盤は5連勝しましたが、ファイナルステージでは敗戦も経験しています。

そのため、2017年・2024年・2026年はいずれも3位から日本シリーズへ進出した点で共通していますが、CSの全試合を無敗で突破したのは2026年だけです。

なお、レギュラーシーズン3位から日本シリーズに進出した例は、DeNA以外にも2010年のロッテがあります。ロッテはその年、日本一になっています。

出典:NPB「2017年DeNAの下克上」、NPB「2024年CSファイナルステージ回顧」、NPB「SMBC日本シリーズ2024」


2024年と2026年のDeNAは同じ成績?71勝69敗3分の共通点

今回の日本シリーズ進出では、2024年と2026年のDeNAに興味深い共通点があることも話題になっています。

実は、2024年と2026年のDeNAは、レギュラーシーズンの最終成績がどちらも71勝69敗3分で、まったく同じでした。

しかも、両年ともセ・リーグ3位からCSを勝ち抜き、日本シリーズに進出しています。

項目2024年2026年
DeNAのリーグ順位3位3位
レギュラーシーズン成績71勝69敗3分71勝69敗3分
勝率.507.507
CSファーストの対戦相手阪神巨人
CSファイナルの対戦相手巨人阪神
CSの実際の試合敗戦あり6戦全勝
日本シリーズの相手ソフトバンクソフトバンク
日本シリーズの結果DeNAが日本一開催中(10月27日時点)

さらに、対戦するソフトバンクも2024年と2026年で、レギュラーシーズンの成績が91勝49敗3分と同じでした。

ただし、同じ成績だったからといって、2026年も2024年と同じ結果になるわけではありません。

監督や出場選手、相手チームの戦力、試合展開などは異なります。

2024年のDeNAは三浦大輔監督のもとで日本一を達成しましたが、2026年は相川亮二監督がチームを率いています。

また、2024年の日本シリーズではDeNAが最初の2試合に敗れた後、4連勝で逆転優勝しました。

2026年も同じ対戦カードとなっていますが、シリーズの結果は実際の試合で決まるものであり、過去の共通点だけで予測することはできません。

それでも、同じ71勝69敗3分の3位から再び日本シリーズへ進出したことは、DeNAの2026年を振り返るうえで興味深い記録です。

出典:日刊スポーツ「24年と同じ71勝69敗3分で3位からの下克上」(2026年10月10日)、NPB「日本シリーズ2024」


リーグ3位からの日本シリーズ進出はおかしい?CS制度への賛否

DeNAが2026年のCSを6連勝で突破したことで、リーグ3位の球団が日本シリーズに進出する仕組みについても議論が起きています。

特に、レギュラーシーズンで優勝した阪神が日本シリーズへ進めなかったことから、長期間のリーグ戦で最も多く勝った球団をもっと優遇すべきだという意見もあります。

一方、クライマックスシリーズは、レギュラーシーズンの順位に応じた条件を設けたうえで、上位3球団が日本シリーズ進出を争う制度として運用されています。

この仕組みには、シーズン終盤まで複数球団がCS進出を争うことで、順位争いや試合への関心を維持しやすくなるという考え方もあります。

ただし、143試合の成績を重視するべきか、ポストシーズンの短期決戦を重視するべきかについては、ファンの間でも評価が分かれるところです。

2026年からアドバンテージが条件付きで2勝に増えたことも、リーグ優勝球団をどの程度優遇するかという問題に関係しています。

今回のDeNAは、レギュラーシーズンで勝率5割以上を確保し、阪神とのゲーム差も10未満だったため、従来の1勝アドバンテージで対戦しました。

そして、実際の試合で4連勝して日本シリーズ進出を決めています。

CS制度そのものへの賛否と、DeNAが規定に従って日本シリーズ進出を決めたという事実は、分けて考える必要があります。

2026年のセ・リーグ優勝は阪神であり、CSを勝ち抜いたセ・リーグ代表はDeNAです。どちらの結果も、それぞれの大会のルールに基づいて決定されています。


DeNAは2026年の日本一も決めた?リーグ優勝・CS突破との違い

DeNAが10月17日に決めたのは、セ・リーグのCS突破と日本シリーズへの進出です。

この時点で日本一が決定したわけではありません。

日本シリーズでは、セ・リーグとパ・リーグのCSを勝ち抜いた球団が対戦し、原則として先に4勝した球団が日本一になります。

2026年は、DeNAとソフトバンクが日本シリーズで対戦しています。

整理すると、次のようになります。

・セ・リーグのレギュラーシーズン優勝:阪神タイガース
・セ・リーグCS突破:横浜DeNAベイスターズ
・日本シリーズ進出:DeNAとソフトバンク
・日本一:日本シリーズの勝者が決定

そのため、ニュースで「DeNAがCS優勝」「DeNAが日本シリーズ進出」と報じられていても、セ・リーグのレギュラーシーズンで優勝したという意味ではありません。

また、2024年のDeNAはリーグ3位から日本一になっていますが、2026年も同じ結果になることが確定したわけではありません。

2026年の日本シリーズの日程、テレビ放送、TVerなどの無料配信については、関連記事「日本シリーズ2026の放送・配信日程|DeNA対ソフトバンクの視聴方法」で詳しく整理しています。


まとめ|DeNAが3位から日本シリーズに進めたのはCS6連勝と新ルール回避がポイント

横浜DeNAベイスターズは、2026年のセ・リーグを71勝69敗3分、勝率.507の3位で終えました。

しかし、レギュラーシーズン上位3球団が日本シリーズ進出を争うクライマックスシリーズで、2位の巨人に2連勝、1位の阪神に4連勝し、実際に行われた6試合すべてに勝利しました。

ファーストステージ初戦から無敗で6連勝し、日本シリーズへ進出するのは史上初とされています。

2026年からは、条件によってリーグ優勝球団のアドバンテージが2勝になる新ルールが導入されましたが、DeNAはレギュラーシーズン最終盤に勝率5割以上と首位から10ゲーム差未満の条件を確保し、その適用を回避しました。

そのうえでCSでは、阪神を3試合連続で完封するなど投手陣が安定した働きを見せ、第4戦では9回に逆転して日本シリーズ進出を決めています。

また、DeNAがレギュラーシーズン3位から日本シリーズに進むのは、2017年、2024年に続いて3度目です。

2024年と2026年は、レギュラーシーズンの成績がともに71勝69敗3分という共通点もあり、再びソフトバンクとの日本シリーズに臨んでいます。

ただし、レギュラーシーズンの優勝球団は阪神であり、日本シリーズに進出したDeNAがセ・リーグ優勝球団になったわけではありません。

今回のDeNAの日本シリーズ進出は、CSという制度によって3位にも出場機会が与えられていることに加え、実際の短期決戦で巨人と阪神を破ったことによって実現したものです。

リーグ戦とCSの違い、2026年からの新ルール、そして6連勝の試合内容を整理すると、3位のDeNAが日本シリーズに進出できた理由が分かります。


主な参考資料と確認日

情報確認日:2026年10月27日。日本野球機構(NPB)の2026年セ・リーグ公式戦成績、CS開催概要と新ルール、DeNA球団公式のCS全6試合結果、10月17日の日本シリーズ進出発表、2017年・2024年のCS・日本シリーズ記録、スポーツ各紙の報道を確認しています。

DeNAは2026年のセ・リーグを3位で終え、CSファーストステージから実際の試合で6連勝し、日本シリーズ進出を決めました。2026年から導入された2勝アドバンテージの条件には該当せず、阪神に1勝のアドバンテージが与えられる方式でファイナルステージが開催されています。

記事中の勝敗や順位、CSの結果は確定した記録です。一方、6連勝につながった要因については、試合内容と公式記録に基づく分析を含みます。2026年の日本シリーズは10月27日時点で開催中であり、本記事では日本一が確定したものとして扱っていません。

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