UFC Vegas 113の大会前に、アミル・アルバジの試合前インタビュー(記者との質疑応答)が行われました。
インタビューでは、モレノ戦で自分の力を出し切れなかった理由や、長期離脱と手術を経て「本来のアルバジ」に戻るという意識、ドバイに拠点を移してキャンプ環境を変えた狙い、そして今回対戦する堀口恭司についての印象(リスペクトはあるが崇拝はしない、相手も自分も同じ人間だという視点)などを、かなりストレートに語っています。個人的には「勝つために何を変えたのか」と「堀口をどう見ているのか」が一番興味深い内容でした。
そこで今回は、そのアルバジの試合前インタビューを確認するために英文テキスト化したものをベースに、AIを使って最初から最後まで日本語に翻訳しました。
これはあくまでも自分用に翻訳して読んでいるメモなのですが、同じように「アルバジが堀口について何を話したのか」「試合に向けてどんなメンタルでいるのか」を全文で確認したい人もいるかもしれないので、記事として残しておきます。
もし、アルバジのコメントを全文でチェックしたい方がいれば、下記にまとめていますので参考になれば幸いです。
再度記載しておきますが、これはあくまで自分用でいつもやっているインタビューのチェック方法で、個人的に読むために作成している翻訳文になります。文字起こし由来の誤字や聞き取り違いもあり得るため、実際のニュアンスと多少ズレる可能性がある点はご了承ください。
ヴォルカノフスキーの試合直後インタビュー(UFC324)日本語訳全文まとめ
記者: やあアルバジ、ファイトウィークうれしいです。
アルバジ: こんにちは、ありがとう、ありがとう。
記者: 今回は面白い状況ですよね。あなたは「もう少しで壊滅的、下手をするとキャリア終了レベル」とも言える大きな怪我から戻ってきた。さらにモレノ戦は自分でも納得できない内容だったと思うんですが、今回またチャンスが来た。
この試合の話に入る前に聞きたいんですが、モレノ戦って、あの怪我の影響があったと思いますか? いわゆるリングラスト(実戦の勘が鈍る感じ)みたいなものとか。今回に向けて、それを克服できた感覚はあります?
アルバジ: リングラストだったかどうかは分からないけど、あの試合で自分が出来が悪かったのは間違いない。正直、俺が“本当のアルバジ”を見せられなかった。オリジナルのアルバジっていうかね。
だから今ここにいられて嬉しいよ。やっとみんなに「これが本当のアルバジだ」って見せられる。俺はこの階級の問題児なんだってことを。土曜が待ちきれないよ。
記者: あなたは「中でいじめる(ブルーイーになる)」って表現もしてましたよね。力を見せつけたい、と。じゃあ“アルバジがオクタゴンでいじめる”って、具体的にはどういう状態なんですか?
アルバジ: 俺はいつだって、ケージに入ったらそうだよ。外ではナイスガイだけど、ケージに入ったら人を傷つけに行く。暴力を持ち込む。
「暴力をまたカッコよくする」って感じだな。そういうものをいつもテーブルに出してる。モレノ戦では、それが足りなかったと思う。
記者: 前の試合から、グラップリングの大会にも出て忙しくしてましたよね。今回の試合でもそれを活かす? もしかしてグラップリング寄りのアプローチになりますか?
アルバジ: 全部やるよ。でも間違いなくルーツに戻る。競技としてもそうだし、試合以外でも、できるだけたくさん試合に出たいと思ってる。
記者: 堀口選手は長いこと第一線にいますよね。あなた自身も「昔マイティ・マウスと戦ってたのを見た」って言ってたし、ファンだったと。彼の“長持ちする強さ”というか、こうしてハイレベルで戦い続けられる理由についてどう見てます?
アルバジ: 彼は本当に長い間やってる。だから俺が堀口を知らないって方が不自然だよ。俺はこのスポーツのガチのファンだし、自分の階級の選手はだいたい知ってる。
彼はベテラン。だけど、過去のインタビューでも言ったけど、俺は彼を崇拝してるわけじゃないし、神棚に置くような存在でもない。結局、俺にも腕が2本脚が2本ある。俺らは同じように血が出る。だから、まあ見れば分かるよ。
記者: これは以前あなたが話してたエピソードで、知らない人も多いと思うんですが、ぜひ多くの人に聞いてほしい話です。あなたは幼い頃にスウェーデンに行って、いじめに遭って、そこで偶然UFCをテレビで見て…という流れが今につながっていると。
UFCメディアデーでこの大きな場なので、あらためて簡単に話してもらえますか?
アルバジ: うん。俺はイラクからスウェーデンに移ったんだけど、新しい国で、いろんな場所に引っ越して、治安の良くない環境で暮らした。で、学校でも学校の外でも、喧嘩がめちゃくちゃ多かった。
自分でも言うけど、結構それを楽しんでた部分がある(笑)。人を殴り倒すのは好きだったけど、殴り倒されるのは嫌だった。
ある日、たまたまテレビでUFCを見たんだよ。それで「よし、こういうのを学ばないと」って思った。自分を守るためにね。多分それが助けになった。そういう感じでMMAに入っていった。
記者: 去年の8月には平良選手と戦う予定でしたよね。でもメディカルクリア(出場許可)が下りず実現しなかった。あれは首の怪我や手術が関係していたんですか?
アルバジ: いや、首の怪我とは関係ない。別の理由で、そこはあまり話したくない。
ただ、最悪だったのは、手術が続いたことだよ。カラ・フランスの後に手術をして、そのあと心臓の手術もして、モレノ戦が決まる前に首の手術もして…。
やっと戻ってきて、長い間マッチアップを待って、ようやく平良戦が決まったのに、メディカルクリアが下りなかった。
でも全部過去だよ。今は戻ってこれたことが嬉しい。ベガスに戻れて、ここに座っていられて、土曜にちゃんと試合ができるのが本当に楽しみ。男と戦えるのが楽しみなんだ。
記者: それで、キャンプをドバイに移したのは何がきっかけだったんですか?
アルバジ: もともと変化を入れたいと思ってた。満足してない部分があって、取り戻したいものがあった。さっき言ったみたいに、ルーツに戻って“本来のアルバジのスタイル”を出したかった。
それでドバイでウッシー(Oussie)コーチに出会って、Atrius Training Centerで練習してる。小さくていいクルーで、まとまったチームだよ。変化にはすごく満足してる。
記者: 小さいチームの方が好きなんですか?
アルバジ: うん、絶対そっちの方がいい。俺はもともと小さいチームで準備してきたからね。大きいチームも試したけど、メリットもあればデメリットもある。俺には小さいチームの方が合ってると思う。
記者: じゃあ軽く一つ。ここにいるみんなに「イラクのケバブが最高」って理由を説明してもらえます?(笑)
アルバジ: 兄弟、イラク料理は一回食べたら戻れないよ。試合が終わったら、イラクのケバブ食べたい人がいたら…堀口にあげようかな(笑)。
記者: それは面白い(笑)。いつかレストラン開いたり?
アルバジ: いや、戦って食べる方が楽だね(笑)。
記者: ここに来てから、だいたい年に1回くらいしか試合ができてないですよね。あなたは年2〜3回戦いたいって言ってたけど、それができないフラストレーションは大きいですか?
アルバジ: うん、めちゃくちゃキツい。でもそれは俺のコントロール外でもある。
俺と練習した人、コーチ、チームメイトなら分かるけど、俺は本当にハードに練習する。できる限り時間を突っ込むし、オフシーズンなんて滅多にない。
でもそれが同時に“アキレス腱”にもなってた。だから今は、俺を理解してくれるチームとコーチを見つけた。準備の仕方も、俺のやり方も、そこが違う。
これからはもっと頻繁に試合してる俺を見せられると思うよ。間違いなく。
記者: 練習しすぎが怪我につながって、結果として試合ができなかった、という面もある?
アルバジ: その通り。でも正直、ジムで全部出し切るより、試合して金をもらう方が楽しいに決まってる(笑)。
記者: 階級全体についてはどう見てます? いまジョシュア・ヴァンが王者で、ちょっと変な怪我(※発言が不明瞭)もあったりして状況も動いてますよね。階級の流れについて、そしてマネル・ケイプが次の挑戦者になるべきだと思いますか?
アルバジ: 階級は結構変わったよ。長く離れてて、また戦うとなると、モレノと戦ってた頃とは景色が全然違う。
でも正直、俺はそこにあまり集中してない。自分のことだけに集中してる。今の俺の焦点は土曜の堀口、それだけ。
その試合が終わったら他の選択肢も見えるだろうけど、今は堀口しか頭にない。
記者: 堀口に勝つことは、あなたのキャリアや2026年にとってどんな意味を持ちますか?
アルバジ: 俺は勝つだけじゃ足りない。勝って、名前を“混ぜる”っていうか、タイトル戦線に割り込む。
そのためにはフィニッシュしかない。判定狙いとかじゃない。俺はフィニッシュを獲りに行く。
記者: 幸運を祈ります。ちなみに堀口にも聞いたんですが、あなたのグラップリングも総合力も高い、手も良い、すごく完成された選手だと言っていました。
あなたから見て堀口の一番危険なところはどこですか? 試合の立ち上がりで何に集中すべき?
アルバジ: 彼も完成されたファイターだよ。MMAの全局面で強い。速いし、クイックだしね。
でもそれに対処する方法もある。俺には俺の戦略がある。いい試合になるよ。みんな見てくれたらいいな。花火みたいな展開になると思う。
記者: 先の話になるけど、まずこの試合が一番大事なのは分かってます。とはいえ、再戦したい相手とかは頭にあります? モレノとやり直したい?
アルバジ: もちろん。ファイターなら誰でもそうだけど、これで飯食ってるわけだし、取り返すのは気持ちいい。
でも今それを考えてない。今は堀口。終わったら階級の状況を見て次を考える。
記者: 土曜の幸運を。ありがとう。
じゃあフォローで。堀口は長年この世界にいるけど、あなたにとって“研究した”“憧れた”“意識してた”選手でした? いつか交差すると思ってた? 実際に対戦が決まって驚きましたか?
アルバジ: 驚きはないよ。彼も長いけど、俺も長い。俺は13歳から練習してるし、もうこの世界で20年近くやってる。
確かに彼は俺より長くスポットライトにいた。でも俺にとっては、見たことのないものじゃないし、対処できない相手でもない。土曜の夜に分かるよ。
記者: 楽しみです。カードを見た瞬間に「これは金払う価値ある試合だ」って分かるハイレベルマッチですよね。
準備という意味では、Apexはあなたにとって“ホーム”に近い。Apexで試合した経験もあるし、ここでの安心感や、いわばホームアドバンテージはありますか?
アルバジ: あるよ。俺はここに2年住んでたし、Apexでも何度も戦ってる。全部分かる。会場の見え方も流れも、バックヤードも、どう動くかも。だから安心感はある。間違いなくね。
記者: もう一度モレノ戦の話に戻ります。両者の視点を聞ける機会ってあまりないけど、あの試合から得た一番の学びは何ですか? あなたは“学生”タイプのファイターだし、何も得てないわけがないですよね。
アルバジ: もちろん、得たものは多い。
一番は、考えすぎないこと。アルバジを戦わせること。体を自然に動かして、自分が一番得意なことをやる。
それで勝てるって信じる。今までずっとそれで勝ってきた。
でもあの試合は、ためらいすぎたし、考えすぎた。長いブランクとか他の要因かもしれないけど、そこが一番ダメだったところだと思う。
記者: “力を抜いて戦う”って大事ですよね。ジョルジュ・サンピエールも「多くの選手がキャリアを練習で失った」って言ってました。
練習をやりすぎないように一歩引いて、長くキャリアを続けて、ファンに試合を見せられるようにする――それを言えるのは素晴らしいです。ジムでしか見られない消耗より、試合で見せたいですもんね。
アルバジ: そうだよ。正直、ジムのラウンドじゃ金もらえないし(笑)。
あれは準備のためだけ。俺の最高のラウンドは、ファンの前で出したい。
ファンの歓声とか、どよめきが聞こえる瞬間が最高なんだ。だから俺は戦い始めた。
これからもっとUFCのケージで戦ってる俺を見せたいし、次は大きな会場で大観衆の前がいいね。そうなったら最高だよ。
記者: 2026年は大きいアリーナで見たいですね。まずは土曜、新しい自分での試合に期待してます。
アルバジ: 本当にありがとう。
記者: Apexも少し仕様が変わって席が増えるらしいです。以前のApexを知ってるあなたとしては、新しいApexを見るのは楽しみですか?
アルバジ: うん、でも正直それは考えてない。ケージに入ったら俺は堀口と戦うことしか見てない。観客が50人でも200人でも、俺には関係ない。
記者: 観客が盛り上げてくれると燃える、って選手は多いですけど、あなたは集中しすぎてて、空っぽの部屋でも同じに見えますね。
アルバジ: もし観客がいないとスイッチ入らないなら、それは理由が違うかもしれない。
俺は誰もいなくても100%行くし、満員のアリーナで何千人いても100%行く。そこは俺にとって何も変わらない。
記者: 最高ですね。よし、ありがとう。
まとめ
以上が、UFC Vegas 113の大会前に行われたアルバジの試合前インタビュー(記者との質疑応答)を、全文AIで日本語に翻訳したテキストになります。
このインタビューで特に印象的だったのは、アルバジがモレノ戦について「本来の自分を出せなかった」「考えすぎて動けなかった」とハッキリ認めた上で、今回は「暴力を持ち込む」「ケージの中では“いじめる側”になる」という原点回帰のスタンスを強く打ち出していた点ですね。長期離脱や手術続きで思うように試合ができなかった分、土曜は“取り戻しに行く試合”なんだなという熱量が伝わってきました。
中でも気になるのは、
「考えすぎないで、アルバジを戦わせる。体に任せて、自分の得意なことをやる」
というニュアンスの発言です。これって精神論っぽく見えて、実際はかなり現実的で、「練習でやりすぎて怪我をしてきた」「ジムのラウンドでは金は出ない」という自己分析まで含めて、戦い方もキャリアの作り方も一段階アップデートしようとしている感じがしました。
そして、今回の相手である堀口恭司についても、リスペクトはしつつ「崇拝はしない」「相手も自分も同じ人間」という距離感で語っていたのが印象的でした。長く第一線にいる相手だからこそ、過剰に持ち上げずに冷静に向き合う――アルバジのメンタルの作り方がよく出ていたと思います。
非常にコンディションとモチベーションの高さが良いように伺えますので日本の堀口恭司を応援するファンにとっては怖いという気持ちも芽生えるインタビューとなっていました。
個人的には、このインタビューを読んで「今回は判定でまとまる気がない」「とにかくフィニッシュで存在感を取り戻す」という意志がかなり明確に感じられました。Apexという環境や観客の人数には左右されないと言い切っていたのも含めて、試合当日の入り方は注目ですね。

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