現在の伊東市は非常に混乱した状態にあります。その理由としては伊東市長の田久保真紀市長の学歴詐称問題が発端となっており、市政が約3ヵ月間完全に止まってしまっていることにあります。
その渦中の中で改めてまとめおきたいことが、現在田久保市長に対して提出されている刑事告発の件です。
今現在、複数の刑事告発が田久保市長へ向けられており状況がこんがらがっている状況だと思います。この記事では改めて今現在、田久保市長に関する刑事告訴で受理された告発をまとめ、その内容も簡単に解説いたします。
現在の田久保真紀市長に関する刑事告訴で受理された告発まとめ
以下に記載するのは現在の田久保市長を刑事告発した件で警察に受理されたと報道されている告発のまとめになります。
現在までに受理された田久保真紀市長に関する刑事告発の一覧
1) 公職選挙法違反(虚偽事項の公表)
- 内容:選挙前に報道機関へ提出した経歴調査票に「東洋大学卒業」と記載した点についての違反疑い。
- 申立人:市民(報道ベース)。
- 受理:静岡県警伊東署がすでに受理。関係者の事情聴取も開始済み。 (朝日新聞)
公職選挙法違反(虚偽事項公表罪)の罰則について
- 該当条文: 公職選挙法第235条第2項(候補者の経歴に関する虚偽事項を公表した場合)。
- 罰則: 4年以下の懲役または禁錮、または100万円以下の罰金。
- 詳細: 市長選前に報道機関へ提出した経歴調査票に「東洋大学卒業」と虚偽記載した疑い。公職の候補者に関し虚偽の事項を公にした場合に適用され、有罪確定時は当選無効や被選挙権喪失(5年間)も伴います。
2) 地方自治法違反(百条委関連の4件:出頭拒否・記録提出拒否・証言拒否・虚偽証言)
- 内容:市議会の百条委員会調査に対する対応をめぐる4事由。
- 申立人:伊東市議会(議会としての刑事告発)。
- 内容: 百条委員会での以下の4行為
- 出頭拒否
- 記録(卒業証書など)の提出拒否
- 証言拒否
- 虚偽証言
- 「6月28日に卒業していない事実を初めて知った」などの陳述
- 「議長と副議長に対して卒業証書を19.2秒見せたのでチラ見せではない」などの陳述
- 受理:2025年9月1日、市議会で告発議案可決後、即日提出され静岡県警伊東署が告発状を受理(これが警察の正式受理3件目)。同日、不信任決議案も全会一致可決。 (朝日新聞, FNNプライムオンライン, テレビ静岡)
- 背景: 市議会が疑惑調査で市長の非協力姿勢を問題視し、刑事告発を決定。不信任決議も併せて可決。
地方自治法違反の罰則について
- 根拠条文:地方自治法 100条
- 出頭拒否/記録提出拒否/証言拒否(正当理由なし):
6か月以下の拘禁刑または10万円以下の罰金。 神戸市公式サイト市川市ホームページ - 宣誓後の虚偽陳述:
3か月以上5年以下の拘禁刑。 ウィキブックス議員NAVI:議員のためのウェブマガジン
- 出頭拒否/記録提出拒否/証言拒否(正当理由なし):
3) 有印偽造私文書等行使(ほか虚偽公文書作成等も指摘された同一の告発状)
- 内容:「卒業証書」とされる資料の“チラ見せ”に関し、有印偽造私文書等行使の疑い等を指摘。告発状には虚偽公文書作成・同行使の疑いも含まれていると報道。
- 申立人:千葉県在住の公務員男性(報道ベース)。
- 受理:2025年9月1日、静岡県警が告発状を受理。 (テレビ静岡)
有印偽造私文書等行使の罰則について
有印私文書偽造(刑法159条1項):
3か月以上5年以下の拘禁刑(=罰金の選択肢はなし)。 刑事事件に強い弁護士へ今すぐ相談 – ベリーベスト法律事務所
偽造私文書等行使(刑法161条):
前二条と同一の刑=上記と同等(有印であれば3か月以上5年以下の拘禁刑)。 日本法令外国語訳データベース
補足(用語と位置づけ)
- 「受理」=捜査開始の入口であり、起訴・有罪を意味しません。以後は警察が捜査し、検察が起訴の要否を判断します。
- 本件ではメディアにより「告訴」「告発」の表現が混在していますが、**被害者本人の申立てが『告訴』、第三者の申立てが『告発』**という法的区分があります。報道本文は多くが「刑事告発」と記載しており、上記1)〜3)もその趣旨で取り扱われています。 (朝日新聞, FNNプライムオンライン, テレビ静岡)
いま分かっていること(要点)
- 選挙関連(公選法)1件、百条委対応(地自法)1件(4事由)、卒業証書関連(有印私文書等行使ほか)1件が、それぞれ警察に受理されたことが主要紙・地元局で確認できます。 (朝日新聞, TBS NEWS DIG, FNNプライムオンライン, テレビ静岡)
まとめ
以上が現在の田久保真紀市長に対する刑事告訴されている中で現在警察が受理した案件のまとめについてでした。今後の田久保市長はこの3件については確実に対応しなければならない状態にあり、警察の取り調べは今までのように簡単に言い逃れや論点をずらしながら逃げるには難しい相手となってきますので、田久保市長がどのように警察官相手に証言するのかが注目となりそうです。
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