- 内田梨瑚に判決は出た?現在の裁判状況と、すでに判決が出ている共犯女性との違いを整理
- 内田梨瑚被告の現在までの裁判状況の時系列まとめ
- まとめ
内田梨瑚に判決は出た?現在の裁判状況と、すでに判決が出ている共犯女性との違いを整理
2024年4月に北海道旭川市の神居古潭で起きた女子高校生殺害事件は、今も大きな関心を集めています。
この事件について検索している人の中には、
「内田梨瑚被告にはもう判決が出たのか?」
「どんな判決が下ったのか?」
と気になっている人も多いはずです。
先に結論を言うと、2026年5月時点で、内田梨瑚被告にはまだ判決は出ていません。
一方で、すでに判決が出ているのは、同じ事件の共犯とされる当時19歳の女性です。
こちらは2025年3月に懲役23年の実刑判決を受け、弁護側が控訴しなかったため確定しています。
そして内田梨瑚被告の裁判は5月25日から始まっており、29日までの5日間、裁判が行われています。
この記事では、その内田被告の現在までの裁判の進捗状況と、すでに判決が出ている共犯女性の情報を分けて整理していきます。
結論 内田梨瑚被告にはまだ判決は出ていない
まず結論なのですが、
内田梨瑚被告は、2024年4月の事件で殺人などの罪に問われて起訴されていますが、2026年3月時点ではまだ判決は出ていません。
すでに公判前整理手続きは行われていますが、本格的な裁判員裁判はこれから始まる段階です。
初公判は2026年5月25日、判決は6月22日の見通しと報じられています。
そのため、「内田梨瑚にどんな判決が下ったのか?」という疑問に対する現時点での正確な答えは、まだ判決は下っていない、となります。
ここを最初に押さえておくと、情報がかなり整理しやすくなります。
すでに判決が出ているのは共犯女性
すでに判決が出ているのは、内田被告本人ではなく、この事件の共犯とされる当時19歳の女性です。
この共犯女性については、2025年3月に懲役23年の実刑判決が言い渡され、弁護側は控訴しなかったため、判決は確定しています。
ちなみにこの当時19歳だった共犯の女の氏名も公表されています。
名前は小西優花。現在は懲役23年の受刑者となっています。
内田梨瑚被告の現在までの裁判状況の時系列まとめ
では内田梨瑚被告の現在までの裁判の進捗を日付ごとに随時、分かりやすく整理していきます。
5月25日 初公判で被告本人の認否が示される
5月25日、旭川地裁で裁判員裁判の初公判が開かれました。
報道によると、内田被告は黒のズボンに白いワイシャツ姿で出廷し。
内田被告は「私に殺意はありませんでしたし、橋から落下させていません。その他は弁護人にお任せします」と述べました。
ここでまず明らかになったのは、内田被告が少なくとも殺意と転落させた実行行為を争う姿勢をはっきり示したことです。
一方で、弁護側は監禁罪については認めています。
そのうえで、殺人罪と不同意わいせつ致死罪については成立しないと争う立場を示しました。
検察側は、仮に「直接押した」という行為そのものが明確でなくても、それまでの言動によって実質的に被害者を転落させたのであれば殺人罪は成立すると主張しています。
さらに、内田被告は事件の首謀者であり主犯だという見方も示しました。
初公判の時点で、裁判の争点がかなり明確になったと言えます。
なお、この日の裁判には強い注目が集まり、23席の一般傍聴席に対して300人を超える人が列を作ったと報じられています。事件に対する世間の関心の高さが、そのまま裁判の注目度にも表れていました。
5月26日 橋の上の動画が法廷で再生される
裁判2日目の5月26日には、検察側の証拠調べが行われ、スマートフォンから復元された動画が法廷で再生されました。
報道では、被害者が橋の欄干に乗って謝罪する様子や、服を脱がされて土下座する場面などが映っていたとされています。
これは、事件当時の現場の空気や、被害者がどのような状態に置かれていたのかを、裁判員に直接伝える証拠としてかなり重い意味を持つ場面だったとみられます。
再生された動画内での被害者と被告らのやり取り
【4月19日午前3時32分】(女子高校生が駐車帯の地面に座らされる)
👤女子高校生「なめた態度ばっかりとって、申し訳ございませんでした」
【4月19日午前3時41分】(女子高校生が橋の欄干に座った状態)
👤小西優花 受刑者「座って」
👤内田梨瑚 被告「はいどうぞ」
👤被害者 女子高生「なめた態度ばっかりとってすみま・・・やだっ、やだっ」
👤小西優花 受刑者「なにがなにが」
👤被害者 女子高生「やだっ」
この日の報道では、被害者が動画の中で「なめた態度ばっかりとってすみませ…」と謝ろうとし、その後に「やだっ、やだっ」と話す様子も伝えられています。
文字だけで事件を追っていた段階とは違い、法廷で実際の映像が示されたことで、被害者が極限まで追い詰められていた状況が、より具体的に審理の中に入ってきた形です。
5月27日の証人尋問で出てきた話ともつながるため、2日目の動画提出は今後の審理全体の土台になる可能性が高そうです。
5月27日 共犯女性が「内田被告が押した」と証言
裁判3日目の5月27日には、共犯としてすでに懲役23年が確定している小西優花 受刑者が証人として出廷しました。
この日の審理で最も大きかったのは、転落の瞬間について、共犯女性がかなり具体的な証言をしたことです。
小西優花 受刑者は、被害者が大きく深呼吸して上体を前に傾けた瞬間に、内田被告が「肩甲骨のあたりを両手の平で押した」と証言しました。
以下、小西優花受刑者の供述をまとめます。
小西優花 受刑者の供述
👤小西優花 受刑者
「梨瑚さん(内田被告)が(女子高校生の)肩甲骨のあたりを両手で押しました。目の前から一瞬で消えました。」
「橋のロープに捕まっているのが見えました。欄干の間から引き上げようとしました」
女子高校生がロープに捕まってから、見えなくなるまでの時間を問われると
👤小西優花 受刑者
「体感で6秒くらい。(手が)届くか届かないかというところで消えました。」
「キャーという高い叫び声がしました。バーンという何かにぶつかったような図太い音、川に落ちた音だと思いました」その後の状況を問われる
👤小西優花 受刑者
「『梨瑚さん(内田被告)やばくないですか?』と言ったら、(受刑者の女の名前)『行くよ』と言ってつかまれて駐車場に戻りました」橋の上に内田被告が何かを置いたかなど問われると
「梨瑚さんの調書は、最初から最後まですべて嘘です」【旭川女子高校生殺害】共謀した受刑者の女(21)が女子高校生が転落した一連の状況を証言 内田梨瑚被告の裁判員裁判 | 北海道のニュース|HBC北海道放送 (4ページ)
👤小西優花 受刑者
「一切ありません、(スマホやお金は)ありません」と述べた
女子高校生が落下したことを逮捕された時に話さなかったことについて問われると
👤小西優花 受刑者
「梨瑚さんから黙秘するよういわれました。被害者の子を押したのがばれたら怖い。梨瑚さんが最後に押したので、私にも責任があることがわかっていました」
「遺族の調書を読んで、遺体の写真を見せられて、こんなにも愛されていたんだと。私がこの子のことを殺しました。本当のことを話さないとと思いました。」
「梨瑚さんの調書は、でたらめで最初から最後まですべて嘘です。被害者は自分で落ちてなんかいません。話せるのは、私たち2人しかいません」
さらに小西優花 受刑者は、その直前の状況について、被害者が欄干の外側で両手を左右に広げ、欄干をつかむ「十字架のような体勢」だったと説明しています。
その場では、内田被告が「早く落ちろ」「自分で死ねや」と怒鳴り、自分自身も「落ちろや」と少なくとも20回以上言ったとも証言しました。
法廷では、事件直前の緊迫した状況がかなり生々しく語られた形となりました。
5月28日 当時16歳の少年が証言、橋の上での暴行と直後のやり取りが明らかに
5月28日の裁判では、事件当時に内田被告らとビデオ通話をしていた当時16歳の少年への証人尋問が行われました。少年はこの事件で監禁への関与により少年院送致の保護処分を受けていて、この日はリモートで出廷したと報じられています。 (HTB Online)
橋の上にいた被害者の様子について
👤少年「女子高校生は泣いて謝っていました」
👤少年「内田被告は髪の毛を引っ張って蹴っていました」
と証言しました。
さらに
👤少年「女子高校生の腰のあたりは赤くなっていました。弱っていました」
とも話していて、被害者がかなり消耗した状態で暴行を受けていたとみられる状況が語られています。
また、少年はその場で聞こえた内田被告の発言についても証言しています。
報道によると、少年は、内田被告が被害者について「死んだふりをしている」と、馬鹿にするような言い方で話していたと説明しました。
さらにその後少年からも「落ちろ」「死ねや」という声も聞こえたと述べています。 (HTB Online)
HBCの報道では、少年は法廷で「見ていられなくなったので、目をそらしました」と証言したとも伝えられています。
橋の上の状況が、それだけ異様で切迫していたことをうかがわせる内容です。
転落直後のやり取り
少年によると、被害者が裸の状態で橋の欄干に座らされているのが見えたあと、スマホの画面は暗くなり、その直後に内田被告の「早く行こう」という声と足音が聞こえたということです。
そして少年が、被害者をどうするのか尋ねると、内田被告から「女子高校生は親が迎えにくるから」と言われたと証言しました。
一方で、5月28日の証言では、転落直後の音について前日の証言と食い違う部分も出ています。
5月27日に証言した共犯女性は、被害者が見えなくなったあとに「キャー」という叫び声や「バン」という音を聞いたと話していましたが、28日の少年は、それにあたるような音は「聞いていない」という趣旨で証言したと報じられました。
5月28日の裁判内容を一言でまとめると、橋の上で被害者が暴行を受け、罵声を浴びせられていた状況が、ビデオ通話を見ていた少年の証言でさらに具体化した日だったと言えそうです。
前日の5月27日には共犯女性が「内田被告が押した」と証言していましたが、28日はそこに加えて、転落前の被害者の状態や、転落直後の会話までが新たに法廷で語られた形です。 (FNNプライムオンライン)
5月29日 「何かあったら遊んだって言っておいて」
午前の裁判
29日の午前の裁判では監禁に関わり保護観察処分となった少女が承認として出廷。
少女は事件後に内田被告から「何かあったら遊んだって言っておいて」というメッセージを受け取ったと証言しました。
午後は殺人などを否認している内田被告に対しての被告人質問が控えているとのことです。
5月29日午後 内田梨瑚被告の証人尋問
午後の裁判:内田梨瑚被告の証人尋問
被告側の主張 写真の無断使用を確認するためだったと説明
午後の被告人質問で、内田被告は、事件の発端とされるSNS投稿について説明しました。
内田被告は、これまでの裁判で「殺意はなかった」「橋から落下させていない」と主張しています。
主な証言内容のまとめ
内田梨瑚被告の供述
👤弁護士
「橋の上で『〇〇』とか『落ちろ』と言いましたか?」
👤内田被告
「トータルで100回以上はないが20回くらいは言っていました。」
👤内田被告
「『〇にたい』と言っているのが被害者の本心か確かめるために何回も何回も言いました。」橋から転落させたのかについて
👤内田梨瑚被告
「押しました。(被害者は)橋の外側に落ちているロープで足を支えて耐えました。自力で戻ってきました。」👤弁護士
【旭川市・女子高校生殺害事件】真実は?内田被告が語った事件詳細 “共犯”の女「被告が両手で押した」『news LOG』
「自力で戻ってきた被害者は?」
👤内田梨瑚被告
「欄干の外に立っていました。落ちたところは見ていない。うちら帰るからとケータイと4000円をその場において車のほうに戻りました。小西受刑者は『梨瑚さんもう行きましょう』と言っていました。」
👤弁護士
「立ち去るときは?」
👤内田梨瑚被告
「走りました。神居古潭が心霊スポットで怖かったからです。」
👤内田梨瑚被告
「『キャー』『ダン』という音が聞こえました。(走り出して)5~6秒してから音がしました。」
👤弁護士
「警察とかに通報しようとは思わなかった?」
👤内田梨瑚被告
「考えはしました。」
👤弁護士
「でもしなかったのはなぜ?悪いことをした気持ちがあったんですか?」
👤内田梨瑚被告
「ありました。」
👤弁護士
「どんな気持ちでしたか?」
👤内田梨瑚被告
「この先どうなるんだろうと思いました。」
6月3日「ナイフがあったら刺していたと思う」
神居古潭に向かう前の心境について
6月3日の被告人質問で注目されたのは、神居古潭へ向かう前の内田被告の心境についての説明です。
内田被告は、当時の怒りについて「ナイフがあったら刺していたと思うくらい、腹が立っていたと思う」と述べたと報じられています。
この発言は、事件当時の内田被告の感情の強さを示すものとして、検察側が重視している可能性があります。
ただし、記事内では、この発言だけを切り取って断定的に扱うのではなく、あくまで被告人質問の中で述べられた説明として整理する必要があります。
共犯者の証言との対立は続く
これまでの公判では、すでに懲役23年が確定している共犯の女が、内田被告が被害者を押したという趣旨の証言をしています。
一方、内田被告は、殺意や落下させた行為を一貫して否認しています。
6月3日の被告人質問でも、内田被告は改めて殺人罪などを否認しており、共犯者の証言との食い違いは解消されていません。
6月3日午後 内田梨瑚被告の母親が証人として出廷
6月3日午後の裁判では、内田梨瑚被告の母親が証人として出廷しました。
また、被害者遺族の調書・手紙も読み上げられ、遺族の厳しい処罰感情が法廷で示されたと報じられています。
被害者遺族の思いが読み上げられる
報道によると、6月3日午後には、被害者の母親の調書から、娘を返してほしいという思いや、厳罰を望む趣旨の内容が読み上げられました。
この部分は、事件によって遺族が受けた深い喪失感と、被告に対する厳しい処罰感情を示す場面だったといえます。
ただし、記事では感情的に強調しすぎるのではなく、遺族の思いが法廷で示されたという事実として、冷静に記載するのがよいと思います。
内田被告の母親は「娘の証言を信じている」と証言
午後3時ごろからは、内田被告の母親が証人として出廷しました。
母親は、内田被告について「人として未熟で正しい判断ができなかった」という趣旨の証言をしたと報じられています。
また、内田被告本人の説明については、娘の証言を信じていると述べました。
報道によると、母親は面会の際、内田被告に対して嘘をついていないか確認したことがあり、内田被告は嘘はついていないと答えたと証言しています。
この証言の間、内田被告は涙を拭う様子も見られたとされています。
母親の証言は情状面に関わる内容
母親の証言は、事件当日の直接的な状況を明らかにするものというより、内田被告の人物面や家族の受け止め、情状面に関わる内容といえます。
一方で、母親が「娘の証言を信じている」と述べたとしても、それだけで内田被告の説明が事実として認定されるわけではありません。
裁判では、内田被告本人の説明、共犯者の証言、ビデオ通話で現場を見聞きした少年の証言、動画や音声などの証拠が総合的に判断されることになります。
そのため、記事内では、母親の証言を「家族としての受け止め」として整理し、事件の核心部分である殺意や転落の経緯とは分けて書くと分かりやすいです。
6月4日 内田梨瑚被告が初めて遺族に謝罪 「言動で追い詰めた」と述べる一方、殺人罪などは否認
6月4日も、旭川地裁で内田梨瑚被告の裁判員裁判が開かれ、前日に続いて被告人質問が行われました。
この日の公判で大きく報じられたのは、内田被告が法廷で初めて、被害者や遺族に対して謝罪の言葉を述べたことです。
一方で、内田被告はこれまでと同じく、殺人罪や不同意わいせつ致死罪については否認を続けています。
そのため、6月4日の公判は「謝罪をしたこと」と「殺人罪などの認否」は分けて整理する必要があります。
被告人質問で涙ながらに謝罪
報道によると、6月4日の被告人質問で、弁護側から遺族に伝えたいことを問われた内田被告は、涙を流しながら謝罪しました。
内田被告は、自身の身勝手で非常識な言動によって被害者を傷つけ苦しませ、これからの人生を奪ってしまったことについて謝罪したとされています。
その後、傍聴席側に向かって深く頭を下げたとも報じられています。
これまでの公判で、内田被告は監禁については認めている一方、殺人罪などについては否認していました。
そのため、今回の謝罪は、法廷で初めて被害者や遺族に明確な謝罪の言葉を述べたものとして注目されます。
謝罪の一方で、殺人罪などの否認は維持
ただし、今回の謝罪を「殺人罪を認めた」と受け取るのは正確ではありません。
内田被告は、被害者を傷つけ苦しませたことや、結果として人生を奪ってしまったことについて謝罪した一方で、殺意や直接的に橋から落下させた行為については、これまで通り否認しています。
報道では、内田被告が謝罪の意味を問われた際、「直接的に橋から落下させたわけではないが、自分たちの言動によって被害者が追い詰められ、亡くなったのは間違いない」という趣旨の説明をしたことも伝えられています。
この説明は、内田被告が自分たちの言動と被害者の死亡との関係を一定程度認めるような内容です。
一方で、直接落下させたことや殺意については認めていないため、裁判上の争点が解消されたわけではありません。
6月8日 検察側からの求刑について
検察官による求刑内容とその法的根拠
検察側は、内田被告に対し懲役27年を求刑した。この求刑内容は、被告が問われている複数の罪状を考慮した有期懲役刑の組み合わせにより構成されている。
検察側は、殺人罪と不同意わいせつ致死罪、および監禁罪を合算して量刑を算出した。
無期懲役を求刑しなかった理由
検察側は、殺人罪の成立を主張しつつも、無期懲役を選択しなかった理由として「これまでの過去の裁判例を総合的に考慮して判断した」と述べています。
検察側が指摘した5つの情状(求刑理由)
検察側は、事実関係において「被告人らの行為が女子高校生の死を招いたものであり、殺人の実行行為が行われたことは明らか」と断じた。その上で、以下の5点を重い刑を求める理由として挙げている。
- 犯行様態の残酷さ: 被害者の服を脱がせて全裸にするなど、人格の尊厳を踏みにじる極めて残酷かつ悪質な犯行であること。
- 動機の身勝手さ: 犯行に至る経緯や動機に酌量の余地が一切ないこと。
- 結果の重大さ: 被害者の死という、取り返しのつかないあまりにも重大な結果を招いたこと。
- 犯行後の情状: 証拠隠滅を試みるなど、犯行後の態度も極めて悪いこと。
- 主導的立場: 被告人が一連の事件の首謀者かつ主犯であり、共犯者の中で最も重い責任を負うべき存在であること。
被害者遺族による意見陳述
公判では、被害者の両親が悲痛な胸の内を明かした。内田被告は遺族の叫びを聞いている間も、終始表情を変えることはなかったとのことです。
母親の手紙(代理人代読)
- 「見るものすべてが娘を思い出させ、身をそがれるような感覚に陥る」
- 「夜中に目が覚めるたびに娘の苦しむ姿を想像し、絶望感にさいなまれる」
- 「何を思えばこんなに卑劣で残酷なことができるのか」
- 最後には「極刑を望む気持ちもあります」との言葉が綴られていた。
父親の証言
父親は出廷し、泣き叫ぶような声で自ら手紙を読み上げました。
- 「娘のことが心から大好きだった。2年経っても悲しみは当時のままで、つらく悲しい日々が続いている」
- 証言の最後には内田被告を指さし、「裁判官、裁判員の皆様、どうかどうか、あいつを私の娘が望む判決を下してください」と訴えた。
弁護側の主張と内田被告の最終弁論
午後から行われた弁護側の弁論では、改めて殺意と殺害の実行行為が否定された。
弁護側の最終主張
- 殺意の否定: 共犯の女(既に懲役23年の刑が確定)の「内田被告が背中を押した」という証言を「信用できない」と主張。ビデオ通話をしていた少年が落下時の音を聞いていない点などを挙げ、検察側の主張を退けた。
- 検察への批判: 共犯の女を「検察に教育された証人」と表現し、その証言の信憑性を激しく否定した。
- 更生への言及: 「適切な時期に社会復帰できる場を見つけてあげたい」とし、有期刑の妥当性を強調した。
内田被告による最終陳述
最終陳述の場に立った内田被告は、遺族の方を向き深く頭を下げた後、3秒ほどの沈黙を置いて次のように述べました。
👤内田梨瑚被告「今日まで8回の裁判を通して改めて結果の重大さを身に沁みて感じました。今後も反省、謝罪、償いの日々を送ります。以上です」
内田被告は、最後まで感情を表に出すことなく、落ち着いた表情のまま退廷した。
判決は6月22日の予定です。
まとめ
最後に、今回の記事の要点を整理します。
内田梨瑚被告は、2026年3月22日時点ではまだ判決が出ていません。
公判前整理手続きは終わっていますが、裁判員裁判はこれからで、初公判は5月25日、判決は6月22日の見通しです。
一方で、すでに判決が出ているのは共犯女性です。
こちらは2025年3月に懲役23年の実刑判決を受け、確定しています。
つまり、
「内田梨瑚にはまだ判決は出ていない」
「判決が出ているのは共犯女性のほう」
この2つを切り分けて理解することが、いま最も大事なポイントです。




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