PFL女子フライ級で無敗を続けるダコタ・ディチェバをめぐり、SNS上で「PFL契約は残り2試合、1試合100万ドルで総額200万ドル」という情報が広がりました。しかし本人はアリエル・ヘルワニとの対談で、この内容を訂正しています。「More fights, more money」という発言も注目を集めましたが、正確なファイトマネーは非公表のままです。この記事では、契約の試合数、報酬をめぐる報道、優勝賞金との違い、UFC移籍の可能性を、確認できた事実と未確認情報に分けて整理します。
ダコタ・ディチェバのPFL契約数とファイトマネー報道を検証
ダコタ・ディチェバ(Dakota Ditcheva)は、イギリスとブルガリアにルーツを持つ女子フライ級選手で、ニックネームは「Dangerous」です。2026年7月時点でプロ戦績は15勝0敗、PFLでは10戦10勝という無敗記録を誇ります。2023年にPFL Europeの女子フライ級で優勝し、2024年にはPFLの女子フライ級グローバルトーナメントも制しました。そんな彼女のPFL契約とファイトマネーについて、まずは結論から確認していきます。
PFL契約は残り5試合、正確なファイトマネーは非公表
| 確認項目 | 現時点で分かっていること |
|---|---|
| SNS上の契約情報 | 残り2試合 |
| SNS上の報酬情報 | 1試合100万ドル |
| 噂の契約総額 | 200万ドル |
| 本人が明かした契約数 | キールホルツ戦を含めて5試合 |
| キールホルツ戦後 | 残り4試合 |
| 正確なファイトマネー | 非公表 |
| 本人の金銭面への評価 | 報酬には非常に満足 |
| UFC移籍 | 現時点で決定していない |
この記事作成時点で、ディチェバは2026年7月31日(日本時間8月1日)に開催されるPFL New Yorkで、デニス・キールホルツと対戦する予定です。
試合結果が出たあとは、残り試合数の表記を更新する必要があります。
「残り2試合・1試合100万ドル」という噂はどこから出た?
まずは、噂の出どころを確認します。
Xで報じられた契約内容
2026年7月16日、格闘技関連の情報を発信するブレイク・アヴィニョン氏がXに投稿し、複数の情報源から聞いた話として、ディチェバのPFL契約は残り2試合で、1試合あたり100万ドルだと伝えました。この投稿では、ディチェバはPFLライト級王者ウスマン・ヌルマゴメドフと並ぶ、PFL最高額級の選手だと紹介されています。
2試合で総額200万ドルとの報道
同じ投稿では、残り2試合分を合計すると200万ドルになるとも紹介されました。あわせて、契約終了後にUFCへ移籍する可能性があることや、その際には50〜60%程度の減額を受け入れる可能性があることにも触れられています。ただし、この減額幅についても本人が認めた情報ではありません。
複数の記事が同じX投稿を起点にしている点に注意
この投稿はLowKick MMAやBloody Elbowなど複数の格闘技メディアで取り上げられ、情報が広く拡散しました。
ただし、これらの記事の多くは同じX投稿を情報源としており、PFLの公式発表や契約書、ディチェバ本人の確認に基づくものではありません。
記事の本数が多いことと、内容が確定した事実であることは別問題です。
ディチェバ本人は契約について何と答えた?
噂について、本人はどう説明したのでしょうか。
「More fights, more money」と発言
アリエル・ヘルワニとの対談で、噂の内容を聞かれたディチェバは、まず「Wrong」(違う)と否定しました。
そのうえで、“More fights, more money” ——つまり、試合数も報酬も、報じられた内容より多いという趣旨の発言をしています。
直後に「金額は分からない」と説明
ただし、その直後にディチェバは金額について “I don’t know” と述べ、報酬額を明言することは避けました。試合数については “More fights for sure”(試合数が多いのは確実)と重ねて強調しています。つまり、金額に関する部分は本人も断定していません。
確実に訂正したのは残り試合数
発言全体を踏まえると、ディチェバが確実に訂正したのは、残り試合数が2試合ではなく5試合だという点です。金額についても「もっと多い」という趣旨の発言を一度はしていますが、直後に「分からない」と説明しているため、報酬額が200万ドルより多いと確定したわけではありません。
PFLとの契約は残り何試合?
契約の試合数を、あらためて整理します。
キールホルツ戦を含めて残り5試合
ディチェバはNew York Post Sportsの取材に対しても、「残り2試合という情報は誤りで、現在の契約は5試合残っている」と説明しています。7月31日のキールホルツ戦は、この5試合のうちの1試合にあたります。
キールホルツ戦後は残り4試合
本人の説明どおりであれば、キールホルツ戦が終了した時点で、残りの契約試合数は4試合になります。試合が延期や中止になった場合は残り5試合のままと考えられますが、実際の扱いはPFLの公式情報で確認する必要があります。
2027年までの契約と説明していた
ディチェバは2025年7月、手の骨折から復帰した際のインタビューで、新しいPFL契約について説明しています。この契約は2027年まで続くとされ、それまでの間に一定数の試合をこなす取り決めになっているということです。
一定期間内に試合を用意する条件もある
本人によると、契約には試合数を早くこなせば契約満了も早まる可能性がある一方、長期間試合が組まれない事態を防ぐ条件も盛り込まれているといいます。ただし、契約満了の正確な日付や、負傷時の延長条項などの詳細は公表されていません。
ダコタ・ディチェバのファイトマネーはいくら?
ここからは、報酬をめぐる金額について整理します。
噂では1試合100万ドル
先述のX投稿では、ディチェバの現在の契約は1試合あたり100万ドルとされ、ウスマン・ヌルマゴメドフと並ぶPFL最高額級の報酬だと報じられました。ただし、この金額もPFL公式や本人が認めたものではありません。
1試合100万ドルを日本円へ換算
| 金額 | 日本円の目安 | 確認状況 |
|---|---|---|
| 100万ドル | 約1億6,350万円 | 1試合分として報じられた未確認情報 |
| 200万ドル | 約3億2,700万円 | 2試合分として報じられた未確認情報 |
| 500万ドル | 約8億1,750万円 | 5試合すべて100万ドルと仮定した試算 |
上記は2026年7月30日時点、1ドル約163.5円で計算した単純換算の目安です。税金やマネジメント料、ジムへの支払いなどを差し引く前の金額であり、実際の手取り額とは異なります。
実際の金額は非公表
ディチェバ本人は報酬額について、お金の面は非公開にしておくという趣旨の説明をしており、具体的な金額は明かしていません。一方で、現在の待遇には非常に満足しており、PFLに大切に扱われていると話しています。
5試合で500万ドルになるとは限らない
仮に1試合100万ドルという噂が残り5試合すべてに当てはまるとすれば、契約総額は単純計算で500万ドルになります。しかし、これは公表された契約金額ではありません。通常試合とタイトル戦で条件が異なる可能性や、勝利ボーナスの有無なども分かっていないため、500万ドルはあくまで仮定に基づく試算にすぎません。
2024年の100万ドル賞金とは何が違う?
ここで、過去に獲得した賞金との違いを整理しておきます。
2023年PFL Europeの優勝賞金は10万ドル
ディチェバは2023年、PFL Europeの女子フライ級トーナメントで優勝し、10万ドルの賞金を獲得しました。この決勝はダブリンで行われ、PFL公式でも確認できる内容です。
2024年グローバルトーナメントの優勝賞金は100万ドル
2024年には、PFLの女子フライ級グローバルトーナメントで、元UFCタイトル挑戦者のタイラ・サントスをTKOで破り優勝しました。この優勝賞金は100万ドルで、こちらもPFL公式に基づく確定情報です。
優勝賞金と通常のファイトマネーは別
今回噂されている「1試合100万ドル」は、通常試合における契約上の報酬に関する話であり、トーナメント優勝時の賞金とは性質が異なります。
| 金額 | 内容 | 確認状況 |
|---|---|---|
| 10万ドル | 2023年PFL Europe優勝賞金 | 公式確認済み |
| 100万ドル | 2024年グローバルトーナメント優勝賞金 | 公式確認済み |
| 1試合100万ドル | 現在のPFL契約に関する報道 | 未確認 |
| 500万ドル | 5試合すべて100万ドルと仮定した総額 | 計算上の試算 |
両者を混同すると、ディチェバの年収や生涯獲得額を実際より多く見積もってしまう可能性があるため、注意が必要です。
なぜ高額なファイトマネーが噂されている?
噂に信ぴょう性が生まれている背景も見ておきます。
15戦無敗とPFLでの実績
ディチェバは2026年7月時点で15戦15勝、PFLでは10戦10勝という無敗記録を維持しています。この実績の高さが、高額契約の噂を後押ししている面はあります。
PFL女子部門の中心選手になっている
ケイラ・ハリソンなど、PFLの女子部門を支えてきた選手が退団・移籍する中で、ディチェバはPFL女子フライ級の中心的な存在として扱われています。
試合以外の宣伝活動にも協力
本人も、試合だけでなくPFLの宣伝活動に協力していると話しており、これがPFL側からの厚待遇につながっているとみられます。
UFCから過去に獲得の打診があったとの報道
ESPNは2024年、UFCがディチェバの獲得を目指してPFLに選手交換を打診したものの、PFLがこれを断ったと報じています。こうした経緯も、高額契約の噂に信ぴょう性を与える一因になっていると考えられます。ただし、これらはいずれも1試合100万ドルという具体的な金額を直接裏付けるものではありません。
UFC移籍は近い?
契約の噂から広がった移籍説についても整理します。
残り2試合という噂から移籍説が広がった
「残り2試合」という噂が広まったことで、キールホルツ戦を含めてあと2試合を終えれば、ディチェバがUFCへ移籍するのではないかという見方が広がりました。
実際にはPFL契約が5試合残っている
しかし本人が説明したとおり、現在の契約は残り5試合です。今後も年に1〜2試合のペースだとすれば、契約消化には数年かかる可能性があります。
UFCが過去に獲得へ動いたとの報道
前述のとおり、UFCが過去にディチェバの獲得を目指してPFLへ選手交換を打診したとESPNが報じており、UFC側の関心自体は以前から存在します。
50〜60%の減俸を受け入れるとの情報は未確認
X投稿では、UFC移籍のためにディチェバが50〜60%程度の減額を受け入れる可能性があるとも紹介されました。ただし、これも本人が認めた情報ではなく、確認は取れていません。
直近のUFC移籍は決まっていない
現時点で、ディチェバとUFCの間で交渉や契約が結ばれたという公式発表はありません。PFLからの契約解除や選手交換がない限り、近い将来のUFC移籍は考えにくい状況です。将来的な移籍の可能性自体は否定されていませんが、正式表明には至っていません。
次のタイトル戦はいつ?
最後に、次戦以降の見通しを整理します。
キールホルツ戦はノンタイトル戦
7月31日のキールホルツ戦は、3ラウンド制のノンタイトルマッチです。
なぜタイトル戦ではないかは本人にも分からない
ディチェバはヘルワニから、なぜ復帰戦がタイトル戦でないのか問われた際、自分にも分からない、対戦カードを決めるのは自分ではないと答えています。PFLへの強い不満を示したわけではありません。
リズ・カムーシュ戦を年内に予想
ディチェバは、キールホルツに勝てば、2025年のトーナメントを制したリズ・カムーシュと2026年後半に対戦し、その一戦でタイトルが懸けられる可能性があると予想しています。
カムーシュ戦は正式決定ではない
これはあくまで本人の見通しであり、PFLによる正式な対戦カード発表ではありません。クリス・サイボーグとの対戦についても、本人は階級差を理由に現実的ではないと話しており、決定事項ではなく構想の段階にとどまっています。
ダコタ・ディチェバの契約とファイトマネーに関するよくある疑問
ダコタ・ディチェバのPFL契約は何試合残っている?
本人によると、キールホルツ戦を含めて残り5試合です。SNSで報じられた「残り2試合」は本人が否定しています。
キールホルツ戦後は何試合残る?
キールホルツ戦が終われば、残りは4試合になる見込みです。
ダコタ・ディチェバのファイトマネーはいくら?
正確な金額は非公表です。SNSでは1試合100万ドルと報じられていますが、確認は取れていません。
1試合100万ドルという報道は本当?
複数のメディアが報じていますが、いずれも同じX投稿を情報源としており、PFL公式や本人の確認はありません。
「More fights, more money」はどういう意味?
噂よりも試合数と報酬が多い、という趣旨の発言です。ただし直後に、金額については分からないと説明しています。
5試合で総額500万ドルになる?
1試合100万ドルが5試合すべてに当てはまれば単純計算で500万ドルになりますが、これは確定した契約金額ではなく試算です。
2024年の100万ドルはファイトマネー?
いいえ。2024年の100万ドルは、PFL女子フライ級グローバルトーナメントの優勝賞金であり、通常試合のファイトマネーとは別の性質のお金です。
PFLとの契約はいつまで?
本人の説明では2027年までとされていますが、正確な満了日などの詳細は公表されていません。
UFCへ移籍する可能性はある?
将来的な可能性は否定されていませんが、現時点でUFCとの交渉や契約は確認されておらず、直近の移籍は考えにくい状況です。
次はタイトルマッチになる?
本人はキールホルツ戦に勝てば、リズ・カムーシュとのタイトル戦が年内に実現する可能性があると見ていますが、正式決定ではありません。
まとめ|残り5試合は確認されたが、ファイトマネーは非公表
SNSで広がった「残り2試合、1試合100万ドル、総額200万ドル」という情報について、ディチェバ本人はアリエル・ヘルワニとの対談で「残り5試合」と訂正しました。金額については一度「もっと多い」という趣旨の発言をしたものの、直後に「分からない」と述べており、報酬額が確定したわけではありません。
2024年に獲得した100万ドルはトーナメントの優勝賞金であり、今回噂されている1試合分のファイトマネーとは別物です。5試合すべてが100万ドルだったとしても、それはあくまで単純計算による試算にすぎず、契約総額として公表された数字ではありません。
UFC移籍や次のタイトル戦についても、現時点で正式に決まった事実はなく、今後の試合結果や公式発表を待つ必要があります。キールホルツ戦の結果が出たあとは、残り契約数などの情報を更新してご確認ください。

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