安保瑠輝也が2戦連続で計量失敗|試合は中止?ONEの水分検査と体重オーバーを整理

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2026年10月16日、格闘家の安保瑠輝也が、翌17日に開催される「ONE SAMURAI 4」の公式計量とハイドレーションテストを、規定時間内にクリアできませんでした。2025年11月のONE初参戦に続く、2試合連続の計量トラブルです。

ただし今回、1回目の体重は169.4ポンド(約76.8kg)で規定内でした。問題になったのは、尿の濃さから水分状態を確認するハイドレーションテストの数値です。2回目の検査ではその数値が改善せず、体重も170.2ポンド(約77.2kg)と、ライト級上限の170ポンド(約77.1kg)を超えました。

10月16日20時24分にONEが公開した公式レポートでは、安保はハイドレーションテストを継続中です。対戦相手のボグダン・シュマロフとの試合が中止になったと確定したわけではありません。

なぜ体重が規定内でも失敗になるのか、翌日の試合は実施できるのか、昨年も同じ問題が起きたのか。この記事では計量の数値と経緯を確認しながら、ONE独自の水分検査とUFC・RIZIN・PFLとの違いも分かりやすく整理します。

安保瑠輝也がONE SAMURAI 4で計量失敗|試合への影響と水分検査

安保が出場予定の試合は、10月17日(土)に東京・有明アリーナで開催される「ONE SAMURAI 4」のライト級キックボクシング、ボグダン・シュマロフ戦です。ONEライト級の上限は170ポンド(約77.1kg)で、体重に加えて尿比重の基準を満たす必要があります。

10月16日の午前10時〜午後1時に計量が行われましたが、安保は2回の検査で正式な合格に至らず、3回目も受付時間に間に合いませんでした。相手のシュマロフは体重・尿比重ともに基準を通過しています。

項目10月16日の結果・状況
大会ONE SAMURAI 4(10月17日・有明アリーナ)
安保の対戦相手ボグダン・シュマロフ(ブルガリア)
契約階級ONEライト級キックボクシング
規定体重170ポンド以下(約77.1kg)
ハイドレーション基準尿比重1.0250以下
安保の1回目169.4ポンド(約76.8kg)、尿比重1.0292
安保の2回目170.2ポンド(約77.2kg)、尿比重1.0310
シュマロフ166.8ポンド(約75.7kg)、尿比重1.0199で合格
試合実施20時24分のONE公式発表時点では未確定

ONEの公式発表には、安保について水分検査が継続中と記載されています。ONE Championship株式会社の10月16日20時24分付リリースで確認できます。

※ポンドからkgへの換算は1ポンド=0.45359237kgとして計算し、小数第1位に丸めています。体重と尿比重の公式記録とは別の換算表記です。


1回目は体重クリア、尿比重1.0292で不合格

安保が1回目に示した体重は169.4ポンド(約76.8kg)。ライト級の上限170ポンド(約77.1kg)を下回っていました。

一方、ハイドレーションテストの結果は尿比重1.0292でした。ONEの合格基準は1.0250以下のため、この数値では正式な計量合格になりません。

ここで注意したいのは、「体重は規定内だった」という情報と「公式計量を通過した」という情報は異なることです。ONEでは水分検査に不合格でも暫定的な体重確認を行えますが、それだけでは試合の出場条件を満たしたことになりません。

したがって、1回目から単純な体重オーバーで失敗したという説明は不正確です。最初に問題になったのは尿比重の数値でした。


2回目は170.2ポンドで体重も超過、3回目は時間切れ

午前11時50分すぎに安保は2回目の検査を受けました。しかし、尿比重は1.0310と1回目の1.0292より高くなり、再び基準を超えました。

体重も170.2ポンド(約77.2kg)で、ライト級上限の170ポンド(約77.1kg)を0.2ポンド(約0.1kg)超過。今度は体重と水分状態の両方が不合格となっています。

安保は午後1時の制限時間が迫る中で3回目の検査を受けようとしましたが、受付時間内には間に合わず、規定時間内の正式なクリアはできませんでした。会場では本人が戸惑う様子も報じられています。

これらの数値と経緯は、ゴング格闘技の計量結果一覧、eFightの現地報道などで確認できます。


ONEのハイドレーションテストとは?尿の濃さも調べる理由

ONEでは、試合前に選手が大量の水分を抜いて急激に体重を落とす「過度な水抜き減量」を抑える目的で、通常の体重計による計量に加え、ハイドレーションテストを実施しています。

選手が提出した尿を検査し、尿比重が1.0250以下であることを確認します。尿比重とは、尿が水に比べてどの程度濃いかを表す数値です。ONEはこの値を、水分状態を評価するための基準の一つとして使っています。

確認する項目合格条件今回の安保
尿比重1.0250以下1回目1.0292/2回目1.0310で不合格
体重170ポンド(約77.1kg)以下1回目は規定内/2回目は超過

ONEの原則では、まずハイドレーションテストに合格し、その直後に体重を測って規定内であれば正式クリアとなります。規定時間内に合格できなかった場合は、時間外に再び水分検査を受けてからキャッチウェイトの交渉を行う制度があります。

詳しい運用はONE公式の大会週の計量規定(Event Week Protocol)と、ONEの公式声明(2025年3月27日)に記載されています。

なお、尿比重の値だけで安保本人の体調や、どのような減量方法を使ったのかを断定することはできません。水分検査の制度説明と本人の失敗原因を混同しないことが重要です。


ONEとUFC・RIZIN・PFLの計量はどう違う?

ONEの計量が分かりにくい理由の一つは、他の主要格闘技団体と違い、体重を測るだけでは正式合格にならないことです。UFC・RIZIN・PFLでも安全対策や体重超過への処分がありますが、ONEのような尿比重1.0250以下の検査を全選手に一律に義務付ける制度とは異なります。

団体通常の計量の中心ONEとの主な違い
ONE体重+尿比重1.0250以下水分検査も正式合格の必須条件
UFC前日計量で契約階級の体重を確認非タイトル戦は原則1ポンド(約0.5kg)の許容幅
RIZIN前日計量で契約体重を確認超過時は大会ルールや両陣営の協議で対応
PFL前日計量で契約階級の体重を確認ONE型の全選手一律の尿比重検査を標準制度として公表していない

もう一つ重要なのは、同じ階級名でも上限体重が違うことです。例えばONEのライト級は170ポンド(約77.1kg)ですが、UFCとPFLのライト級は155ポンド(約70.3kg)、RIZINのライト級は71.0kgです。ONEの「ライト級だから他団体と同じ体重で計量する」というわけではありません。

UFCでは非タイトル戦に1ポンド(約0.5kg)の許容幅がありますが、タイトル戦は規定体重以下が必要です。RIZINでは体重超過の場合に減点などの条件を付けて試合を行う例があり、PFLも公式の計量結果を公開しています。

ただし、各団体の規定は大会開催地、競技種目、タイトル戦かどうかなどによって条件が異なる場合があります。ここでは大まかな違いに絞り、4団体の詳細な計量方法・失敗時の扱いについては別の記事で整理する予定です。

参考:UFC公式の階級・計量解説、RIZIN公式の計量超過時の対応例、PFL公式の計量結果。


計量失敗でもシュマロフ戦は実施できる?

10月16日20時24分のONE公式発表時点では、安保対シュマロフの試合は正式な中止とは発表されていません。ただし、通常の公式計量を通過した状態でもありません。

ONEの規定では、3時間の検査時間内に両方の条件を満たせなかった選手にも、時間外に水分検査の基準をクリアする機会があります。そのうえで、選手同士の体重差が規定の範囲に収まり、対戦相手が条件に同意すれば、契約体重を変更したキャッチウェイトでの試合が交渉できます。

  • ① 追加のハイドレーションテストで尿比重1.0250以下を満たす
  • ② 水分検査合格時の正式体重を確認し、両選手の体重差がONEの規定範囲内に収まる
  • ③ シュマロフ陣営と契約体重の変更について合意する
  • ④ 必要に応じて安保側のファイトマネーの一部を対戦相手へ譲渡する条件を定める

ONE公式の規定では、キャッチウェイトの交渉には両選手の正式な水分検査合格時の体重が、互いに105%以内となる条件が設けられています。また、不合格となった側がファイトマネーの一定割合を対戦相手に渡します。

安保の相手・シュマロフは166.8ポンド(約75.7kg)、尿比重1.0199で正式に合格しています。安保が今後ハイドレーションテストに合格した時点の体重が必要になるため、16日午前の暫定体重だけでは試合の成立条件をすべて確認できません。

会場ではフェイスオフも行われましたが、フェイスオフへの参加と、試合の正式成立は別です。ONEから追加発表があった場合は、必ずその情報を優先する必要があります。


2025年11月のONE初戦でも計量失敗|何が違う?

安保は2025年11月16日の「ONE 173」で、マラット・グレゴリアンを相手にONEデビューを果たしました。このときはフェザー級の155ポンド(約70.3kg)が上限でした。

前日の15日、安保は体重155.4ポンド(約70.5kg)、尿比重1.0292を示し、規定時間内にどちらもクリアできませんでした。その後は時間外に尿比重の合格基準を満たしましたが、体重は大幅に超過しており、試合の実施に向けた交渉が必要になりました。

最終的にキャッチウェイトの条件で試合が成立し、報道によれば安保はファイトマネーの30%を相手に支払うことになりました。試合は3ラウンドの判定でグレゴリアンが勝利しています。

比較項目2025年11月・グレゴリアン戦2026年10月・シュマロフ戦
階級ONEフェザー級ONEライト級
上限体重155ポンド(約70.3kg)170ポンド(約77.1kg)
初回の体重155.4ポンド(約70.5kg)で超過169.4ポンド(約76.8kg)で規定内
初回の尿比重1.0292で不合格1.0292で不合格
規定時間内の結果体重・尿比重とも不合格尿比重不合格、2回目は体重も超過
試合への影響キャッチウェイトで実施・判定負け10月16日20時24分時点で未確定

前回の初回尿比重と今回の初回尿比重は、結果的にどちらも1.0292でした。ただし、数値が一致したことだけで減量方法や不合格の理由も同じだったと結論づけることはできません。

なお、前回の試合が成立したことを理由に、今回も必ずキャッチウェイトで成立すると考えるのは早計です。追加の水分検査と相手陣営の合意が必要です。

参考:日刊スポーツ・2025年11月の計量、ENCOUNT・同日の試合成立条件、ONE公式のONE 173試合結果。


階級を上げたのになぜ再び不合格?本人の説明と分かっていないこと

前回の計量失敗を受けて、安保はONEフェザー級からライト級へと1階級上げて今回の試合に臨みました。階級の上限で見ると、155ポンド(約70.3kg)から170ポンド(約77.1kg)へ変更したことになります。

ONEが2026年9月に公開したインタビューでは、安保は前戦の敗北と計量失敗で大きなショックを受け、一時は格闘技を辞めることも考えたと明かしていました。さらに10月14日のONE公式インタビューでも、今回は減量について言い訳できないほど準備しているという趣旨の自信を示していました。

しかし、結果的に今回も尿比重の基準を満たせませんでした。なぜ前回より階級を上げても不合格になったのか、本人の詳しい減量・水分管理方法や医学的な原因については公表情報だけで特定できません。

一般論として、体重と水分状態を同時に基準内へ収める難しさはありますが、それを今回の安保個人の不合格原因と断定するのは適切ではありません。

参考:ONE・安保の復帰までの経緯、ONE・10月14日の公式インタビュー。


ほかの2選手も計量失敗|ルオ・チャオ戦は中止、吉成名高戦は交渉中

「ONE SAMURAI 4」では、16日の規定時間内の計量で、安保のほかリファディン・マスドールとルオ・チャオもクリアできませんでした。当初出場予定の24人のうち、規定時間内の合格は21人でした。

その後、10月16日20時24分にONEが出した公式レポートでは、それぞれの状況に違いがあることが確認できます。

選手予定されていた試合20時24分の公式発表
安保瑠輝也ボグダン・シュマロフ戦水分検査を継続中。試合実施は未確定
リファディン・マスドール吉成名高の世界王座戦水分検査に合格、キャッチウェイト交渉中
ルオ・チャオマラット・グレゴリアン戦キャッチウェイト交渉不成立により中止

つまり、3選手とも計量に失敗したものの、3試合すべてが中止されたわけではありません。ルオ・チャオ戦の中止は正式に発表されていますが、安保戦と吉成名高の世界王座戦は20時24分の時点では成立が確定していません。

リファディン・マスドールは当初の検査では不合格でしたが、時間外に尿比重の基準を満たし、その後は吉成陣営と協議する段階へ移りました。

この違いからも、ONEでは「規定時間内の不合格」「時間外に水分検査を通過」「条件付きで試合成立」「試合中止」を区別することが大切です。

出典:ONE Championship株式会社の公式レポート(10月16日20時24分)。


安保瑠輝也vsシュマロフは何時から?大会と配信情報

「ONE SAMURAI 4」は2026年10月17日(土)に東京・有明アリーナで開催され、日本ではU-NEXTでのライブ配信が案内されています。安保対シュマロフはライト級キックボクシングの3分3ラウンド戦として予定されていました。

10月16日20時24分のONE公式資料では、暫定の第7試合として引き続き対戦カードが掲載されていますが、安保についてはハイドレーションテストを継続中との注記があり、試合実施の正式な確定情報ではありません。

試合順や開始予定時間が変更される可能性もあります。翌日の試合実施や配信状況は、ONE公式の大会ページとU-NEXTの大会案内で確認してください。


安保瑠輝也の計量失敗まとめ|試合実施は追加発表待ち

2026年10月16日の「ONE SAMURAI 4」前日計量で、安保瑠輝也は2試合連続となる計量トラブルに見舞われました。1回目は169.4ポンド(約76.8kg)で体重は規定内でしたが、尿比重1.0292で不合格。2回目は尿比重1.0310で再び不合格となり、体重も170.2ポンド(約77.2kg)と上限の170ポンド(約77.1kg)を超えました。

ONEは他団体と異なり、体重と尿比重の両方をクリアする必要があります。規定時間内に失敗しても時間外の水分検査合格と条件交渉によって試合を行える可能性がありますが、相手の同意が得られなければ中止になることもあります。

安保対シュマロフの試合は、10月16日20時24分のONE公式発表時点では未確定です。同大会ではルオ・チャオの試合中止が決まった一方、リファディン・マスドールは水分検査を通過して吉成名高戦の交渉中とされています。試合の成立・中止については、今後のONE公式発表を確認して反映する必要があります。


主な参考資料と確認日

情報確認日:2026年10月16日21時ごろ。ONE Championship株式会社による同日20時24分付公式レポート、ONEの公式計量規定と声明、公式の安保瑠輝也選手インタビュー、ゴング格闘技・eFight・ENCOUNT等の現地報道、2025年11月のONE 173計量・試合結果、UFC・RIZIN・PFLの公開資料を照合しています。安保選手の規定時間内の不合格は確認済みですが、その後の追加検査とシュマロフ戦の実施可否は、同公式レポート時点で未確定です。ポンド表記の後のkg換算は1ポンド=0.45359237kgで計算し、小数第1位に丸めています。翌17日の追加発表により更新が必要になる場合があります。

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