- コナー・マクレガーの歴史と戦績|UFC二階級制覇から2026年の復帰まで
- コナー・マクレガーのプロフィール
- コナー・マクレガーの歴史早見表
- 2008年~2012年:UFC参戦前にCage Warriorsで二階級制覇
- 2013年:UFCデビューとホロウェイ戦での膝の負傷
- 2014年:母国アイルランドへの凱旋とポイエー撃破
- 2015年:暫定王座獲得からジョゼ・アルドへの13秒KO
- 2016年:UFC初黒星から史上初の二階級同時王者へ
- 2017年:フロイド・メイウェザーとボクシングで対戦
- 2018年:ライト級王座喪失とバス襲撃事件、ハビブ戦
- 2019年:2度目の引退表明
- 2020年:ドナルド・セラーニに40秒TKO勝ち
- 2021年:ポイエーに連敗し、左脚の脛骨と腓骨を骨折
- 2022年:左脚骨折からのリハビリ
- 2023年:TUFでマイケル・チャンドラーとコーチ対決
- 2024年:チャンドラー戦決定も足の指を骨折して欠場
- 2025年:所在情報の不備で18か月の出場停止
- 2026年:マックス・ホロウェイとの再戦で約5年ぶりに復帰
- マクレガー対ホロウェイはどこで見れる?U-NEXTで見放題配信
- 約5年ぶりの復帰戦で注目されるポイント
- マクレガーの直近の戦績
- コナー・マクレガーは何がすごいのか
- コナー・マクレガーに関するよくある質問
- まとめ|コナー・マクレガーはUFCの歴史を変えた選手
コナー・マクレガーの歴史と戦績|UFC二階級制覇から2026年の復帰まで
コナー・マクレガーは、UFC史上初めて二つの階級の王座を同時に保持した選手です。
2015年には、約10年間無敗だったジョゼ・アルドをわずか13秒でKO。翌2016年にはエディ・アルバレスを倒し、フェザー級とライト級の二階級同時王者となりました。
一方で、ネイト・ディアスへのUFC初黒星、ハビブ・ヌルマゴメドフとの大乱闘、ダスティン・ポイエー戦での左脚骨折など、波乱の多いキャリアでもあります。
2021年7月のポイエー戦を最後に試合から離れていましたが、現地時間2026年7月11日(日本時間7月12日)のUFC 329でマックス・ホロウェイと再戦。約5年ぶりにオクタゴンへ復帰する予定です。
この記事では、コナー・マクレガーがどのようにUFCの頂点へ駆け上がり、なぜ長期離脱することになったのかを、試合結果表とともに時系列順で整理します。
コナー・マクレガーのプロフィール
コナー・マクレガーは、アイルランド・ダブリン出身の総合格闘家です。
2015年にUFCフェザー級王座、2016年にUFCライト級王座を獲得し、UFC史上初めて二つの階級の王座を同時に保持した選手となりました。
サウスポーから放つ左ストレートを最大の武器としており、プロMMAで挙げた22勝のうち、19勝がKO・TKOによるものです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本名 | コナー・アンソニー・マクレガー(Conor Anthony McGregor) |
| 生年月日 | 1988年7月14日 |
| 年齢 | 37歳(2026年7月11日時点) |
| 出身地 | アイルランド・ダブリン(クラムリン出身) |
| 国籍 | アイルランド |
| ニックネーム | ザ・ノトーリアス(The Notorious) |
| 身長 | 175cm |
| リーチ | 188cm |
| 構え | サウスポー |
| 所属ジム | SBG Ireland |
| プロデビュー | 2008年 |
| 主な出場階級 | フェザー級・ライト級・ウェルター級 |
| プロMMA戦績 | 28戦22勝6敗 |
| 勝利内訳 | 19KO・TKO、1一本、2判定 |
| 敗戦内訳 | 2KO・TKO、4一本 |
| UFC戦績 | 14戦10勝4敗 |
| プロボクシング戦績 | 1戦0勝1敗 |
| 主な獲得王座 | Cage Warriorsフェザー級・ライト級王座 |
| UFCでの獲得王座 | UFCフェザー級・ライト級王座 |
| 主な記録 | UFC史上初の二階級同時王者 |
マクレガーはダブリンのクラムリンで育ち、12歳ごろからボクシングを始めました。その後、ジョン・カバナが率いるSBG Irelandで総合格闘技を学び、2008年にプロデビューしています。公式UFCプロフィールでは、身長175cm、リーチ188cm、所属ジムはSBG Ireland、構えはサウスポーとされています。
プロMMA戦績は22勝6敗で、22勝の内訳は19KO・TKO、1一本、2判定です。打撃によるフィニッシュ率が非常に高く、特に距離を取りながら放つ左ストレートやカウンターを得意としてきました。
コナー・マクレガーの歴史早見表
| 西暦 | 主な出来事 |
|---|---|
| 2012年 | Cage Warriorsで二階級制覇 |
| 2013年 | UFCデビュー、ホロウェイに判定勝ち |
| 2014年 | ブランダオン、ポイエーに連勝 |
| 2015年 | メンデスを破り暫定王者、アルドを13秒でKO |
| 2016年 | ディアスに敗戦後、再戦で勝利。アルバレスを破り二階級同時王者 |
| 2017年 | フロイド・メイウェザーとボクシングで対戦 |
| 2018年 | ライト級王座を失い、バス襲撃事件とハビブ戦 |
| 2019年 | 2度目の引退表明 |
| 2020年 | セラーニに40秒TKO勝ち |
| 2021年 | ポイエーに連敗し、左脚の脛骨と腓骨を骨折 |
| 2022年 | 左脚骨折からのリハビリ |
| 2023年 | TUFでマイケル・チャンドラーとコーチ対決 |
| 2024年 | チャンドラー戦決定後、足の指を骨折して欠場 |
| 2025年 | 所在情報の不備で18か月の出場停止 |
| 2026年 | ホロウェイとの再戦で約5年ぶりに復帰 |
ここからは、それぞれの出来事を詳しく見ていきます。
2008年~2012年:UFC参戦前にCage Warriorsで二階級制覇
マクレガーは2008年にプロのMMA選手としてデビューしました。
キャリア初期には寝技で2敗していますが、その後は得意の打撃を生かして連勝を重ねます。
2012年6月にはデイブ・ヒルを破り、Cage Warriorsフェザー級王座を獲得しました。
さらに同年12月には、イヴァン・ブーフィンガーを左のパンチでKO。ライト級王座も獲得し、Cage Warriorsで二階級王者となります。(cagewarriors.com)
| 勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
|---|---|---|---|---|
| ○ | デイブ・ヒル | 2R 一本勝ち | Cage Warriors 47 | 2012年6月2日 |
| ○ | イヴァン・ブーフィンガー | 1R KO勝ち | Cage Warriors 51 | 2012年12月31日 |
UFC参戦前からフェザー級とライト級の両方で王者になっていたため、後にUFCでも二階級制覇を目指したのは、突然生まれた構想ではなかったことが分かります。
2013年:UFCデビューとホロウェイ戦での膝の負傷
マーカス・ブリメージを67秒でTKO
| 勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
|---|---|---|---|---|
| ○ | マーカス・ブリメージ | 1R 1:07 TKO | UFC on Fuel TV 9 | 2013年4月6日 |
2013年4月6日、マクレガーはマーカス・ブリメージ戦でUFCデビューを果たしました。
試合開始直後から正確なパンチを当て、わずか1分07秒で決着。公式結果はKOではなく、パンチによるTKOです。
さらにノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞し、強気な発言だけではなく、実力も備えた選手として一気に注目を集めました。(UFC)
マックス・ホロウェイに判定勝ち
| 勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
|---|---|---|---|---|
| ○ | マックス・ホロウェイ | 3R終了 判定3-0 | UFC Fight Night 26 | 2013年8月17日 |
続いて対戦したのが、後にUFCフェザー級王者となるマックス・ホロウェイです。
マクレガーは打撃だけでなく、テイクダウンやグラウンドでのコントロールも使い、3者ともマクレガーを支持する判定で勝利しました。
ところが、試合中に左膝の前十字靱帯を断裂していたことが判明します。
負傷後は打撃中心の戦い方から組み技中心へ切り替え、それでも最後まで戦い抜きました。
試合後に手術を受けたため、マクレガーは約11か月にわたって試合から離れることになります。(UFC)
2014年:母国アイルランドへの凱旋とポイエー撃破
ディエゴ・ブランダオン戦で復帰
| 勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
|---|---|---|---|---|
| ○ | ディエゴ・ブランダオン | 1R 4:05 TKO | UFC Fight Night 46 | 2014年7月19日 |
2014年7月、マクレガーは母国アイルランドのダブリンで復帰しました。
対戦相手は『The Ultimate Fighter』シーズン14の優勝者であるディエゴ・ブランダオンです。
マクレガーにとって、初めてUFC大会のメインイベントを務めた試合でもありました。
地元ファンから大歓声を浴びるなか、左のパンチなどでダメージを与え、1R4分05秒でTKO勝ちを収めています。
なお、日本語では「ディエゴ・ブランダウン」と表記されることもありますが、一般的には「ディエゴ・ブランダオン」と表記されています。
ダスティン・ポイエーとの第1戦
| 勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
|---|---|---|---|---|
| ○ | ダスティン・ポイエー | 1R 1:46 TKO | UFC 178 | 2014年9月27日 |
続く相手は、当時フェザー級の上位選手だったダスティン・ポイエーです。
試合前から激しい挑発を繰り返していましたが、実際の試合でもマクレガーが左のパンチを当て、1R1分46秒でTKO勝ちを収めました。
後にUFC暫定ライト級王者となるポイエーを短時間で倒したことで、フェザー級のタイトル挑戦候補として大きく前進します。(UFC)
2015年:暫定王座獲得からジョゼ・アルドへの13秒KO
2015年は、マクレガーが有望選手からUFCを代表するスターへと変わった一年です。
この年に行った3試合は、すべてKO・TKOで勝利しています。
デニス・シバーを破りアルドに詰め寄る
| 勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
|---|---|---|---|---|
| ○ | デニス・シバー | 2R 1:54 TKO | UFC Fight Night 59 | 2015年1月18日 |
デニス・シバー戦では、距離を取りながらパンチや蹴りを当て続け、2RでTKO勝ちを収めました。
試合終了後にはオクタゴンを飛び越え、観客席にいたフェザー級王者ジョゼ・アルドへ詰め寄ります。
この場面によって、アルドとのタイトルマッチに向けた注目度が一気に高まりました。
チャド・メンデスを破り暫定王者に
| 勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
|---|---|---|---|---|
| ○ | チャド・メンデス | 2R 4:57 TKO | UFC 189 | 2015年7月11日 |
本来はジョゼ・アルドとのタイトルマッチが予定されていましたが、アルドが肋骨を負傷して欠場しました。
代わりに組まれたのが、チャド・メンデスとのフェザー級暫定王座決定戦です。
レスリングに優れるメンデスは、何度もテイクダウンを奪い、マクレガーをグラウンドでコントロールしました。
それでもマクレガーは立ち上がった後にパンチをまとめ、2R終了直前にTKO勝ち。UFCフェザー級暫定王者となります。(UFC)
ジョゼ・アルドを13秒でKO
| 勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
|---|---|---|---|---|
| ○ | ジョゼ・アルド | 1R 0:13 KO | UFC 194 | 2015年12月12日 |
2015年12月、正規王者ジョゼ・アルドとの王座統一戦が実現しました。
アルドは約10年間にわたって敗れておらず、当時の世界最高峰と評価されていた選手です。
試合開始直後、アルドが踏み込んだ瞬間にマクレガーの左カウンターが直撃。アルドはその場で倒れ、追撃が入ったところで試合が終了しました。
決着時間は、わずか13秒です。
この勝利によって、マクレガーはUFCフェザー級の正規王者となりました。
13秒という決着時間は、UFCタイトルマッチにおける最短記録として残っています。(jp.ufc.com)
2016年:UFC初黒星から史上初の二階級同時王者へ
2016年は、マクレガーのキャリアのなかでも特に内容の濃い一年です。
最初の試合ではUFC初黒星を喫しましたが、再戦でリベンジを果たし、年末にはUFC史上初の二階級同時王者となりました。
ネイト・ディアスとの第1戦でUFC初黒星
| 勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
|---|---|---|---|---|
| × | ネイト・ディアス | 2R 4:12 一本負け | UFC 196 | 2016年3月5日 |
マクレガーは当初、ライト級王者ハファエル・ドス・アンジョスに挑戦する予定でした。
しかし、ドス・アンジョスが試合前に負傷。試合まで約2週間というタイミングで、ネイト・ディアスが代役として出場することになります。
試合はウェルター級契約で行われました。
序盤はマクレガーが強いパンチを当てましたが、ディアスを仕留められずに次第に失速します。
2Rにパンチを効かされ、テイクダウンを狙ったところで背後を取られ、リアネイキドチョークによる一本負けを喫しました。
これがマクレガーにとってUFC初黒星です。
UFC 200をめぐる対立と一時引退表明
ディアスとの再戦は、当初2016年7月のUFC 200で行われる予定でした。
しかし、マクレガーがトレーニングを優先し、UFCが求めた記者会見などの宣伝活動へ参加しなかったことで、UFCとの対立が発生します。
その過程でマクレガーは引退を示唆しましたが、その後すぐに競技を続ける意思を示しました。
完全な引退というよりも、試合準備や宣伝活動をめぐるUFCとの交渉だったと見るほうが実態に近いでしょう。
ネイト・ディアスとの第2戦でリベンジ
| 勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
|---|---|---|---|---|
| ○ | ネイト・ディアス | 5R終了 マジョリティ判定 | UFC 202 | 2016年8月20日 |
再戦では、マクレガーがディアスの前足へローキックを当てながら、パンチで複数回のダウンを奪いました。
一方、試合後半になると再びスタミナを消耗し、ディアスの前進と手数に苦しめられます。
5R終了後の採点は、48-47、47-47、48-47でした。
2人のジャッジがマクレガー、1人がドローと採点したため、結果はマクレガーのマジョリティ判定勝ちです。
単純な「2-0の判定」ではなく、「2者がマクレガー、1者がドローとしたマジョリティ判定」と説明するのが正確です。(jp.ufc.com)
エディ・アルバレスを破り二階級同時王者に
| 勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
|---|---|---|---|---|
| ○ | エディ・アルバレス | 2R 3:04 TKO | UFC 205 | 2016年11月12日 |
2016年11月、マクレガーはライト級王者エディ・アルバレスに挑戦しました。
フェザー級王座を保持したまま、別階級の王座へ挑戦した形です。
試合ではアルバレスの前進に左のカウンターを合わせ、1Rから複数回のダウンを奪いました。
2Rには左右のパンチを連続で当ててアルバレスを倒し、TKO勝ちを収めます。
この勝利によって、マクレガーはフェザー級とライト級の王座を同時に保持しました。
二本のUFC王座を同時に保持したのは、マクレガーが史上初です。(UFC)
2016年11月26日にフェザー級王座が空位に
ライト級王座を獲得してから約2週間後の2016年11月26日、UFCはマクレガーのフェザー級王座が空位になったことを発表しました。
これに伴い、暫定王者だったジョゼ・アルドが正規王者へ昇格しています。(UFC)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| フェザー級王座が空位になった日 | 2016年11月26日 |
| マクレガーが保持した王座 | UFCライト級王座 |
| 新たなフェザー級正規王者 | ジョゼ・アルド |
| 二階級同時保持の期間 | 約2週間 |
「自ら返上した」「UFCに剥奪された」という表現が使われることもありますが、記事では「2016年11月26日にUFCがフェザー級王座を空位扱いとした」と整理すると分かりやすいでしょう。
2017年:フロイド・メイウェザーとボクシングで対戦
| 勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
|---|---|---|---|---|
| × | フロイド・メイウェザー・ジュニア | 10R TKO負け | Mayweather vs. McGregor | 2017年8月26日 |
2017年はUFCで試合を行わず、プロボクシングに挑戦しました。
対戦相手は、プロボクシング49戦無敗だったフロイド・メイウェザー・ジュニアです。
マクレガーにとっては、プロボクシングのデビュー戦でした。
試合序盤は長いリーチを生かして手数を出しましたが、メイウェザーが徐々に前進。10Rに連打を受けたところでレフェリーが試合を止め、マクレガーのTKO負けとなりました。
メイウェザーはこの勝利でプロ50戦50勝を達成しています。(jp.ufc.com)
マクレガーは敗れたものの、MMAの王者とボクシングの無敗王者が対戦する異例のイベントとして、世界的な注目を集めました。
一方、この試合以降は知名度と収入がさらに大きくなる反面、MMAでの試合数が急激に減っていきます。
2018年:ライト級王座喪失とバス襲撃事件、ハビブ戦
ライト級王座を失う
マクレガーは2016年11月にライト級王座を獲得してから、タイトル防衛戦を行っていませんでした。
2018年4月のUFC 223で、ハビブ・ヌルマゴメドフとアル・アイアキンタによるライト級王座決定戦が行われ、ハビブが新王者となります。
これにより、マクレガーはライト級王者ではなくなりました。
フェザー級とライト級の両方で王者になりましたが、どちらの階級でもタイトル防衛戦は行っていません。
UFC 223の選手用バス襲撃事件
UFC 223の大会直前、ハビブと、マクレガーのチームメートであるアルテム・ロボフの間でトラブルが起こりました。
その後、マクレガーは複数の仲間とともに会場へ現れ、ハビブらが乗っていた選手用バスへ台車を投げつけます。
割れた窓ガラスなどによって選手が負傷し、複数の試合が中止となりました。
マクレガーはその後、警察へ出頭して逮捕されています。
ハビブ・ヌルマゴメドフに一本負け
| 勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
|---|---|---|---|---|
| × | ハビブ・ヌルマゴメドフ | 4R 3:03 一本負け | UFC 229 | 2018年10月6日 |
約1年11か月ぶりのMMA復帰戦となったのが、ハビブとのライト級タイトルマッチです。
試合ではハビブのテイクダウンとグラウンドコントロールに苦しみました。
2Rには右のパンチでダウンを奪われ、4Rには再びテイクダウンされます。
最後はネッククランクを極められ、マクレガーの一本負けとなりました。(UFC)
試合後に大乱闘へ発展
試合終了直後、ハビブはオクタゴンを飛び越え、マクレガー陣営へ向かいました。
同時にオクタゴン内でも、マクレガーとハビブ陣営のメンバーによる乱闘が発生します。
後にネバダ州アスレチック・コミッションは、両者に以下の処分を科しました。
| 選手 | 出場停止期間 | 罰金 |
|---|---|---|
| コナー・マクレガー | 6か月 | 5万ドル |
| ハビブ・ヌルマゴメドフ | 9か月 | 50万ドル |
処分は、試合が行われた2018年10月6日にさかのぼって適用されました。
2019年:2度目の引退表明
2019年はUFCで試合を行っていません。
同年3月、マクレガーはSNSでMMAからの引退を発表しました。
しかし、その後は再びオクタゴンへの復帰を示唆しています。
実際に競技生活を終える引退というよりも、UFCとの交渉や自身の状況を巡る一時的な表明だったと考えられます。
2020年:ドナルド・セラーニに40秒TKO勝ち
ドナルド・セラーニとの復帰戦
| 勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
|---|---|---|---|---|
| ○ | ドナルド・セラーニ | 1R 0:40 TKO | UFC 246: McGregor vs. Cowboy | 2020年1月18日 |
2020年1月、マクレガーはドナルド・セラーニを相手に約1年3か月ぶりの復帰戦を行いました。
開始直後の組み合いでは、肩をセラーニの顔面へ繰り返し当てます。
その後、左ハイキックでセラーニを大きくぐらつかせ、パンチをまとめて開始40秒でTKO勝ちしました。
マクレガーにとって、2016年11月のアルバレス戦以来、約3年2か月ぶりの勝利です。
また、フェザー級、ライト級、ウェルター級の3階級でKO・TKO勝利を記録しました。(UFC)
3度目の引退表明
2020年6月には、マクレガーが3度目となる引退を表明しました。
しかし、その後ダスティン・ポイエーとの再戦が決まり、再び現役へ復帰することになります。
2021年:ポイエーに連敗し、左脚の脛骨と腓骨を骨折
ポイエーとの第2戦で自身初のTKO負け
| 勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
|---|---|---|---|---|
| × | ダスティン・ポイエー | 2R 2:32 TKO | UFC 257: Poirier vs. McGregor 2 | 2021年1月24日 |
2014年以来となるポイエーとの再戦は、ライト級で行われました。
序盤はマクレガーがパンチを当てていましたが、ポイエーはマクレガーの右脚へカーフキックを集中させます。
脚へのダメージが蓄積したことで動きが落ち、最後はケージ際でパンチを連続して受けました。
結果は2R2分32秒、ポイエーのTKO勝ちです。
マクレガーにとって、プロMMAで初めて打撃によってストップされた試合となりました。
ポイエーとの第3戦で左脚を骨折
| 勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
|---|---|---|---|---|
| × | ダスティン・ポイエー | 1R 5:00 TKO(ドクターストップ) | UFC 264: Poirier vs. McGregor 3 | 2021年7月10日 |
2021年7月、ポイエーとの第3戦が行われました。
1Rではポイエーがテイクダウンを奪い、グラウンドからパンチや肘を当てます。
マクレガーは下からギロチンチョークを狙いましたが、ポイエーに脱出されました。
ラウンド終了直前、マクレガーが後退した際に左脚が折れ、そのまま倒れ込みます。
試合続行不可能と判断され、1R終了時のドクターストップによるTKO負けとなりました。(UFC)
骨折したのは、左脚の脛骨と腓骨です。
試合後には手術を受け、長期のリハビリに入ることになります。
ポイエーとの通算対戦成績
| 勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
|---|---|---|---|---|
| ○ | ダスティン・ポイエー | 1R 1:46 TKO | UFC 178 | 2014年9月27日 |
| × | ダスティン・ポイエー | 2R 2:32 TKO | UFC 257: Poirier vs. McGregor 2 | 2021年1月24日 |
| × | ダスティン・ポイエー | 1R 5:00 TKO(ドクターストップ) | UFC 264: Poirier vs. McGregor 3 | 2021年7月10日 |
ポイエーとの通算対戦成績は、マクレガーの1勝2敗です。
2022年:左脚骨折からのリハビリ
2022年は試合へ出場せず、左脚の脛骨と腓骨の骨折からの回復に時間を費やしました。
マクレガーのファイトスタイルでは、左構えからの踏み込みや前後の動きが非常に重要です。
そのため、左脚の大けがは単に骨が治ればよいというものではなく、以前と同じ距離感や打撃のタイミングを取り戻せるかが問題となりました。
SNSなどではトレーニングを再開した様子も公開していましたが、2022年中の実戦復帰には至りませんでした。
2023年:TUFでマイケル・チャンドラーとコーチ対決
2023年、マクレガーはUFCのリアリティー番組『The Ultimate Fighter 31』へ出演しました。
対するチームのヘッドコーチを務めたのが、元Bellatorライト級王者のマイケル・チャンドラーです。(jp.ufc.com)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 番組 | The Ultimate Fighter 31 |
| マクレガー側 | Team McGregor |
| 対戦コーチ | マイケル・チャンドラー |
| 当初の計画 | 番組終了後に両者が対戦 |
番組内では両者が激しく言い争い、マクレガーがチャンドラーを突き飛ばす場面もありました。
番組終了後には両者の対戦が予定されていましたが、2023年中に試合は実現しませんでした。
2024年:チャンドラー戦決定も足の指を骨折して欠場
2024年には、マクレガー対チャンドラーがUFC 303のメインイベントとして正式に発表されました。
| 勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
|---|---|---|---|---|
| 中止 | マイケル・チャンドラー | マクレガーの負傷により中止 | UFC 303 | 2024年6月29日 |
実現すれば、マクレガーにとって約3年ぶりの試合となる予定でした。
しかし、試合前のトレーニングで足の指を骨折したため、チャンドラー戦は中止となります。
マクレガーは、左足の小指を骨折したことを自ら公表しました。UFC 303のメインイベントは、アレックス・ペレイラ対イリー・プロハースカ第2戦へ変更されています。(ESPN)
2021年の左脚骨折から復帰へ近づいていたものの、別の負傷によって復帰が再び延期された形です。
2025年:所在情報の不備で18か月の出場停止
2025年10月、マクレガーがUFCのアンチドーピング規定に違反し、18か月の出場停止処分を受けたことが発表されました。
ただし、禁止薬物が検出されたことによる処分ではありません。
マクレガーは2024年に3回、検査機関へ正確な所在情報を提出できず、予定されていた検体採取を受けられませんでした。
| 所在情報の不備が認定された日 |
|---|
| 2024年6月13日 |
| 2024年9月19日 |
| 2024年9月20日 |
この3回が「Whereabouts Failures」と呼ばれる所在情報関連の違反として認定されています。
通常は24か月の処分対象となる可能性がありましたが、当時マクレガーが負傷していたことや、調査へ協力したことなどが考慮され、18か月に短縮されました。
処分は2024年9月20日にさかのぼって適用され、2026年3月20日に終了しています。(UFC)
そのため、「ドーピング検査で陽性になった」と記載するのは正確ではありません。
「所在情報の不備によって3回の検査を受けられず、アンチドーピング規定違反として18か月の出場停止処分を受けた」と説明する必要があります。
2026年:マックス・ホロウェイとの再戦で約5年ぶりに復帰
マックス・ホロウェイとの第2戦
| 勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
|---|---|---|---|---|
| ― | マックス・ホロウェイ | 試合前 | UFC 329: McGregor vs. Holloway 2 | 2026年7月11日(日本時間12日) |
2026年3月20日に出場停止期間が終了し、マクレガーの復帰が可能となりました。
その後、UFCは現地時間2026年7月11日(日本時間7月12日)のUFC 329で、マックス・ホロウェイと再戦することを発表しています。
会場はラスベガスのT-Mobileアリーナで、ウェルター級の5Rメインイベントとして行われる予定です。(UFC)
マクレガーにとっては、2021年7月10日のポイエー第3戦以来、約5年ぶりの試合となります。
ホロウェイとは約13年ぶりの再戦
| 勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
|---|---|---|---|---|
| ○ | マックス・ホロウェイ | 3R終了 判定3-0 | UFC Fight Night 26 | 2013年8月17日 |
| ― | マックス・ホロウェイ | 試合前 | UFC 329: McGregor vs. Holloway 2 | 2026年7月11日(日本時間12日) |
初対戦当時は、どちらもUFC王者になる前でした。
その後、マクレガーはフェザー級とライト級の王者となり、ホロウェイもフェザー級王者として長期間トップ戦線で活躍しました。
若手時代に戦った2人が、約13年後に元UFC王者同士として再戦することになります。
マクレガー対ホロウェイはどこで見れる?U-NEXTで見放題配信
コナー・マクレガー対マックス・ホロウェイの再戦が行われる「UFC 329」は、日本ではU-NEXTでライブ配信されます。
U-NEXTの月額プランを利用していれば、別途PPVチケットを購入する必要はありません。月額料金の範囲内で見放題となるため、すでにU-NEXTへ加入している人は追加料金なしで視聴できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配信サービス | U-NEXT |
| 配信形式 | 見放題ライブ配信 |
| 日本時間 | 2026年7月12日(日)6時から大会終了まで |
| 追加料金 | 不要 |
| PPVチケット | 購入不要 |
| 追いかけ再生 | 対応 |
| 見逃し配信 | 準備完了後から2026年8月11日23時59分まで |
| 音声 | 日本語解説・副音声・英語版 |
U-NEXT公式によると、視聴には月額プランへの加入が必要ですが、配信チケットの購入は不要です。無料トライアル期間中でも視聴できると案内されています。
また、ライブ配信は追いかけ再生に対応しています。
そのため、配信開始時刻に間に合わなかった場合でも、ライブ配信の途中から冒頭へ戻って視聴できます。大会終了後には見逃し配信も予定されているため、リアルタイムで見られない人でも後から試合を確認できます。
マクレガーにとって約5年ぶり、ホロウェイとは約13年ぶりとなる再戦です。
通常の月額料金だけで視聴できるため、UFCファンだけでなく、久しぶりにマクレガーの試合を見たい人にとっても見逃せない大会となりそうです。
なお、大会当日は会員登録が集中する可能性があるとして、U-NEXTは前日までの登録と視聴デバイスの事前確認を呼びかけています。初めて利用する場合は、試合開始直前ではなく、余裕を持って準備しておくと安心です。
約5年ぶりの復帰戦で注目されるポイント
ホロウェイ戦は、単なる人気選手同士の再戦ではありません。
マクレガーにとっては、現在もトップレベルで戦える力が残っているのかを確認する試合でもあります。
特に注目されるのは、以下の点です。
- 約5年間のブランクを乗り越えられるのか
- 左脚の脛骨と腓骨を骨折した影響が残っていないか
- 以前のような踏み込みから左ストレートを打てるのか
- 長期戦になった場合にスタミナが持つのか
- 反応速度や打撃のタイミングが衰えていないか
- 37歳でホロウェイの手数と運動量に対応できるのか
- 2020年1月以来となる勝利を挙げられるのか
マクレガーが最後に勝利したのは、2020年1月のセラーニ戦です。
2016年11月のアルバレス戦で二階級同時王者になった後のMMA戦績は、セラーニ戦の1勝に対し、ハビブ戦とポイエー第2戦・第3戦の3敗となっています。
マクレガーの直近の戦績
| 勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
|---|---|---|---|---|
| ― | マックス・ホロウェイ | 試合前 | UFC 329: McGregor vs. Holloway 2 | 2026年7月11日 |
| × | ダスティン・ポイエー | 1R 5:00 TKO(ドクターストップ) | UFC 264: Poirier vs. McGregor 3 | 2021年7月10日 |
| × | ダスティン・ポイエー | 2R 2:32 TKO | UFC 257: Poirier vs. McGregor 2 | 2021年1月24日 |
| ○ | ドナルド・セラーニ | 1R 0:40 TKO | UFC 246: McGregor vs. Cowboy | 2020年1月18日 |
| × | ハビブ・ヌルマゴメドフ | 4R 3:03 一本負け | UFC 229 | 2018年10月6日 |
表には次戦のホロウェイ戦も含めていますが、終了済みの直近4試合に限ると、マクレガーの戦績は1勝3敗です。
最後の勝利は2020年1月のドナルド・セラーニ戦であり、ハビブ・ヌルマゴメドフ戦とポイエー第2戦・第3戦では敗れています。
過去の実績だけでなく、約5年間のブランクを経た現在の競技力を判断する意味でも、ホロウェイ戦は重要な一戦になりそうです。
過去の実績だけではなく、現在の競技力を判断する意味でも、ホロウェイ戦は重要な試合になりそうです。
コナー・マクレガーは何がすごいのか
マクレガーの最大の功績は、UFC史上初めて二つの階級の王座を同時に保持したことです。
さらに、約10年間無敗だったジョゼ・アルドを13秒で倒し、ネイト・ディアス、エディ・アルバレス、ダスティン・ポイエー、マックス・ホロウェイなどにも勝利しています。
一方、UFC王座の防衛回数は0回です。
そのため、長期間にわたって王座を守った絶対王者というよりも、短期間で頂点へ駆け上がり、UFCの人気や知名度を大きく引き上げた選手と考えるのが適切でしょう。
コナー・マクレガーに関するよくある質問
コナー・マクレガーのUFC戦績は?
2026年のホロウェイ戦前時点では、UFCで10勝4敗です。
勝利した主な相手には、ジョゼ・アルド、エディ・アルバレス、ネイト・ディアス、ダスティン・ポイエー、マックス・ホロウェイがいます。
コナー・マクレガーの最後の勝利はいつ?
最後の勝利は、2020年1月18日のドナルド・セラーニ戦です。
開始40秒でTKO勝ちを収めました。
なぜ約5年間も試合をしていなかった?
最大の理由は、2021年のポイエー第3戦で左脚の脛骨と腓骨を骨折したことです。
その後は長期のリハビリに入り、2024年に予定されたチャンドラー戦も足の指の骨折によって中止となりました。
さらに、所在情報の不備によるアンチドーピング規定違反で、2026年3月まで出場停止処分を受けています。
UFC王座を防衛したことはある?
フェザー級とライト級の王座を獲得しましたが、タイトル防衛戦は一度も行っていません。
フェザー級王座は2016年11月26日に空位となり、ライト級王座も防衛戦を行わないまま失っています。
まとめ|コナー・マクレガーはUFCの歴史を変えた選手
コナー・マクレガーは、長期政権を築いた王者ではありません。
しかし、ジョゼ・アルドへの13秒KO、UFC史上初の二階級同時制覇、ネイト・ディアスやハビブとの大型試合など、UFC史を代表する場面の中心に立ってきました。
マクレガーのキャリアを簡単に振り返ると、以下のようになります。
| 時期 | キャリアの状況 |
|---|---|
| 2013年~2014年 | UFCに登場した新たなスター候補 |
| 2015年 | フェザー級の頂点へ |
| 2016年 | UFC史上初の二階級同時王者に |
| 2017年~2021年 | 世界的スターになる一方で試合数が減少 |
| 2022年~2026年 | 負傷と処分を乗り越え、復帰へ |
競技実績とUFCへの影響力を合わせると、マクレガーは「長期政権を築いた王者ではないものの、UFCの歴史に最も大きな影響を与えたスター選手の一人」とまとめられます。
約5年ぶりとなるホロウェイ戦では、過去の実績だけではなく、現在もトップ選手と戦える力が残っているのかが問われることになりそうです。

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