くら寿司&ちいかわで何があった?従業員の不正・メルカリ出品・コラボ中止まで時系列で整理

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くら寿司で2026年8月から行われていた「ちいかわ」とのコラボキャンペーンが、予定より早く全面中止となりました。

きっかけとなったのは、「ビッくらポン!」で何度当たってもフィギュアが出ないというSNS上の声と、その一方でフリマサイトにコラボグッズが大量出品されていたことです。

その後、配布開始前の湯呑みまで出品されているとの指摘が広がり、くら寿司が調査。最終的に「従業員による不正行為が判明した」と公式に発表しました。

なお、今回問題となっているのは、くら寿司側のキャンペーン運営をめぐるトラブルです。「ちいかわ」の作者や運営側が不正に関与したという話ではありません。

一体何があったのでしょうか。

最初に話題となった出来事から、9月6日のコラボ中止までを時系列で分かりやすく整理します。

※記事内容は2026年9月6日時点で確認できた情報をもとにしています。

くら寿司とちいかわで何があった?トラブルの経緯を時系列で整理

8月21日|くら寿司×ちいかわコラボがスタート

くら寿司は2026年8月21日から、全国の店舗で「ちいかわ」とのコラボキャンペーンを開始しました。

当初の実施期間は9月30日まで。

「ビッくらポン!」では、ちいかわたちが寿司に変身した限定景品として、

  • フィギュア:全5種類
  • 缶バッジ:全8種類
  • アクリルマグネット:全8種類

が用意されていました。

「ビッくらポン!」とは?5皿ごとに挑戦できるくら寿司の定番サービス

「ビッくらポン!」とは5皿ごとに挑戦できるくら寿司の定番サービスです。

「ビッくらポン!」は、今回のちいかわコラボだけで行われている期間限定キャンペーンではありません。

くら寿司で普段から提供されている定番サービスで、食べ終わった寿司皿をテーブルにある専用の投入口へ5枚入れると、タッチパネル上でゲームが1回始まります。

ゲームには「当たり」「はずれ」があります。

「当たり」が出ると、カプセルに入ったオリジナル景品がもらえる仕組みです。

寿司を食べる

5皿ごとにゲームへ挑戦

当たりを引く

さらに景品の種類は選べない

という仕組みです。

そのため、「何度当たっても欲しいフィギュアが出ない」という利用客が出た一方で、フリマサイトには同じフィギュアを大量に持つ出品者が現れたことが、今回の疑惑が広がる大きなきっかけになりました。

つまり、ちいかわのフィギュアを狙う場合はまずゲームで当たりを引き、さらに当たった景品の中からフィギュアが出る必要がありました。

さらに税込3,000円の会計ごとにもらえる先着プレゼントとして、第1弾のミニ巾着、第2弾の湯呑み、第3弾の寿司皿なども予定されていました。

コラボメニューや限定の店内装飾なども展開される、大規模なキャンペーンでした。(くら寿司)


8月下旬|「何回当たってもフィギュアが出ない」とSNSで話題に

コラボ開始後、最初にSNSで注目されたのが「ビッくらポン!」の景品でした。

Xでは、何度当たりを引いてもフィギュアが出なかったという投稿が相次ぎます。

中には「1万8,000円分を食べて17回当たったものの、フィギュアは0個だった」という趣旨の投稿も拡散しました。

ほかにも16個当たってフィギュアが0個だったという声などが報じられています。(ライブドアニュース)

一方、フリマサイトではコラボフィギュアなどが大量に出品されていました。

そのため、

「店舗ではフィギュアが出ないという声があるのに、なぜ大量に持っている人がいるのか?」

という疑問が広がり、従業員が景品を抜き取っているのではないかと疑う声も出るようになります。

メルカリではいくらで売れていた?セットで5,000円前後の例も

では、実際にちいかわのコラボ景品はいくらくらいで売られていたのでしょうか。

公開されていたメルカリの出品を独自に調査した個人ブログでは、2026年9月2日時点で、フィギュア2体・缶バッジ・アクリルマグネットを組み合わせたセットを大量に出品している2つのアカウントが確認されています。

確認できたのは計34出品。そのうち価格を読み取れたSOLD済み30件は、

4,222円~5,288円

で販売されており、5,000円の商品が15件と最も多くなっていました。

30件の販売価格を合計すると14万6,280円です。

ただし、この2アカウントがくら寿司の従業員だったという証拠はありません。

あくまで「当時、これくらいの価格で大量に売れていた」という参考値として見る必要があります。

湯呑み4種類セットは平均9,432円で売り切れ

さらに高値になっていたのが、9月4日に配布が始まったオリジナル湯呑みです。

別の独自調査では、9月4日14時20分時点でメルカリに出品されていた「湯呑み全4種セット」18件を確認したところ、18件すべてが売り切れていました。

価格帯は8,777円~12,000円で、平均9,432円だったとのことです。

単純計算すると、確認された18件だけでも販売価格の合計は約17万円に相当します。

ちいかわグッズを普段集めていない人からすると、「無料でもらえる景品」に見えるかもしれませんが、実際にはセットで1万円前後でも売れるほどの需要があったことになります。

ただし、この数字をそのまま「転売利益」と考えることはできません。

メルカリでは売れた金額の10%が販売手数料として差し引かれ、さらに送料も必要です。

先ほどのSOLD済み30件・14万6,280円について、単純に販売手数料10%だけを差し引けば約13万1,652円ですが、ここから送料や商品の入手にかかった費用が引かれます。

また、湯呑みは税込3,000円の会計ごとに1個もらえる景品だったため、正規ルートで4種類をそろえるには最低でも合計1万2,000円の対象会計が必要です。

フィギュアが出なかったのは不正が原因だったのか?

この点も分けて考える必要があります。

くら寿司側は取材に対し、ビッくらポンの景品について、1つの筐体に各種類を均等に入れるのではなく、複数種類が混在した箱からランダムに補充していると説明しています。

そのため、補充のタイミングなどによって特定の景品が続けて出なかったり、偏っているように見えたりする場合はあるとのことです。(J-CAST ニュース)

つまり、

「フィギュアが出なかった=従業員が抜いていた」

とまでは断定はできません。

後に従業員の不正自体は判明しますが、SNSで報告されたすべての「フィギュアが出なかったケース」と不正行為が直接関係していたのかについては公表されていません。


9月2日|くら寿司が公式に調査を開始

SNS上で疑惑が広がったことを受け、くら寿司は9月2日に公式声明を発表します。

くら寿司は、「ビッくらポン!」のコラボグッズについて不適切な取り扱いを指摘するSNS投稿を「非常に重く受け止めている」とし、事実関係の調査を進めていることを明らかにしました。

また、通常の景品管理については、

  • 原則として鍵付き倉庫で保管
  • 複数人で開封・補充
  • 担当者を明確化

するなど、厳正に管理していると説明しています。

さらに、不適切な行為が確認された場合には「該当者に対する厳正な処分および法的措置も含めた厳格な対応」を行うとしていました。

この9月2日の段階では、くら寿司もまだ「従業員の不正があった」とは発表していません。


9月3日|配布開始前の「湯呑み」がメルカリに?

その翌日、さらに疑惑が強まる出来事がありました。

コラボ第2弾の「オリジナル湯呑み」は、9月4日から税込3,000円の会計ごとに先着で配布される予定でした。

ところが、配布開始前日の9月3日時点で、湯呑みとみられる商品がフリマアプリ「メルカリ」に出品されていたとする投稿が拡散します。

ITmedia NEWSでも、配布前の出品を指摘する複数のX投稿を確認したと報じています。(ITmedia)

本来の配布開始より前だったことから、

「どのように入手したのか?」
「内部関係者が関わっているのではないか?」

という疑問がさらに強まりました。


9月4日|湯呑みの配布開始後も不自然な出品が話題に

9月4日になると、湯呑みの正式な配布が始まりました。

しかし、その日の店舗営業時間前とみられる時間帯から出品されている商品もあったと報じられています。

メルカリのコメント欄では、入手方法を尋ねる書き込みも確認されていました。(ITmedia)

さらに第1弾の景品をめぐっては、出品者がコメント欄で「くら寿司の店員」を名乗っていたケースも確認されています。

ただし、その人物が実際のくら寿司従業員だったのかは確認されていません。


9月5日|くら寿司が「従業員による不正行為」を正式発表

状況が大きく変わったのが9月5日です。

くら寿司は社内調査の結果、

「当社の従業員による不正行為が判明した」

と正式に発表しました。

ここで、それまでSNS上で疑われていた「内部で不正が起きているのではないか」という話について、少なくとも従業員による何らかの不正行為が実際にあったことが確認されたことになります。

そして、くら寿司は翌9月6日の営業開始から、「ちいかわ」コラボキャンペーンを中止すると発表しました。

従業員は具体的に何をしたのか?

ここは現時点で、公式発表と報道を分けて見る必要があります。

くら寿司の9月5日の公式発表では、「従業員による不正行為」とのみ説明されており、

  • 不正に関わった従業員の人数
  • 店舗名
  • 持ち出した景品の種類
  • 持ち出した数量
  • フリマサイトで販売したのか
  • 具体的な処分内容

などは公表されていません。

一方、テレビ朝日は9月6日、くら寿司の調査で「従業員が景品を横領していたことが分かった」と報じています。(テレ朝NEWS)

そのため、現時点では、

「くら寿司公式は従業員の『不正行為』が判明したと発表し、テレビ朝日は『景品の横領』が判明したと報じている」

という整理が最も正確です。

フリマサイトで大量出品していた人物と、不正が判明した従業員が同一人物なのかについても、くら寿司から詳細は発表されていません。

従業員の不正は1人でできた?複数人が関わっていた可能性は?

今回の問題を見て、もう一つ気になるのが、

「これだけの景品を持ち出す行為を、従業員1人だけでできたのか?」

という点です。

2026年9月6日時点で、くら寿司は不正に関与した従業員の人数を公表していません。

9月5日の発表も「当社の従業員による不正行為が判明した」という表現であり、「従業員1人」「複数人」といった具体的な人数は示されていません。

そのため、現時点では単独だったのか、複数の従業員が関係していたのかは分かりません。

ただし、くら寿司が公表している本来の景品管理方法を見ると、疑問が残るのも確かです。

くら寿司は9月2日の時点で、景品について、

  • 「原則、鍵付き倉庫内で保管」
  • 「複数名で開封・補充」
  • 「担当者を明確化」
  • 「グッズの提供数と在庫数を照合」

して管理していると説明しています。

つまり、本来のルール通りであれば、誰でも自由に倉庫へ入り、好きなだけ景品を持ち出せる仕組みではありません。

そのためSNSでは、

「大量に持ち出したのであれば在庫数が合わなくなるのでは?」
「1人だけで長期間続けられるものなのか?」
「景品管理に関わる立場の人物だったのではないか?」
「ほかの従業員が気付かなかったのか?」

といった疑問や考察も見られています。

一方で、「複数人で管理する=不正には必ず複数人の協力が必要」という意味でもありません。

くら寿司従業員を名乗るXユーザーは、自身が勤務する店舗について、景品の補充を長期間勤務しているスタッフの中から「1~2人」に絞って担当させていたという趣旨の投稿をしています。

この投稿者が実際のくら寿司従業員であることを外部から確認することはできず、全店舗が同じ運用だったとも限りません。

ただ、景品へアクセスできる担当者が店舗によってはかなり限定されていた可能性を考えると、「大量の持ち出しには必ず多人数の共犯者が必要だった」とまではいえません。

「父親が店長」と説明した出品者も話題に

SNSではさらに、メルカリの出品者が「父親がくら寿司の店長」と説明していたとするスクリーンショットも拡散しました。

ITmedia NEWSもこの投稿が存在することを確認しています。

ただし、ITmediaも「実際にくら寿司の関係者であるかは確認できていない」としています。

現時点で分かっている事実は、あくまで「くら寿司が従業員による不正行為を確認した」というところまでです。

それでも、くら寿司自身が複数人での開封・補充や在庫照合をルールとして掲げていたことから、

「どの管理工程をすり抜けて不正が行われたのか」
「在庫の不足はいつ把握されたのか」
「関与した従業員は何人だったのか」

は、今後くら寿司に説明してほしい重要なポイントだと考えられます。


9月6日|ちいかわコラボを途中で全面中止

くら寿司は9月6日の営業開始から、「ちいかわ」コラボキャンペーンを中止しました。

中止されたのは、問題となっていたフィギュアだけではありません。

公式発表では、次の6つの施策がすべて中止されています。

  • ビッくらポンのフィギュア・アクリルマグネット・缶バッジ
  • オリジナル湯呑みのプレゼント
  • オリジナル寿司皿のプレゼント
  • ショートエプロンが当たるレシート応募キャンペーン
  • コラボメニュー
  • ビッくらポンの動画・対象店舗の店内装飾

コラボは当初9月30日まで行われる予定でしたが、約3週間以上早く終了した形です。(くら寿司)

特に第3弾の寿司皿は9月18日から配布予定だったため、実際に配布される前に中止となりました。

また、くら寿司はコラボ中止後も、すでに契約・放送予定となっていたテレビCMで「ちいかわ」コラボ実施中という内容が流れる場合があると説明し、キャンペーン自体は終了していると注意を呼びかけています。


なぜコラボ全体を中止するほどの問題になった?

今回の騒動は、単に「ちいかわグッズが転売された」というだけの問題ではありません。

コラボグッズの中には、「ビッくらポン!」で当たりを引いた利用客や、一定金額以上を飲食した利用客へ配布される景品が含まれています。

そこに従業員による不正行為が確認されたことで、景品が適正に管理・提供されていたのかというキャンペーンそのものへの信頼にも関わる問題となりました。

くら寿司が一部の景品だけではなく、コラボメニューや店内装飾などを含めたキャンペーン全体を中止したことからも、今回の問題を重く受け止めていることが分かります。

ただし、「なぜ一部停止ではなく全面中止を選んだのか」という判断理由について、くら寿司は詳しく説明していません。


ちいかわ側がトラブルを起こしたわけではない

「ちいかわとくら寿司で何があった?」という情報だけを見ると、ちいかわ側とくら寿司側で何らかのトラブルが起きたようにも見えます。

しかし、今回確認されているのは、くら寿司のコラボキャンペーンをめぐって従業員による不正行為が判明した問題です。

現在確認できるくら寿司の公式発表では、「ちいかわ」の作者・ナガノ氏や作品の運営側に問題があったとする情報はありません。

そのため、「ちいかわ側の不祥事」と受け取らないよう注意が必要です。


くら寿司×ちいかわのトラブルを時系列でまとめると

今回の流れを簡単に整理すると、次のようになります。

日付出来事
8月21日くら寿司×ちいかわコラボ開始
8月下旬「何度当たってもフィギュアが出ない」という投稿が相次ぐ
同時期フリマサイトでコラボグッズの大量出品が話題に
9月2日くら寿司が不適切な取り扱いについて調査開始を発表
9月3日翌日から配布予定の湯呑みとみられる商品がメルカリに出品されていると話題に
9月4日湯呑みの正式配布開始。営業時間前とみられる出品も報じられる
9月5日くら寿司が「従業員による不正行為が判明」と正式発表
9月6日ちいかわコラボを全面中止

最初は「フィギュアが出ない」という利用客の声から始まった問題でした。

その後、大量出品や配布開始前のグッズ出品などが見つかり、内部関係者への疑惑が拡大。

くら寿司が調査した結果、実際に従業員による不正行為が判明し、最終的にコラボ全体の中止にまで発展したという流れです。


今後、従業員への処分や法的措置はどうなる?

2026年9月6日時点では、不正を行った従業員についての詳細は公表されていません。

くら寿司は9月2日の段階で、不適切な行為が確認された場合には「厳正な処分および法的措置も含めた厳格な対応」を取るとしていました。

しかし、その後判明した従業員について、

「どのような処分をしたのか」
「警察への相談や刑事・民事上の対応を行うのか」

といった詳細については、9月6日時点で公式発表を確認できません。

また、フリマサイトに出品された商品と今回判明した不正行為との具体的な関係も、くら寿司から明らかにされていません。

今後追加の調査結果や処分内容が公表された場合には、この記事も更新する必要があります。


今回のトラブルは「従業員の不正判明からコラボ全面中止」に発展

今回のくら寿司と「ちいかわ」のコラボをめぐる騒動は、当初は「ビッくらポンでフィギュアが出ない」というSNS上の声から注目されました。

その一方で、フリマサイトでは景品の大量出品が確認され、さらに配布前の湯呑みまで出品されているとの指摘が広がります。

くら寿司は調査を開始し、9月5日には従業員による不正行為が判明したことを正式に発表。

翌9月6日から、9月30日まで実施予定だった「ちいかわ」コラボを全面中止しました。

テレビ朝日は従業員による「景品の横領」が判明したと報じていますが、くら寿司公式では現在も具体的な不正内容や従業員の人数、店舗、処分内容などは明らかにされていません。(テレ朝NEWS)

そのため今後は、くら寿司が不正行為の詳細や従業員への処分、法的措置について追加発表するかが注目されます。


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