2026年9月1日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』で、事件を解説していた元神奈川県警捜査1課長が不適切な言葉を使い、西尾桃アナウンサーと宮根誠司さんが番組内で謝罪しました。
ニュース記事の多くが問題の単語を伏せたため、「何と言ったのか」「宮根さんが発言したのか」と疑問に思った人もいるようです。
問題となったのは、身体に障害のある人を指して使われてきた古い差別的表現でした。
発言者は宮根さんや西尾アナではなく、リモート出演者した元捜査1課長。
この記事では、確認できる発言の範囲、発言が出た経緯、番組の対応、SNSで見られた意見を整理します。2026年5月に同番組の生中継へ第三者のFワードが入り、中継を打ち切った別のトラブルとの違いも確認します。
ミヤネ屋で元捜査1課長が発言した不適切な言葉と番組の対応
9月1日の放送では、山口県美祢市の殺人事件を取り上げている途中、リモート出演した元捜査1課長が不適切な表現を使いました。
その後、西尾アナと宮根さんが謝罪しましたが、謝罪の中で問題の単語や発言者名は示されていません。
ミヤネ屋の不適切発言は「かたわ」
問題となった言葉は「かたわ」です。
身体に障害や欠損のある人を指す古い侮蔑的な表現で、現在の放送や新聞では原則として使用を避けています。
複数の視聴者投稿と拡散された放送映像から単語を確認できます。
一方、ORICON NEWSや日刊スポーツは単語を直接書かず、「身体が不自由な人・状態を指す放送禁止用語とされる言葉」などと伝えました。
この言葉を発したのは宮根誠司さんでも西尾桃アナでもありません。2人は番組を代表して謝罪した側です。
不適切な言葉を発言したのは誰?
主要報道で確認できる肩書きは「元神奈川県警捜査1課長」の鳴海達之氏と紹介されています。
どのような流れで不適切発言が出た?
番組は、山口県美祢市の老舗和菓子店「斉藤製菓」の店舗兼住宅で起きた殺人事件を扱っていました。
事件は8月28日に発覚し、店主の斉藤一正さん(80)が死亡。
70代の妻も頭部を負傷し、頭の骨を折る重傷を負いました。
警察は殺人事件として捜査しており、放送時点で容疑者が特定されたとの発表は確認されていません。
発言は、犯人が妻の頭部まで攻撃した理由を推測する解説の中で出ました。
発言者が障害のある人を直接罵倒する目的だったかというとそのような意図は感じられませんでした。
しかし、犯人心理を説明しようとした文脈と、そのために差別的な言葉を選んだことがテレビ放送としては不適切となってしまったという流れだったようです。
問題の発言はどのような内容だった?
放送を見た視聴者の記録では、犯人にとって被害者が重い障害を負えばそれでよい、という趣旨の説明の中で問題の単語が使われていました。
宮根氏:「奥様も頭の骨を折るなどの重傷ということで、奥様もこれ頭部を狙われている可能性ある訳ですよね?」
鳴海達之氏:「そうですね。まああの、頭を狙ってもし死ななければ『かたわ』になるというかですね。普通の生活ができなくなるし話ができなくなれば、犯人とすればそれでもいいんだろうと思って、頭を狙うのかもしれないですね。」
「かたわ」はなぜ不適切な表現なのか
この言葉は、身体に障害や欠損がある人を、欠けた存在や不完全な存在のように扱う含みを持つ侮蔑語として使われてきました。現在は当事者の尊厳を傷つけ、偏見を強めるおそれがあるため、通常のニュースや情報番組では使用を避ける表現です。
日本民間放送連盟の放送基準は、人種・性別・職業・境遇・信条などによる差別的な取り扱いをしないことを定めています。音楽の扱いに関する項目でも、身体的特徴の表現に十分注意し、心身に障害のある人の感情を傷つけるおそれのあるものを使わないとしています。
今回、発言者に侮辱の意図があったかは確認できません。それでも、意図の有無だけで言葉が相手へ与える影響は消えないため、番組は放送上不適切な表現として謝罪したと考えられます。
放送禁止用語は法律で決まっている?
「放送禁止用語」は日常的に使われる呼び方ですが、法律に全国共通の禁止単語一覧があるわけではありません。
民放onlineの解説でも、放送局が単語を機械的に分類した共通の禁止語リストはなく、使用された文脈や必要性を踏まえて判断すると説明されています。
放送法は放送事業者に番組基準を定めるよう求めており、各局は自社の基準や民放連の放送基準に沿って表現を判断します。
一般に「放送禁止用語」と呼ばれるものは、正確には放送上の配慮から使用を避ける言葉です。引用や歴史的資料など、文脈によって扱いが変わる場合もあります。
また、この単語を口にしただけで直ちに犯罪になるわけではなく、障害者差別解消法違反が自動的に成立するものでもありません。
同法は行政機関や事業者による不当な差別的取り扱いの禁止、合理的配慮などを定めた法律です。放送上不適切だったことと、法的な違反が認定されたことは分ける必要があります。
西尾桃アナと宮根誠司はどのように謝罪した?
発言後は以下のような対応となったようです。以下コメントです。
西尾桃アナ:「先ほどの放送の中で、不適切な表現がありました。お詫びいたします。大変失礼いたしました」(頭を下げる。)
宮根誠司:「失礼いたしました」
と謝罪し、番組はその後は通常どおり進んだようです。
その場で発言者が言い直したのではなく、後の番組進行中に西尾アナと宮根さんが対応した形です。謝罪では問題の言葉、発言者の氏名、なぜ不適切だったのか、どのように言い換えるべきだったのかまでは説明されませんでした。
短時間で謝罪した点を評価する見方がある一方、単語を伏せたため、途中から見た視聴者には何への謝罪か分かりにくい対応でもありました。
発言者本人から謝罪や説明は出ている?
2026年9月1日夜までに確認した範囲では、発言者本人による公式な謝罪や詳しい説明は確認できていません。ミヤネ屋公式サイトにも、今回の発言に関する独立した謝罪文や再発防止策は掲載されていませんでした。
出演見合わせや降板、読売テレビ側の処分、障害者団体からの抗議声明も、主要報道や公式発表では確認できません。いずれも「ない」と確定したのではなく、記事作成時点で公表された情報を確認できていないという意味です。
SNSではどのような反応が出た?
SNSでは一方向だけでなく、次のような意見が見られました。
- 差別的な歴史を持つ言葉であり、放送では使うべきではない
- 元警察幹部として事件を解説する人物が使ったことに驚いた
- 問題の単語を伏せたニュースでは、何が起きたのか分かりにくい
- 見出しだけを見て、宮根さん本人の発言だと誤解した
- 昔は耳にした言葉なので、意味を更新しなければ無意識に使う可能性がある
- 侮辱の意図がないなら、過度な「言葉狩り」にすべきではない
- 番組内ですぐ謝罪した対応はよかった
- 何が問題だったのか説明しない謝罪だけでは不十分だ
これらは公開投稿で確認できた反応の例であり、世論調査ではありません。批判と擁護のどちらが多かったかを示すデータも確認できないため、「批判が殺到した」「擁護が多数だった」とは断定できません。
SNSではどのように情報が広がった?
放送中の早い段階から、視聴者が問題の単語を聞いたとXへ投稿しました。その後、番組内で西尾アナと宮根さんが謝罪し、午後3時台から日刊スポーツやORICON NEWSが相次いで記事を公開しています。
主要記事が単語を伏せたことで、「何と言ったのか」「誰の発言なのか」という疑問が残り、視聴者による発言の記録や映像付き投稿が共有されました。Google Trendsの急上昇にも同日、「ミヤネ屋 不適切発言」が5,000件以上の検索として表示されています。
ただし、最初に投稿した人物や拡散の起点は特定できません。検索結果や投稿の表示は時間とともに変わるため、検索件数も9月1日夜に確認した時点の情報です。
過去にもミヤネ屋で不適切ワード問題があった
2026年5月13日には、元ジャングルポケットの斉藤慎二被告の第4回公判を東京地裁前から伝えていた際、別の不適切ワードが放送へ入りました。
中山正敏リポーターの説明中、画面外にいた外国人とみられる人物が英語のFワードを繰り返し叫んだものです。
宮根さんは「中山さん、大丈夫ですか?」と安全を確認した後、「ちょっとすいません、中継を中断させていただきます」と伝え、映像をスタジオへ切り替えました。
5月のFワード問題と今回の発言は何が違う?
| 比較点 | 2026年5月13日 | 2026年9月1日 |
|---|---|---|
| 発言者 | 東京地裁前にいた第三者 | 番組が解説を依頼したリモート出演者 |
| 経緯 | 画面外からFワードを連呼 | 事件の犯人心理を解説中に発言 |
| 番組の対応 | その場で中継を中断 | その後の放送内で謝罪し、進行を継続 |
どちらも宮根さん自身が問題の言葉を発したわけではありません。ただし、5月は番組が管理しにくい中継先の第三者、9月は番組が出演を依頼した解説者という違いがあります。
確認できたことと現在も分かっていないこと
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 確認済み | 元神奈川県警捜査1課長が不適切な表現を使用し、西尾アナと宮根さんが謝罪した |
| 映像・投稿で確認 | 問題の単語、発言者が鳴海達之氏と表示・紹介されたこと |
| 未確認 | 公式な発言全文、本人の謝罪、降板・出演見合わせ、局の処分、団体からの抗議、法律違反との判断 |
神奈川県警の内部で同じ表現が日常的に使われていたという根拠もありません。今回の一人の発言を、組織全体の慣行へ広げて説明することはできません。
ミヤネ屋の不適切発言に関する疑問のまとめ
Q. ミヤネ屋では何という不適切な言葉を発言したのか?
A. 身体に障害のある人を指して使われてきた古い差別的表現の「かたわ」です。主要報道は単語を直接書かず、放送禁止用語とされる言葉などと説明しています。
Q. 不適切な言葉を発言したのは誰なのか?
A. リモート出演した元神奈川県警捜査1課長です。映像付き投稿では鳴海達之氏と紹介されていますが、9月1日の主要報道は氏名を記載していません。
Q. 宮根誠司が不適切発言をしたのか?
A. 宮根さんの発言ではありません。宮根さんは西尾桃アナとともに、番組を代表して謝罪した側です。
Q. 西尾桃アナは何を謝罪したのか?
A. 番組の出演者が放送中に使った不適切な表現について謝罪しました。単語や発言者名、問題とされた理由までは説明していません。
Q. 発言者本人は謝罪したのか?
A. 2026年9月1日夜時点で、本人による公式な謝罪や説明は確認できていません。
Q. 「かたわ」は法律で禁止されている言葉なのか?
A. 法律上の全国共通禁止語ではありません。ただし、差別的な表現として放送局が使用を避けており、民放連も障害や身体的特徴への配慮を求めています。
Q. 過去のFワード問題と同じ出来事なのか?
A. 別の出来事です。5月13日は東京地裁前にいた第三者による中継妨害で、9月1日はリモート出演者が事件解説中に発言しました。
Q. 鳴海達之氏の降板は決まったのか?
A. 降板や出演見合わせが決まったとの公式発表は、9月1日夜時点で確認できていません。
まとめ|元捜査1課長の発言を番組が謝罪
9月1日の『ミヤネ屋』では、元神奈川県警捜査1課長が事件解説中に、身体に障害のある人を指す古い差別的表現を使いました。宮根誠司さんや西尾桃アナの発言ではなく、2人はその後に番組内で謝罪しています。
主要報道が単語を伏せたため、SNSでは発言内容や発言者を確かめる動きが広がり、批判、擁護、報道や謝罪方法への疑問などが出ました。5月のFワード問題は第三者による生中継の妨害で、今回とは発言者も対応も異なります。本人の説明や今後の出演については、公式発表を引き続き確認する必要があります。

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