リンツで約314万件の情報漏えい|公式アプリ会員も対象?パスワード・ポイントへの影響

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チョコレートブランド「リンツ(Lindt)」を運営するリンツ&シュプルングリージャパンは2026年10月23日、公式オンラインショップと公式アプリの会員情報314万7,469件が、第三者に取得されたと発表しました。

不正アクセスを受けたのは、リンツがオンラインショップのシステム提供と会員情報の管理を委託している株式会社フューチャーショップです。

漏えいした情報には、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日だけでなく、ハッシュ化されたログインパスワードも含まれています。

一方、クレジットカード情報などの決済情報は含まれていないと説明されています。

今回の対象はオンラインショップの購入者だけではありません。リンツ公式アプリに登録している会員も対象に含まれます。

また、10月21日からオンラインショップが停止しているため、現時点ではリンツのログインパスワードを変更できません。

公式アプリについても、新規ログインなどが停止している一方、すでにログインしている人は店舗でポイントを貯めたり使ったりできます。

リンツは、対象会員へのメール通知を10月26日から順次開始する予定です。

この記事では、314万7,469件の情報漏えいについて、誰が対象なのか、漏れた個人情報、パスワードとクレジットカードへの影響、ポイントの利用、オンラインショップの再開状況、問い合わせ先まで、リンツと委託先の公式発表を基に整理します。

リンツで314万7469件の情報漏えい|公式アプリ会員・パスワード・ポイントへの影響

リンツ&シュプルングリージャパンは10月23日、委託先のシステムへの不正アクセスによって、公式オンラインショップとLindt公式アプリの会員情報が漏えいしたことを公表しました。

今回の事案では、個人情報が外部に流出した「可能性がある」という段階ではなく、第三者によって会員情報が取得されたことを確認したと発表されています。

まずは、10月25日時点で判明している内容を整理します。

項目2026年10月25日時点の情報
発表企業リンツ&シュプルングリージャパン株式会社
不正アクセスを受けた委託先株式会社フューチャーショップ
漏えいした情報314万7,469件の会員情報
対象サービスリンツ公式オンラインショップ・Lindt公式アプリ
不正アクセス10月17日23時02分から18日未明
第三者による情報取得10月18日0時16分
企業側が把握10月19日
公式発表10月23日
漏えいした主な項目氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、会員IDなど
ログインパスワード対象に含まれるが、ハッシュ化されて保存
クレジットカード情報漏えい対象に含まれない
オンラインショップ10月21日16時から停止中
アプリのポイントログイン済み会員は店舗で利用可能
対象会員へのメール10月26日から順次送信予定
二次被害10月23日11時時点で確認されていない

今回公表された314万7,469件は、リンツのオンラインショップと公式アプリで共通利用されている会員アカウントの情報です。

フューチャーショップの公式発表でも、同社のサービスを利用する1店舗の会員情報314万7,469件が取得されたと説明しています。

なお、今回の調査は継続中であり、事実関係が追加・変更される可能性があります。

出典:リンツ「委託先事業者への不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ」(2026年10月23日)、フューチャーショップ「不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ(第一報)」


リンツの情報漏えいは誰が対象?公式アプリだけの会員も含まれるのか?

今回の情報漏えいで対象となったのは、リンツ公式オンラインショップとLindt公式アプリに登録している会員の情報です。

リンツの発表によると、オンラインショップと公式アプリでは共通の会員アカウントを利用しています。

そのため、オンラインショップで商品を購入した人だけでなく、公式アプリで会員登録した人も対象に含まれます。

例えば、店舗でポイントを貯めるために公式アプリを登録し、オンラインショップでは一度も購入したことがない場合でも、共通の会員情報が今回の漏えい対象に含まれている可能性があります。

一方、リンツの商品を購入したことがある人すべてが、今回の対象になるわけではありません。

会員登録せずに店舗でチョコレートを購入しただけの場合、それだけで今回の会員データに情報が含まれているとは判断できません。

また、リンツは2026年10月18日0時16分の時点で退会済みだった会員については、今回の対象件数に含めていないと明記しています。

ただし、退会の時期や登録状態が分からない場合、今回の発表だけで自分が対象外だと確定することはできません。

対象者には10月26日から順次メールで連絡する予定ですが、個別の確認が必要な場合は、リンツが設置した専用窓口を利用してください。


314万7469件は314万人の意味なのか?

今回公表された314万7,469件は、リンツのオンラインショップと公式アプリで管理されていた会員情報の件数です。

リンツとフューチャーショップは、今回取得された会員情報について、この件数を公表しています。

ただし、314万7,469件という数字を、本人確認済みの実人数が314万7,469人だったという意味で扱うのは正確ではありません。

公表されている単位は「件」であり、実際に何人の利用者に相当するのかを別途集計した人数は示されていません。

また、個々の会員について、すべての情報項目が登録されていたかどうかも、公式発表では区分別に説明されていません。

重要なのは、今回の約315万件という数字が、単なる推定の最大件数ではなく、第三者による取得が確認された会員情報の件数として発表されていることです。

ただし、その後に実際に不正ログインや金銭的な被害が発生した人数を示しているわけではありません。

会員情報の漏えい件数と、情報が悪用された人数・被害件数は分けて考える必要があります。


何の個人情報が漏れた?住所・電話番号・生年月日も対象

リンツが10月23日に公表した漏えい対象には、氏名やメールアドレスなどの基本的な会員情報に加え、住所、電話番号、生年月日、性別などが含まれています。

また、会員の登録店舗やメールマガジンの受信設定、最終ログイン日時なども対象として挙げられています。

公式発表に記載された項目を整理すると、以下のとおりです。

情報の種類漏えい対象
会員ID含まれる
氏名・フリガナ含まれる
メールアドレス含まれる
住所含まれる
電話番号含まれる
生年月日含まれる
性別含まれる
メールマガジン受信設定含まれる
登録店舗情報含まれる
会員登録日時含まれる
最終ログイン日時含まれる
ログインパスワードハッシュ化された状態で含まれる
クレジットカード情報含まれない
その他の決済情報含まれない

なお、今回の発表では、すべての利用者について上記の全項目が登録・取得されていたと個別に確認できるわけではありません。

しかし、氏名、住所、電話番号、生年月日などを組み合わせると、本人に関する情報を第三者が把握できる可能性があります。

こうした情報を使ってリンツの関係者を装った連絡が届くおそれもあるため、今後の不審なメールや電話には注意が必要です。

出典:リンツ公式・漏えいした情報および対象となるお客様


リンツのパスワードも漏れた?ハッシュ化されていても変更は必要なのか?

今回の情報漏えいには、リンツのログインパスワードも含まれています。

ただし、パスワードはハッシュ化された状態で保存されていたと説明されています。

ハッシュ化とは、元のパスワードをそのまま保存せず、一定の計算処理によって変換した情報を保存する仕組みです。

フューチャーショップは、今回取得された情報をそのまま使ってログインすることはできないと説明しています。

そのため、今回の漏えいを「全会員のパスワードが、入力した文字列のまま流出した」と説明するのは誤りです。

一方、ハッシュ化されていれば、どのような場合でも元のパスワードを推測されないと保証できるわけではありません。

実際の安全性は、ハッシュ化の方式やパスワードの複雑さなどによって異なります。今回の発表では、それらの技術的な詳細までは示されていません。

リンツも、オンラインショップの再開後にパスワードを変更するよう案内する予定です。

また、リンツと同じパスワードをほかの通販サイトやメールサービスなどでも使っている場合は、そちらのパスワードを先に変更するよう求めています。

これは、リンツのオンラインショップの再開を待たずに実施できる対策です。

例えば、リンツと同じパスワードをメールアカウントや別の通販サイトでも使用している場合は、それぞれの公式サイトや公式アプリから、別々の新しいパスワードへ変更してください。

可能であれば、各サービスが提供する二段階認証などの追加の認証機能も利用するとよいでしょう。


リンツのパスワードは今すぐ変更できる?オンラインショップの停止に注意

リンツは、2026年10月21日16時から公式オンラインショップを一時停止しています。

今回の情報漏えいを受けて安全性を確認するための措置であり、再開時期は決まり次第、公式のお知らせページで案内するとしています。

そのため、10月25日時点では、リンツ公式オンラインショップと公式アプリのログインパスワードを変更できません。

リンツは、オンラインショップが再開した際にパスワード変更を依頼する予定で、具体的な方法は改めて公式サイトで知らせると説明しています。

今の段階で、パスワードを変更できないことだけを理由に、第三者がアカウントへログインしたと判断することはできません。

ただし、登録していたパスワードをほかのサービスで使い回している場合は、そのサービス側のパスワード変更を先に行ってください。

また、復旧やパスワード再設定の案内を装った不審なメールが届く可能性もあります。

リンツは、メールや電話でパスワードやクレジットカード情報を尋ねることはないと明記しています。

パスワード変更の案内については、届いたメールのリンクを安易に開くのではなく、リンツ公式の情報漏えいに関するお知らせから最新情報を確認してください。


クレジットカード情報は流出した?不正請求の心配は?

リンツとフューチャーショップは、今回漏えいした会員情報に、クレジットカード情報などの支払いに関する情報は含まれていないと説明しています。

フューチャーショップによると、リンツのオンラインショップで入力されたカード情報は、決済代行会社が直接処理する仕組みです。

カード番号、有効期限、セキュリティコードは、フューチャーショップのサーバーを経由せず、保存もしていないと説明されています。

したがって、今回の会員情報漏えいによって、保存されていたカード番号が取得されたという発表ではありません。

ただし、クレジットカード情報が今回の漏えい対象に含まれていないことと、今後の詐欺被害の可能性がないことは別です。

例えば、リンツを装った偽サイトへ誘導され、カード番号やセキュリティコードを新たに入力してしまえば、今回の漏えいとは別の被害につながるおそれがあります。

また、身に覚えのないカード利用があった場合は、今回の事件との関係を決めつけずに、カード会社へ連絡して調査を依頼してください。

10月23日11時時点で、リンツは漏えいした情報が悪用された事実を確認していないと説明しています。


リンツ公式アプリのポイントは使える?新規ログインや会員登録は停止中

今回の不正アクセスでは、リンツのオンラインショップだけでなく、公式アプリの会員情報も対象になっています。

そのため、普段店舗で公式アプリを利用している人にとっては、ポイントを使えるのか、アプリにログインできるのかも気になるところです。

リンツによると、すでに公式アプリにログインしている人は、店舗でのポイント付与とポイント利用を引き続き利用できます。

一方、オンラインショップの停止期間中は、公式アプリの一部機能も利用できません。

サービス・機能10月25日時点の状況
店舗でのポイント付与ログイン済みアプリ会員は利用可能
店舗でのポイント利用ログイン済みアプリ会員は利用可能
公式アプリへの新規ログイン停止中
新規会員登録停止中
会員情報の確認・変更停止中
ポイント履歴の閲覧停止中
購入履歴の閲覧停止中
オンラインショップ停止中・再開時期未定

ポイントの利用について、今回の発表で一律に停止されたという説明はありません。

ただし、すでにログインしている人が対象のため、アプリからログアウトしてしまった場合や、新しい端末でログインしようとする場合は注意が必要です。

現在は新規ログインを利用できないため、再びログインできるまで待つ必要が生じる可能性があります。

また、ポイントが消失した、あるいは不正利用されたという発表も、今回確認した公式資料にはありません。

ポイントの残高や履歴を確認できない場合でも、それだけでポイントが失われたと判断することはできません。

アプリの機能や利用状況について不明な点がある場合は、リンツの専用問い合わせ窓口へ確認してください。


オンラインショップはいつ再開する?注文済みの商品は届くのか?

リンツの公式オンラインショップは、2026年10月21日16時から一時的に停止しています。

停止の理由は、今回の情報漏えいを受けて被害拡大を防ぎ、システムの安全性を確認するためです。

10月25日時点で確認した公式発表では、オンラインショップの具体的な再開日時は決まっていません。

リンツは、再開時期が決まり次第、公式のお知らせページで案内するとしています。

一方、オンラインショップが停止する前に注文していた商品については、予定どおり届けると説明しています。

そのため、10月21日のショップ停止前に注文した商品が、今回の不正アクセスを理由にすべてキャンセルされるという案内ではありません。

ただし、個々の注文の配送日や到着状況まで保証されているわけではありません。

注文済み商品の状況を確認したい場合は、注文時に届いたメールやリンツの問い合わせ窓口を利用してください。

また、店舗の営業が全国一斉に停止されたという発表でもありません。今回の公式案内で停止対象として説明されているのは、主にオンラインショップと公式アプリの一部機能です。


対象者には10月26日からメール通知|連絡が届かない場合は?

リンツは、今回の情報漏えいの対象となった会員に対し、2026年10月26日(月)から、登録メールアドレス宛に順次連絡すると発表しています。

10月26日は、対象者全員への通知が完了する日ではなく、順次連絡を始める予定日です。

そのため、26日になってすぐメールが届かない場合でも、それだけで対象外と判断することはできません。

また、リンツは、メールを届けられない会員については、公式サイトのお知らせをもって通知に代えると説明しています。

今回確認した発表では、氏名や会員番号を入力するだけで、自分が情報漏えいの対象か判定できる専用の照会ページは案内されていません。

そのため、対象となる可能性があり、個別に確認したい場合は、公式サイトの案内を確認するか、専用問い合わせ窓口を利用することになります。

なお、対象者への通知を装った偽メールやSMSにも注意が必要です。

リンツは、メールや電話でパスワードやクレジットカード情報を求めないと明記しています。

また、公式発表では、問い合わせへの返信に特定のメール配信サービスのアドレスが使われる場合があると案内されていますが、それだけを根拠に、届いたメールが本物であると判断することはできません。

不審な案内が届いた場合は、メール内のリンクではなく、ブラウザーから直接リンツの公式サイトを開いて確認してください。


不正アクセスはいつ発生した?10月17日から23日までの経緯

今回の情報漏えいについて、リンツと委託先のフューチャーショップは、10月17日から23日までの詳しい経緯を公表しています。

主な出来事を時系列で整理すると、以下のようになります。

日時出来事
10月17日23時02分委託先のサーバーに第三者が不正アクセス
10月18日0時16分対象の会員情報が第三者に取得される
10月19日15時30分ごろフューチャーショップが不審なアクセスを確認
10月19日リンツへ報告、侵入経路を遮断し脆弱性対策を実施
10月21日16時リンツ公式オンラインショップを停止
10月23日リンツと委託先が情報漏えいを公表
10月26日から対象会員へのメール通知を順次開始予定

フューチャーショップによると、攻撃者は同社のサーバーで使用していたソフトウェアの脆弱性を悪用して侵入しました。

その後、10月18日0時16分にリンツの会員情報を取得したことが確認されています。

フューチャーショップは10月19日に侵入経路を遮断し、悪用された脆弱性への対策を実施したと説明しています。

また、遮断後に同じ手口でアクセスできないことを確認しており、同社のすべての管理画面サーバーにも対策を実施済みとしています。

ただし、具体的なソフトウェアの名称や、悪用された脆弱性の技術的な詳細については、二次被害防止などを理由に公表を控えています。

そのため、特定の脆弱性や攻撃グループによるものと推測で断定することはできません。

なお、フューチャーショップは今回の事案について、対象の1店舗以外のデータに同様の手法で不正アクセスされた痕跡は、10月23日時点では確認していないと説明しています。

出典:フューチャーショップ「個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ(第一報)」


10月21日の不正アクセスやPHPの脆弱性とは別の事件なのか?

今回の情報漏えいでは、委託先のフューチャーショップが同じ時期に複数のシステムトラブルを公表していたため、どの問題がリンツの会員情報漏えいにつながったのか分かりにくい状況がありました。

これについてフューチャーショップは、10月25日に新たな公式説明を公表し、3つの事象はそれぞれ別の問題であると明らかにしています。

区別されたのは、次の3件です。

  • 10月21日から22日の長時間メンテナンス:PHPの重大な脆弱性への緊急対策に伴い、サービスを長時間停止したもの
  • 10月21日に検知した不正アクセス:フューチャーショップの関連サービスの脆弱性を突かれ、4台のサーバーを緊急停止した事案
  • 10月19日に判明した会員情報漏えい:10月17日から18日にかけて不正アクセスを受け、リンツの会員情報314万7,469件が取得された今回の事案

フューチャーショップは、10月21日に検知した別の不正アクセスについて、10月25日時点のログ調査では個人情報の漏えいを確認していないと説明しています。

一方、リンツの会員情報314万7,469件については、第三者が実際に取得したことを確認しています。

このため、「10月21日の4台のサーバーへの不正アクセスによってリンツの会員情報が漏れた」と同一視するのは正確ではありません。

また、長時間メンテナンスの原因となったPHPの脆弱性が、そのままリンツの情報漏えいに使われたという発表でもありません。

同じ事業者で起きた出来事ですが、それぞれ発生日時・原因・確認された被害が異なります。

出典:フューチャーショップ「PHP脆弱性対策に伴う長時間メンテナンス、および不正アクセス事案に関するお詫びとご説明」(2026年10月25日)


個人情報の悪用や不正ログインは確認されたのか?

リンツは10月23日11時時点で、今回漏えいした会員情報が悪用された事実は確認されていないと説明しています。

また、フューチャーショップも10月23日の発表で、今回の漏えいに起因する具体的な二次被害の報告は確認していないとしています。

ただし、これは発表時点で悪用が確認されていないという意味です。

取得された情報が今後も絶対に悪用されないと保証されたわけではありません。

氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどが第三者に取得されているため、リンツを装った不審なメール、SMS、電話、郵便物などには注意が必要です。

特に、10月26日から対象会員への通知が予定されているため、情報漏えいの連絡を装った偽の案内が届く可能性も考えられます。

例えば、次のような連絡には注意してください。

・情報漏えいの確認を理由にパスワードを入力させる
・アカウントの復旧を装って偽サイトへ誘導する
・ポイントの保護や復元を名目にカード情報を求める
・補償金や見舞金の手続きと称して個人情報を集める
・会員情報の更新を理由に不審なファイルを開かせる

これらは一般的に注意が必要な詐欺の例であり、今回のリンツの事案で実際にすべて確認された手口という意味ではありません。

不審な案内を受け取った場合は、連絡元を安易に信用せず、リンツの公式サイトや専用問い合わせ窓口で確認してください。


偽メールのリンクを開いてしまった場合はどうすればいい?

今回の情報漏えいをきっかけに、リンツからの案内を装った不審なメールが届く可能性があります。

ただし、不審なリンクを開いたことと、パスワードやカード情報が第三者に渡ったことは必ずしも同じではありません。

実際にどのような操作をしたのかによって、必要な対応は異なります。

リンクを開いただけで何も入力していない場合

不審なページを閉じ、追加の操作やファイルのダウンロードを行わないでください。もし不審なアプリのインストールやファイルの実行を求められた場合は、実行しないことが重要です。

ログインIDやパスワードを入力してしまった場合

同じパスワードを使用している別のサービスについて、安全な端末から速やかに変更してください。リンツのパスワードについては、公式オンラインショップの再開後に案内される変更手順を確認する必要があります。

クレジットカード情報を入力してしまった場合

カード会社の正規窓口へ速やかに連絡し、利用停止や再発行などの対応が必要か相談してください。

不審なアプリやファイルを実行してしまった場合

端末の安全性を確認し、必要に応じてセキュリティソフトで検査してください。不審な動作が続く場合は、端末の製造元や信頼できるサポート窓口へ相談することも検討してください。

また、今回のリンツの事案について不審な連絡を受け取った場合は、リンツの専用窓口へ知らせるよう案内されています。

なお、公式サイトを装った偽ページが存在する可能性もあるため、検索広告やメールのリンクだけで正規サイトと判断するのではなく、正しいドメインを確認することが重要です。

リンツの公式サイトのドメインはlindt.jpです。


対象者への補償や見舞金は発表されているのか?

リンツは10月23日の発表で、今回の情報漏えいについて謝罪し、対象会員への連絡や再発防止策を進めると説明しています。

一方、10月25日時点で確認した公式発表では、対象者に一律の見舞金を支払うことや、金銭補償を実施する具体的な方針は示されていません。

そのため、現在の段階で補償金の金額や支払時期が決まっていると判断することはできません。

また、公式に案内されていない補償申請サイトや、見舞金の受け取りを理由にカード情報を要求する連絡には注意が必要です。

今回の不正アクセスについて、リンツは委託先のフューチャーショップと連名で個人情報保護委員会へ報告したと説明しています。

また、フューチャーショップは警察へ相談するとともに、外部のセキュリティ専門機関による調査を進める方針です。

今後、調査結果や具体的な対応方針が公表される可能性はありますが、現時点では新たな補償制度が決定したと断定できません。

対象者への対応については、リンツの公式発表を継続して確認する必要があります。


リンツの情報漏えいに関する問い合わせ先|電話とメールの専用窓口

今回の情報漏えいについて、リンツは会員向けの専用問い合わせ窓口を設置しています。

自分が対象かどうか、公式アプリへの影響、届いたメールが正規の案内か分からない場合などは、専用窓口で確認できます。

10月23日から案内されている問い合わせ先は次のとおりです。

問い合わせ方法連絡先・受付時間
会員専用電話0120-713-065
電話受付時間9:00~21:00
受付日土日・祝日を含む
専用メールprivacy-incident-jp@lindt.jp
問い合わせフォームリンツ公式のお知らせページから確認

なお、今回の窓口は情報漏えいに関する会員向けの問い合わせ先です。

公式のお知らせでは、問い合わせフォームも案内されており、フォームが機能しない場合には専用メールアドレスへ直接連絡することもできます。

問い合わせ時には、必要以上のパスワードやクレジットカード情報を伝えないよう注意してください。

最新の窓口情報や受付時間については、リンツ「個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ」から確認できます。


リンツの約315万件情報漏えいまとめ|会員が今確認したいこと

リンツ&シュプルングリージャパンは2026年10月23日、公式オンラインショップとLindt公式アプリの会員情報314万7,469件が第三者に取得されたことを発表しました。

今回の対象は、オンラインショップと公式アプリの共通会員情報であり、オンラインショップで商品を購入していないアプリ会員も含まれます。

漏えいした情報には、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、会員ID、ハッシュ化されたログインパスワードなどが含まれています。

一方、クレジットカード情報などの決済情報は含まれておらず、10月23日11時時点で情報の悪用も確認されていません。

オンラインショップは10月21日から停止しており、現時点ではリンツのパスワードを変更できません。

そのため、ほかのサービスでも同じパスワードを利用している場合は、そちらの変更を優先してください。

また、公式アプリにログイン済みの会員は店舗でポイントを貯めたり使ったりできますが、新規ログインや会員情報の確認・変更などの機能は停止しています。

対象者への個別メール通知は10月26日から順次開始される予定です。ただし、メールが届かない場合も公式サイトのお知らせをもって通知に代えるとしています。

今後の主な確認ポイントは、対象会員への通知、オンラインショップの再開、パスワード変更方法、サービスの復旧状況、調査によって新たに判明する影響範囲です。

また、10月25日に委託先のフューチャーショップが公表した説明では、同じ時期のPHP脆弱性対策や10月21日に検知した別の不正アクセスは、今回のリンツの会員情報漏えいとは異なる事象だと明らかにされています。

リンツを装った不審なメールやSMSにも注意し、正規の案内についてはリンツ公式の情報漏えいに関するお知らせを確認してください。

ほかの企業で起きた個人情報漏えいについては、関連記事「佐川急便で最大5323万件の情報漏えいか|送り主・届け先への影響」や「CAPCOM IDの情報漏えいについて」でも整理しています。


主な参考資料と確認日

情報確認日:2026年10月25日。リンツ&シュプルングリージャパンの10月23日付発表、委託先フューチャーショップの10月23日付個人情報漏えいに関する第一報、10月25日付の複数事案の区別に関する説明を確認しています。今回の314万7,469件は第三者による取得が確認された会員情報の件数であり、具体的な不正利用の被害者数ではありません。ログインパスワードはハッシュ化された状態で管理されており、クレジットカード情報などの決済情報は漏えい対象に含まれていません。オンラインショップの再開時期、パスワード変更方法、通知状況、被害範囲などは今後の発表により変更される可能性があります。

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