iPhoneの「メッセージ」アプリでは、送信した文章が青色で表示される場合と、緑色で表示される場合があります。
いつも青色だった相手とのメッセージが突然緑色になると、「相手が機種変更した?」「ブロックされた?」「既読が付かなくなる?」と気になることもあるでしょう。
実は、青色はiMessage、緑色はRCS・SMS・MMSという通信方式の違いを表しています。
以前は緑色をSMSと考えることが一般的でしたが、2026年現在はRCSへの対応が広がり、緑色でも既読表示や写真・動画の送信ができる場合があります。
この記事では、青色と緑色の違い、突然色が変わる原因、RCSとSMSの見分け方、既読や送信料金、青色に戻す方法まで、Appleや国内通信会社の公式情報をもとに分かりやすく解説します。
iPhoneのメッセージが緑色になるのはなぜ?青色との違いを比較
iPhoneのメッセージが緑色になるのは、Appleの「iMessage」以外の通信方式で送信されているためです。
相手がAndroidを使っている場合だけでなく、iMessageの設定や通信状態によって、iPhone同士でも緑色になることがあります。
まずは、iPhoneで利用する4種類のメッセージの違いを確認してみましょう。
| 通信方式 | 吹き出しの色 | 既読表示 | 写真・動画 |
|---|---|---|---|
| iMessage | 青色 | 対応 | 対応 |
| RCS | 緑色 | 対応 | 対応 |
| SMS | 緑色 | 非対応 | 非対応 |
| MMS | 緑色 | 基本的に非対応 | 対応 |
※既読表示は相手の端末や設定、通信会社の対応状況によって利用できない場合があります。また、MMSの利用可否は通信会社や契約内容によって異なります。
この表から分かるように、緑色の吹き出しだからといって、必ずSMSで送信されているわけではありません。
RCSであれば、AndroidとiPhoneの間でも既読表示や高画質の写真・動画の送信などが利用できる場合があります。
iPhoneのメッセージが突然緑色になる原因は?
今まで青色で送信できていたメッセージが、突然緑色に変わることがあります。
Appleが公式に案内している主な原因は、次のとおりです。
- 送信先の相手がAndroidなど、Apple以外の端末を使用している
- 自分または相手のiMessageがオフになっている
- iMessageが一時的に利用できない状態になっている
- 機種変更などによってメッセージの設定を更新する必要がある
例えば、相手がiPhoneからAndroidへ機種変更した場合、これまで使っていたiMessageでは送信できなくなるため、RCSやSMSなどに切り替わることがあります。
また、iPhone同士であっても、どちらかのiMessageがオフになっていたり、一時的に通信できなかったりすると、緑色のメッセージで送信される場合があります。
つまり、吹き出しが緑色になったことだけで、相手の使用端末や設定を特定することはできません。
相手もiPhoneなのに緑色になるのはなぜ?
自分も相手もiPhoneを使用しているのに、メッセージが緑色になる場合があります。
この場合、まず確認したいのはiMessageの設定です。
iMessageは、iPhoneを使っているだけで必ず利用できるわけではありません。自分と相手の双方でiMessageを利用できる状態になっている必要があります。
また、インターネット接続に問題がある場合や、機種変更後に電話番号の認証が正常に完了していない場合なども、iMessageが使用できない原因になります。
Appleは、新しいiPhoneへの機種変更後に緑色のメッセージが表示される場合、iOSの更新やモバイル通信回線の設定を確認するよう案内しています。
相手がiPhoneだからといって必ず青色になるわけではなく、iMessageが正常に利用できているかどうかが重要です。
なお、緑色から青色へ戻す具体的な手順については、記事の後半で説明します。
緑色のメッセージはRCSとSMSのどちらなのか?見分け方を解説
緑色のメッセージがRCSなのかSMSなのかを確認するには、メッセージの入力欄に表示されている文字を見るのが簡単です。
iPhoneの「メッセージ」アプリで相手との会話を開くと、文字を入力する欄に通信方式が表示されます。
- 「iMessage」:iMessageで送信される。吹き出しは青色。
- 「テキストメッセージ・RCS」:RCSで送信される。吹き出しは緑色。
- 「テキストメッセージ・SMS」:SMSで送信される。吹き出しは緑色。
これはauの公式サポートでも案内されている確認方法です。
メッセージの色だけでは、RCSとSMSを区別できません。しかし、入力欄の表示を確認すれば、これからどの方式で送信されるのかを判断できます。
特にSMSは、契約内容によって送信料が発生する場合があります。料金が気になる場合は、送信ボタンを押す前に確認しておくとよいでしょう。
なお、表示される文言はiOSのバージョンや通信会社などによって異なる場合があります。また、通信状況が変化すると送信方式が切り替わることもあります。
実際の表示例は、au公式サポート「RCSとSMSの見分け方」で画像付きで確認できます。
緑色のメッセージでも既読は付くのか?
緑色のメッセージでも、RCSで送信されていれば既読が付く場合があります。
以前は、iPhoneの緑色のメッセージといえばSMSが中心で、相手が読んだかどうかを確認する機能はありませんでした。
しかし、RCSではiMessageと同じように、メッセージが届いたことを示す配信証明や、相手が開封したことを示す開封証明に対応しています。
RCSとSMSの大きな違いは、次のとおりです。
- RCS:相手側も対応していれば、配信状況や既読を確認できる場合がある
- SMS:iMessageやRCSのように、相手が読んだことを確認する開封証明には対応していない
RCSでは、相手がメッセージを入力していることを示す表示も利用できます。
ただし、RCSに対応している端末同士でも、利用環境や設定によって既読が表示されない場合があります。
既読が付かないからといって、必ず相手が読んでいないという意味ではありません。
既読の表示をオン・オフにすることはできるのか?
iMessageでは、自分がメッセージを開いたことを相手に知らせる「開封証明」を設定できます。
iPhoneでは、次の手順で確認できます。
- iPhoneの「設定」アプリを開く
- 「アプリ」を選択する
- 「メッセージ」を開く
- 「開封証明を送信」のオン・オフを確認する
iMessageでは、相手ごとに開封証明の設定を変更することも可能です。
ただし、この設定だけで相手の既読表示を強制的にオンにすることはできません。相手の既読を確認できるかどうかは、相手側の設定にも左右されます。
RCSの場合も、双方の対応状況や機能の設定によって既読の表示が異なります。
RCSとは何か?SMSとの違いを分かりやすく解説
RCSとは「Rich Communication Services(リッチ・コミュニケーション・サービス)」の略で、SMSよりも多くの機能を利用できるメッセージサービスです。
SMSと同じように電話番号を使ってメッセージを送れますが、RCSではインターネット通信を利用します。
主な違いは次のとおりです。
- SMS:主に電話番号宛ての短い文章を送るサービス
- RCS:電話番号を使いながら、既読表示や写真・動画、グループチャットなどにも対応するサービス
例えば、iPhoneからAndroidへ写真を送りたい場合、双方がRCSに対応していれば、標準のメッセージアプリで高画質の写真や動画を送ることができます。
また、相手が文字を入力していることを知らせる機能や、既読表示なども利用できます。
一方、相手がRCSに対応していなかったり、RCSが利用できない状態だったりすると、SMSなどの別の方式で送信される場合があります。
そのため、RCSを使えるかどうかは、自分のiPhoneだけでなく、相手の端末や通信会社の対応状況も関係します。
RCSは暗号化されているのか?
iMessageはエンドツーエンド暗号化に対応しています。これは、メッセージの送受信者以外が通信内容を読み取れないように保護する仕組みです。
RCSについても、iOS 26.5からエンドツーエンド暗号化がベータ版として提供されています。
ただし、RCSのすべてのメッセージが自動的に暗号化されるわけではありません。
自分と相手の通信会社や端末が対応していることなどが条件となります。Appleは、暗号化されたメッセージでは鍵のアイコンが表示されると案内しています。
一方、通常のSMSやMMSはエンドツーエンド暗号化には対応していません。
ドコモ・au・ソフトバンクのiPhoneではRCSを使えるのか?
2026年現在、日本の主要な携帯電話会社でもiPhoneのRCS対応が進んでいます。
ただし、利用できるiOSのバージョンや申し込み方法には違いがあります。
2026年10月11日時点で公式に確認できる主な条件は、次のとおりです。
| 通信会社・ブランド | iPhoneでのRCS利用条件 |
|---|---|
| NTTドコモ | iOS 27.0以上 |
| au・UQ mobile・povo1.0 | iOS 26.1以上 |
| povo2.0・対象のau回線MVNO | iOS 26.2以上 |
| ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMO | iOS 26.4以上 |
※上記は各社が案内する主なOS条件です。対応する料金プランや回線、サービスの有効化など、別途条件がある場合があります。
ドコモは2026年8月24日からRCSの提供を開始し、同年9月にはiOS 27以上のiPhoneにも対応しました。
au・UQ mobileなどの対象回線では、原則として対応OSにアップデートすることで利用できます。
一方、ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOでは、RCSの利用に申し込みが必要です。ソフトバンクの場合、My SoftBankまたは店頭から申し込めます。
なお、楽天モバイルについては、2026年10月時点で他社との標準RCS相互接続には対応していません。楽天モバイルの「Rakuten Link」は別のアプリ・サービスであり、iPhone標準の「メッセージ」アプリで利用するRCSとは区別する必要があります。
iPhoneでRCSがオンになっているか確認する方法
対応する回線とiOSを利用している場合は、次の手順で設定を確認できます。
- iPhoneの「設定」アプリを開く
- 「アプリ」を選択する
- 「メッセージ」を開く
- 「RCSメッセージ」をタップする
- RCSメッセージがオンになっているか確認する
この項目が表示されない場合は、通信会社が対応していない、利用条件を満たしていないなどの可能性があります。
また、RCSをオンにしてから利用できるようになるまで、時間がかかる場合もあります。
設定を変更しても利用できない場合は、iOSのバージョンと契約している通信会社の案内を確認してください。
緑色のメッセージには送信料金がかかるのか?
iPhoneのメッセージは、緑色だから必ず有料というわけではありません。
送信料金は、RCSやSMSなど、実際に使用する通信方式によって異なります。
- iMessage:Wi-Fiやモバイルデータ通信を使用。通常のSMS送信料はかからない。
- RCS:データ通信を使用。対応者同士のRCS送受信に通常のSMS送信料はかからない。
- SMS:契約している通信会社や料金プランによって、送信する文字数などに応じた料金が発生する場合がある。
- MMS:通信会社のサービス内容や契約条件によって異なる。
例えばドコモの場合、RCS同士のメッセージ送信料は無料ですが、相手がRCSを利用していない場合はSMSで送信され、SMS送信料が発生します。
ドコモが案内している国内SMS送信料は、文字数などに応じて1通3.3円から33円(税込)です。料金プランや送信条件によって異なる場合があります。
また、RCSやiMessageの送信時にはデータ通信を利用するため、契約内容によってはデータ通信料が発生します。
したがって、料金を確認するときは吹き出しの色ではなく、メッセージの入力欄に表示される通信方式を見ることが重要です。
緑色から青色のiMessageに戻す方法は?
以前は青色だったメッセージが緑色になってしまった場合は、iMessageの設定を確認しましょう。
Appleが案内する基本的な手順は次のとおりです。
- iPhoneの「設定」アプリを開く
- 「アプリ」を選択する
- 「メッセージ」を開く
- 「iMessage」がオンになっているか確認する
- 必要に応じて「送受信」を開き、使用する電話番号やメールアドレスを確認する
すでにiMessageがオンになっている場合は、次の点も確認してください。
- Wi-Fiまたはモバイルデータ通信に接続できているか
- iOSが最新の状態になっているか
- 機種変更後に使用する電話番号が正しく設定されているか
- デュアルSIMの場合、利用する回線が有効になっているか
設定に問題が見当たらない場合は、通信状況を確認したうえでiPhoneを再起動し、改善するか確認してください。
ただし、自分のiMessageをオンにすれば、必ず緑色から青色に戻るわけではありません。
相手もApple製デバイスでiMessageを利用できることが必要です。相手がAndroidを使用している場合、iMessageの設定をオンにしても、その相手とのメッセージが青色になるわけではありません。
また、設定を変更しても、過去に緑色で送信されたメッセージの色が青色に変わるわけではありません。今後の送信に使用される通信方式を確認してください。
メッセージが緑色になったら相手にブロックされたということなのか?
相手へのメッセージが突然青色から緑色に変わると、「ブロックされたのでは?」と不安になる人もいるかもしれません。
しかし、メッセージが緑色になっただけで、相手にブロックされたとは判断できません。
Appleが案内している緑色になる主な理由は、iMessageの設定や通信状況、相手の端末の違いなどです。
また、Appleは、連絡先をブロックしても、その事実はメッセージの送信者に通知されないと説明しています。
そのため、メッセージの色だけを見て、相手が意図的に連絡を拒否していると判断するのは適切ではありません。
既読が付かなくなった場合についても同様です。相手が開封証明をオフにしている場合や、RCS・SMSへの切り替わりによって既読が確認できなくなっている場合があります。
緑色になったことや既読が表示されないことは、ブロックされた証拠にはなりません。
iPhoneのメッセージの色と通信方式についてのまとめ
iPhoneの「メッセージ」アプリでは、青色の吹き出しはiMessage、緑色の吹き出しはRCS・SMS・MMSで送信されたことを示しています。
以前は緑色のメッセージをSMSと考えることが一般的でしたが、2026年現在はRCSの対応が広がり、緑色でも既読表示や写真・動画の送信ができる場合があります。
RCSとSMSを見分けるには、メッセージの入力欄に表示される「テキストメッセージ・RCS」「テキストメッセージ・SMS」などの文字を確認するのが簡単です。
また、緑色になったからといって、必ず相手がAndroidを使用しているわけでも、ブロックされたわけでもありません。iMessageの設定や通信状態によって、iPhone同士でも緑色になることがあります。
メッセージの色は相手との関係を示すものではなく、送信に使われた通信方式を示すものです。
青色に戻したい場合は、自分と相手のiMessageが利用できる状態かを確認し、必要に応じて設定や通信環境を見直してください。
なお、送信したメッセージが何時に届いたのか、送受信時刻を確認する方法については、iPhoneメッセージの送受信時間を表示する方法でも詳しく解説しています。
主な参考資料と確認日
・Appleサポート|iPhoneのメッセージが緑色で表示される場合
・Appleサポート|iMessage、RCS、SMS/MMSの違いについて
・Appleサポート|iPhoneでRCSメッセージをオンにする
・Appleサポート|iPhoneやiPadでメッセージを送受信できない場合
・Appleユーザガイド|「メッセージ」で開封証明のオン・オフを切り替える
・NTTドコモ|RCSのサービス概要・対応機種・料金
・au|iPhoneでのRCSご利用方法
・au|RCSとSMSを見分ける方法
・ソフトバンク|RCSのサービス概要・利用条件
・ワイモバイル|RCSの対応端末・サービス概要
・LINEMO|RCSのサービス概要
・KDDI Message Cast|日本のキャリア別RCS対応状況
情報確認日:2026年10月11日。iMessage・RCS・SMS・MMSの仕様、既読表示、国内通信会社のRCS対応状況を確認しました。RCSの利用条件、暗号化への対応、対象OS、通信料金などは今後変更される場合があります。


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