本記事はネタバレを含みます。
『HUNTER×HUNTER』の王位継承戦編では、カキン帝国の王子たちによる継承戦が中心に描かれています。
その一方で、同じブラックホエール号にはヒソカや幻影旅団も乗り込んでいます。
そのため、「ヒソカは王位継承戦に関係しているの?」「なぜ王族でもないヒソカが船にいるの?」と疑問に感じる人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、ヒソカの目的は王位継承戦に参加することではありません。
ヒソカの主な目的は、クロロ=ルシルフル率いる幻影旅団を狙うことです。
この記事では、ヒソカがなぜブラックホエール号に乗っているのか、王位継承戦との関係、偽ヒソカの伏線、今後の展開予想を整理します。
ヒソカはなぜブラックホエール号にいる?目的と王位継承戦との関係を整理
『HUNTER×HUNTER』は、2026年6月29日発売の『週刊少年ジャンプ』31号で約1年半ぶりに最新話が掲載されました。現在の物語は、暗黒大陸へ向かう巨大船ブラックホエール号を舞台にした王位継承戦編です。
また、単行本39巻は2026年7月3日発売で、401話「月光」から410話「交渉④」までが収録されています。集英社公式の39巻あらすじでも、船内で進行する旅団とマフィアの戦い、王位継承戦、ボノレノフとヒソカの動きが紹介されています。
つまり現在のブラックホエール号では、複数の物語が同時進行しています。
特に混乱しやすいのが、以下の2つです。
| 物語の軸 | 中心人物 | 目的 |
|---|---|---|
| 王位継承戦 | カキン帝国の王子たち、クラピカなど | 次期国王の座を巡る生存競争 |
| ヒソカ対幻影旅団 | ヒソカ、クロロ、旅団メンバー | ヒソカと旅団の殺し合い・追跡戦 |
この2つは同じ船内で起きています。
ただし、目的はまったく別です。
ヒソカは王子ではなく、王位継承戦の参加者でもありません。
そのため、ヒソカの行動を理解するには、王位継承戦ではなく「幻影旅団との因縁」を軸に見る必要があります。
ヒソカの目的は幻影旅団の抹殺
ヒソカがブラックホエール号にいる最大の理由は、幻影旅団を狙うためです。
幻影旅団とは、クロロ=ルシルフルを団長とする盗賊集団です。
メンバーの全員が強力な念能力者であり、作中でも非常に危険な集団として描かれています。(念能力とは、作中で使われる特殊能力のこと。)
ヒソカはかつて天空闘技場でクロロと戦いました。
しかし、その戦いでヒソカは敗れ、死亡します。
その後、ヒソカは死後強まる念の力で自らの心臓と肺を伸縮させ、復活しました。
この復活した時にそばにいたのが幻影旅団のマチという女性でした。
自ら蘇生して復活したヒソカに驚いたものの、すぐに切り替えてヒソカに声を掛けます。
マチ「ま これに懲りたら今度からは戦う相手と場所はちゃんと選ぶ事だね」
出典:冨樫義博『HUNTER×HUNTER』34巻、集英社
そのマチの言葉を受けて、ヒソカはクロロとの戦い方について何かに気付いたように描かれます。
それまでのヒソカは、クロロとの一対一に強くこだわっていました。
しかし、この戦いを経て、クロロだけでなく幻影旅団そのものを標的にする方向へ変化します。
その後ヒソカは、今後は場所や状況を選ばず、旅団員と遭遇すればその場で戦うという意思を示します。
つまりマチはそのことを旅団に伝える伝言役にされてしまうわけです。
その直後にシャルナークとコルトピを殺害したことで、ヒソカと幻影旅団の対立は決定的になりました。
つまりヒソカは王位継承戦や暗黒大陸に興味があるからから船に乗ったのではなく、ただ旅団を狙うために同じ船へ乗り込んでいるという状況です。
シャルナークとコルトピ殺害が旅団との対立を決定的にした
ヒソカと幻影旅団の対立は、天空闘技場でのクロロ戦だけでは終わりませんでした。
マチからの今度からは戦う相手を場所はちゃんと選ぶ事だという言葉を聞いてから幻影旅団に対する姿勢が一変しました。
ヒソカはその後、旅団メンバーのシャルナークとコルトピを殺害します。
これにより、ヒソカは幻影旅団に対して事実上の宣戦布告をした形になります。
旅団側から見れば、仲間を殺された以上、ヒソカは最優先で排除すべき相手です。
そのため、幻影旅団はブラックホエール号の中でヒソカを探しています。
また、旅団には新たにイルミが加わっています。
イルミはキルアの兄であり、ゾルディック家の一員です。
ヒソカとも以前から関係のある人物のため、旅団加入後の立ち位置には多くの考察があります。
ここで大事なのは、ヒソカと旅団の関係が「ただの敵対」ではない点です。
互いに相手の出方を読みながら、船内で探り合っている状態です。
ヒソカは王位継承戦に関わっているのか
ヒソカは、基本的には王位継承戦そのものには関わっていません。
王位継承戦は、カキン帝国の王子たちが次期国王の座を争う戦いです。
一方で、ヒソカの目的は幻影旅団を狙うことです。
そのため、ヒソカは王子たちの後継者争いに直接参加しているわけではありません。
ただし、完全に無関係とも言い切れません。
なぜなら、同じブラックホエール号の中で物語が進んでいるからです。
船内には、王子たちの護衛、私設兵、マフィア、幻影旅団、ヒソカが存在しています。
階層ごとに行動範囲や勢力も違います。
そのため、ヒソカの行動が結果的に王位継承戦やマフィア抗争へ影響する可能性はあります。
整理すると、ヒソカの立ち位置は以下のようになります。
| 項目 | ヒソカの立ち位置 |
|---|---|
| 王位継承戦の参加者か | 参加者ではない |
| 王族との関係 | 基本的には直接関係なし |
| 船にいる理由 | 幻影旅団を狙うため |
| 現在の主な対立相手 | 幻影旅団 |
| 王位継承戦への影響 | 今後、間接的に絡む可能性はある |
ヒソカを理解するときは、「王位継承戦の外側にいる危険人物」と見ると分かりやすいです。
幻影旅団側の目的はヒソカ討伐とカキン王家の宝
一方で、幻影旅団側にも複数の目的があります。
まず大きいのは、ヒソカを見つけて殺すことです。
シャルナークとコルトピを殺された以上、旅団にとってヒソカは放置できない存在です。
ただし、旅団がブラックホエール号に乗った理由は、それだけではありません。
カキン王家が持つ宝を狙うことも、旅団の目的の一つとされています。
つまり、旅団はヒソカを探しながら、同時に船内のお宝にも目を向けています。
ここが王位継承戦編の複雑なところです。
旅団は王位継承戦の当事者ではありません。
しかし、王家の宝やマフィアとの関係を通じて、船内の混乱に深く入り込んでいます。
| 立場 | 主な目的 |
|---|---|
| ヒソカ | 幻影旅団を狙う |
| 幻影旅団 | ヒソカ討伐とカキン王家の宝 |
| 王子たち | 王位継承戦で生き残る |
| マフィア | 船内で勢力争いを進める |
こう見ると、ブラックホエール号は単なる移動手段ではありません。
複数の勢力が別々の目的で動く、巨大な密室になっています。
偽ヒソカとは何だったのか
王位継承戦編で読者を大きく混乱させた要素の一つが、「船内で目撃されたヒソカ」です。
当初、船内に現れたヒソカらしき人物は、本物のヒソカだと思われていました。
しかし後に、そのヒソカが幻影旅団のボノレノフによる変装だったことが判明します。
ボノレノフは、幻影旅団のメンバーです。
変身能力を使い、ヒソカの姿に成りすましていました。
この展開により、読者の間では「では本物のヒソカはどこにいるのか」という疑問が強まりました。
さらに、イルミの一人称や態度の変化から、「イルミとヒソカが入れ替わっているのではないか」という考察もあります。
ただし、この点は公式に確定した事実ではありません。
あくまで読者の間で語られている考察です。
そのため、記事としては断定せずに扱う必要があります。
現時点で言えるのは、次の通りです。
| 要素 | 判明していること |
|---|---|
| 船内で目撃されたヒソカ | ボノレノフの変装だった |
| 本物のヒソカ | 船内にいる可能性が高い |
| イルミ入れ替わり説 | 考察はあるが未確定 |
| 旅団の行動 | ヒソカを探している |
本物のヒソカはどこにいるのか
本物のヒソカの居場所は、長く読者の間でも謎とされてきました。
ただし、39巻に収録される範囲では、ボノレノフがゲームに興じるヒソカを見つける流れが示されています。集英社公式の39巻あらすじでも、この点に触れられています。(集英社 ― SHUEISHA ―)
このため、現在の整理としては「偽ヒソカの伏線があった一方で、本物のヒソカも船内で行動している」と見るのが自然です。
ただし、ヒソカがどの階層で、どのタイミングで旅団と本格的に衝突するのかは、まだ断定できません。
また、ヒソカ本人があえて姿を隠しているのか。
それとも旅団の出方を見ながら動いているのか。
このあたりも、今後の展開で注目されるポイントです。
ヒソカは正面から集団戦をするよりも、相手の隙を突いて一人ずつ狙うタイプに見えます。
そのため、旅団側がヒソカを探しているようで、実際にはヒソカが旅団を誘導している可能性も考えられます。
今後ヒソカと幻影旅団の戦いはどうなるのか
今後の展開では、ヒソカと幻影旅団の対決が大きな見どころになると考えられます。
ただし、すぐに全面衝突するとは限りません。
ブラックホエール号の中では、王位継承戦やマフィア抗争も同時に進んでいます。
そのため、ヒソカと旅団だけの単純な戦いにはならない可能性があります。
特に注目したいのは、以下の点です。
- ヒソカが旅団を一人ずつ狙うのか
- クロロとの再戦があるのか
- イルミの旅団加入にどんな意味があるのか
- 偽ヒソカの件が旅団内でどう影響するのか
- 王位継承戦やマフィア抗争と交わるのか
ヒソカの目的は明確です。
しかし、船内の状況は複雑です。
旅団側もヒソカを探していますが、同時に王家の宝やマフィアとの関係にも関わっています。
そのため、今後はヒソカ、旅団、マフィア、王位継承戦の動きが重なる場面も出てくるかもしれません。
特にクロロは、旅団の団長としてヒソカとの因縁を抱えています。
ヒソカにとっても、クロロはただの標的ではありません。
天空闘技場で敗れた相手であり、再び向き合う可能性が高い人物です。
ヒソカの目的を整理すると王位継承戦が読みやすくなる
王位継承戦編は、登場人物が多く、話が非常に複雑です。
そのため、すべての人物を王位継承戦の中だけで理解しようとすると混乱しやすくなります。
ヒソカの場合は特にそうです。
ヒソカは王族ではありません。
王子の護衛でもありません。
カキン帝国の政治にも、基本的には関心がないと考えられます。
ヒソカの軸は、あくまで幻影旅団です。
つまり、ヒソカの物語は王位継承戦の横で進む「もう一つの対立構造」です。
ここを分けて考えると、かなり読みやすくなります。
| 読み方のポイント | 内容 |
|---|---|
| 王位継承戦 | 王子たちの生き残りを追う |
| クラピカ側 | ワブル護衛と緋の目奪還を見る |
| ヒソカ側 | 幻影旅団との追跡戦として見る |
| 旅団側 | ヒソカ討伐と宝探しの二重目的を見る |
| マフィア側 | 船内下層の勢力争いとして見る |
同じブラックホエール号にいるからといって、全員が同じ目的で動いているわけではありません。
それぞれの目的を分けて整理することが、王位継承戦編を理解するコツです。
まとめ|ヒソカの目的は王位継承戦ではなく幻影旅団
ヒソカがブラックホエール号に乗っている理由は、王位継承戦に参加するためではありません。
ヒソカの目的は、幻影旅団を狙うことです。
天空闘技場でクロロに敗れた後、ヒソカは死の淵から復活し、旅団そのものを標的にしました。
その後、シャルナークとコルトピを殺害したことで、旅団との対立は決定的になります。
一方の幻影旅団も、ヒソカを探し出して殺すことを重要な目的にしています。
さらに旅団側には、カキン王家の宝を狙う目的もあります。
そのため、ブラックホエール号では、王位継承戦とは別に「ヒソカ対幻影旅団」という物語が進んでいます。
また、船内で目撃されたヒソカがボノレノフの変装だったこともあり、本物のヒソカの動向は大きな注目点になっています。
39巻の公式あらすじでは、ボノレノフがゲームに興じるヒソカを見つける流れにも触れられており、今後の対決につながる可能性があります。(集英社 ― SHUEISHA ―)
ヒソカは王位を狙っているわけではありません。
しかし、ヒソカと旅団の戦いが船内の混乱に影響する可能性は十分にあります。
今後は、ヒソカがどのように旅団を狙うのか。
クロロとの再戦はあるのか。
イルミの立ち位置にどんな意味があるのか。
そして、王位継承戦やマフィア抗争とどこで交わるのかが注目ポイントになりそうです。

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