2026年10月30日、女性向け風俗サービス「東京秘密基地」のグループ店舗「神戸秘密基地」が、予約管理システムへの不正アクセスと個人情報の流出を確認したと発表しました。
今回の事件では、「無名の会」を名乗る攻撃者が、会員5万8,573人分の情報や、63万1,481件の注文・利用履歴などを取得したと主張しています。さらに、セラピストなどの勤務者情報や、利用者の実名・住所に関する情報を保有しているとも主張しており、利用者のプライバシーへの影響が懸念されています。
ただし、これらの数字は攻撃者側の申告であり、運営側が正式に確認した漏えい人数や件数ではありません。
グループ店舗の公式発表で確認されているのは、予約管理システムへの第三者による不正アクセスと個人情報流出が発生したこと、そして確認された侵入経路の遮断が完了したことです。
今回のニュースを受け、「自分の利用履歴も漏れたのか」「ニックネームで利用していれば身元は分からないのか」「自宅住所まで知られるのか」「家族や勤務先に利用を知られる可能性はあるのか」と不安に感じている人もいるでしょう。
この記事では、東京秘密基地グループの公式発表とセキュリティ専門メディアの調査をもとに、不正アクセスの経緯、攻撃者が主張する情報流出の規模、利用履歴や住所への影響、セラピストの個人情報、脅迫やなりすましへの対処法を整理します。
- 東京秘密基地で個人情報流出|会員約5.9万人・利用履歴63万件は本当?
- 10月30日の公式発表で何が確認された?予約管理システムへの不正アクセス
- 東京秘密基地の情報漏えいはいつから?攻撃者の声明と公式発表の時系列
- 会員5万8573人・利用履歴63万1481件は本当?攻撃者が主張する情報の内容
- ニックネームで利用していても身元が分かる?電話番号や住所への影響
- セラピストや従業員の情報も流出?本名・顔写真・銀行口座への影響
- 「無名の会」とは何者?情報公開や金銭要求を主張
- 家族や勤務先に利用履歴を知られる可能性は?情報暴露を使った脅迫に注意
- 東京秘密基地の系列店も対象?OASIS GROUPは別システムと説明
- クレジットカード情報やパスワードも漏れた?現時点では影響範囲が未確定
- 東京秘密基地の利用者が今できる対処法|不審な連絡や脅迫への備え
- セラピスト・店舗関係者は何を確認すべき?SNSや勤務情報への対策
- 東京秘密基地への問い合わせと公的な相談窓口
- まとめ|東京秘密基地の個人情報流出は公式に確認、被害規模は調査中
東京秘密基地で個人情報流出|会員約5.9万人・利用履歴63万件は本当?
女性向け風俗サービス「東京秘密基地」は、男性セラピストによる女性向けのサービスを全国で展開しています。東京秘密基地本店は出張専門と案内されており、利用者は予約したうえで、ホテルや自宅などでサービスを受ける仕組みです。
今回の問題では、グループで使用している予約管理システムが第三者による不正アクセスを受け、個人情報の流出が確認されました。
2026年10月30日午後1時50分、グループ店舗の神戸秘密基地が公式サイトで「個人情報流出に関するお知らせ」を掲載しています。
同店は、確認された不正アクセス経路について、すでに遮断を完了したと説明しました。
一方、攻撃者側からは会員情報や利用履歴、勤務者情報などを取得したとする多数の主張が出ています。
現時点で確認できる内容を整理すると、次のとおりです。
| 確認項目 | 2026年11月2日時点の状況 |
|---|---|
| 対象サービス | 東京秘密基地グループ |
| 不正アクセスを受けたシステム | グループで使用する予約管理システム |
| 公式発表日 | 2026年10月30日 |
| 不正アクセス | グループ店舗が確認 |
| 個人情報流出 | グループ店舗が確認 |
| 公式に確定した対象人数 | 未公表 |
| 会員情報 | 5万8,573人分を取得したと攻撃者が主張 |
| 注文・利用履歴 | 63万1,481件を取得したと攻撃者が主張 |
| 勤務者情報 | 5,331人分を取得したと攻撃者が主張 |
| 攻撃者の名称 | 「無名の会」と自称 |
| 侵入経路 | 確認された経路は遮断済み |
| 詳しい侵入原因 | 調査中 |
| 個別通知・補償 | 詳細は未確認 |
特に重要なのは、個人情報流出の発生は公式に認められている一方、約5.9万人・約63万件という規模は確定していないことです。
また、63万1,481件は利用履歴の記録件数として主張されている数字であり、63万人の個人情報が漏えいしたという意味ではありません。
同じ利用者が複数回サービスを利用していれば、複数の記録が残る可能性があります。
そのため、会員数と利用履歴の件数を合算して被害人数を計算することもできません。
まずは、公式に確認された事実と攻撃者による主張を区別して理解する必要があります。
出典:神戸秘密基地公式「個人情報流出に関するお知らせ」(2026年10月30日)
10月30日の公式発表で何が確認された?予約管理システムへの不正アクセス
東京秘密基地グループの店舗「神戸秘密基地」は、2026年10月30日に公式サイトで個人情報流出に関するお知らせを掲載しました。
発表では、グループで使用している予約管理システムに第三者が不正アクセスし、個人情報が流出したことを認めています。
また、システム管理会社と確認した結果、不正アクセスに利用された経路はすでに遮断され、同じ経路から新たな予約情報を取得できる状態ではないと説明しています。
今後も関係機関や専門会社と連携し、原因究明、セキュリティ対策の強化、再発防止に取り組む方針です。
ただし、10月30日の発表では、漏えいした個人情報の種類、正式な対象人数、いつから不正アクセスが行われていたのかといった詳細は公表されていません。
侵入経路を遮断したなら、もう安全なのか?
公式発表によると、今回確認された不正アクセス経路の遮断は完了しています。
しかし、侵入経路を遮断したことと、すでに外部へ持ち出された情報が回収されたことは別です。
第三者が個人情報を取得し、手元に複製を保存していた場合、元のシステムへのアクセスを止めても、その複製が自動的に削除されるわけではありません。
また、攻撃者が別の場所へ情報を転載していた場合、その後も流通する可能性があります。
したがって、侵入経路の遮断によって、利用者やセラピストへの二次被害の危険性がすべて解消したと判断することはできません。
今後は、実際に流出した情報の範囲や、対象者への連絡、再発防止策などについて、追加の説明があるかを確認する必要があります。
東京秘密基地の情報漏えいはいつから?攻撃者の声明と公式発表の時系列
今回の不正アクセスについては、店舗側の公式発表より前から、インターネット上で攻撃者による犯行声明が掲載されていたと報じられています。
セキュリティ対策Labによると、「無名の会」を名乗る投稿者は、2026年10月13日以降に運営側へ複数回接触したと主張しています。
ただし、これは攻撃者側の説明であり、10月13日に実際の不正アクセスが始まったと確認されたわけではありません。
10月26日付の追加声明では、会員情報や利用履歴などの保有を主張し、29日にはセキュリティ対策Labがその内容を報道しました。
その後、10月30日に神戸秘密基地が不正アクセスと個人情報流出を公式に発表しています。
| 日付 | 確認された出来事 |
|---|---|
| 2026年10月13日以降 | 攻撃者が運営側への接触を開始したと主張 |
| 10月25日 | 攻撃者が交渉期限として設定していたと主張 |
| 10月26日 | 攻撃者が会員情報・利用履歴などの保有を追加声明で主張 |
| 10月29日 | セキュリティ対策Labが犯行声明を報道 |
| 10月30日 | 神戸秘密基地が不正アクセスと個人情報流出を公式発表 |
| 10月31日 | 攻撃者による追加の情報公開・実名特定の主張が報じられる |
| 10月31日 | 姉妹店のOASIS GROUPが自社の状況を説明 |
| 11月1日 | セキュリティ対策Labが公式発表を反映した続報を更新 |
| 11月2日 | 公式に確定した全体の対象人数・漏えい項目は引き続き未公表 |
この時系列で注意したいのは、攻撃者が運営側へ接触したと主張する日付と、実際の不正アクセス発生日を混同しないことです。
また、10月30日の店舗公式発表によって個人情報流出が確認されたことと、攻撃者が主張するすべてのデータが本物だと確認されたことも別です。
今後の調査によって、最初に侵入された日時や情報が取得された期間、流出したデータの種類が明らかになる可能性があります。
会員5万8573人・利用履歴63万1481件は本当?攻撃者が主張する情報の内容
今回の事件で大きな注目を集めているのが、攻撃者が取得したと主張する個人情報の規模です。
セキュリティ対策Labは、攻撃者がインターネット上の掲示板に掲載した犯行声明や追加資料について調査しています。
同メディアによると、「無名の会」を名乗る投稿者は、会員の基本情報だけでなく、予約・利用履歴、勤務者の個人情報、店舗管理用SNSの認証情報などを保有していると主張しています。
さらに、利用者の実名や住所を外部の情報と照合して特定したという主張も出ています。
ただし、これらの情報がすべて真正であることや、主張された全件数が実際に流出したことは確認されていません。
| 情報の種類 | 攻撃者が主張する規模 |
|---|---|
| 会員の基本情報 | 5万8,573人分 |
| 電話番号に関する情報 | 7万385回線と表現 |
| 注文・利用履歴 | 63万1,481件 |
| 住所に関する記録 | 2,584件 |
| ポイント履歴 | 3万2,371件 |
| 勤務者情報 | 5,331人分 |
| 勤務者の銀行口座情報 | 234人分 |
| 店舗管理用SNSの認証情報 | 553組 |
| 実名を特定したとする利用者 | 約2,700人 |
| 住所を特定したとする利用者 | 約1,400人 |
※表中の数字はすべて攻撃者側の主張です。運営会社が確認した漏えい人数・件数を示すものではありません。
また、会員数、電話番号の記録数、利用履歴の件数、勤務者数などは単位が異なります。
これらを単純に足し合わせて、全体の被害人数を計算することはできません。
利用履歴には何が含まれているとされている?
攻撃者が保有を主張する注文・利用履歴には、利用日時、店舗、サービスの内容、利用金額、担当セラピスト、予約時の備考などが含まれているとされています。
また、累計の利用回数や支出額など、過去の利用状況を示す情報も含まれているという主張があります。
こうした情報が実際に外部へ持ち出されていた場合、単に電話番号や登録名が知られるだけでなく、誰がいつ、どのようなサービスを利用していたかという私生活に関する情報まで知られる可能性があります。
一方、店舗側の10月30日の公式発表では、これらの利用履歴が実際に何件漏えいしたのかまでは説明されていません。
攻撃者が掲載したとされる資料の内容と、正式に確認された流出情報の範囲は区別する必要があります。
実名2700人・住所1400人の特定は確認されている?
10月31日に公開されたセキュリティ対策Labの続報では、攻撃者が利用者約2,700人の実名を特定したと主張していることが報じられています。
さらに、そのうち約1,400人については住所まで特定したと説明しています。
攻撃者は、取得した情報を外部のデータベースなどと照合したと主張していますが、照合に使用した情報源や方法がすべて明らかになっているわけではありません。
また、実名や住所の特定に成功したとする人数も、店舗側が確認したものではありません。
現時点では「実名約2,700人、住所約1,400人が特定された」と確定情報として書くことはできず、攻撃者による主張として扱う必要があります。
ただし、仮に複数の情報が照合可能な状態で流出していた場合、ニックネームで登録していた人の身元が推測されるおそれもあります。
参考:セキュリティ対策Lab・10月29日の初報、セキュリティ対策Lab・10月31日の続報
ニックネームで利用していても身元が分かる?電話番号や住所への影響
女性向け風俗サービスを利用する際、実名ではなくニックネームを使っていた人もいるでしょう。
しかし、今回の事件では、攻撃者が登録名だけでなく電話番号や利用履歴なども保有していると主張しています。
仮にこれらの情報が真正で、ほかの情報と結び付けられる状態だった場合、登録名が本名でなくても、利用者本人を推測できる可能性があります。
例えば、電話番号や過去に伝えた住所などが別の情報と一致すれば、ニックネームと本人が結び付くおそれがあります。
ただし、今回の事件で実際にどの程度の身元特定が行われたのかは確認されていません。
そのため、ニックネームなら絶対に安全とも、ニックネームの利用者全員が特定されたとも判断できません。
自宅住所を会員登録していなくても流出する可能性はある?
今回、攻撃者は一部利用者の住所について、店舗スタッフが予約管理システムの内部メモ欄などに記録していたと主張しています。
東京秘密基地は出張型サービスを展開しており、利用場所としてホテルや自宅などが案内されています。
このため、会員登録時に住所を入力していなかったとしても、過去の予約時に訪問先として伝えた住所などが別の記録に残っていた可能性は考えられます。
ただし、実際にどのような住所が、どの範囲で保存されていたのかは確認できていません。
また、予約時に伝えた住所が、必ずしも利用者本人の現住所であるとは限りません。
会員情報として住所を登録していないことだけで、住所に関する情報が一切残っていなかったと断定することはできません。
以前利用していた人や退会した人も対象なのか?
セキュリティ対策Labの続報によると、攻撃者が公開したとする注文記録には、2020年から2026年にかけての利用履歴が含まれているとされています。
この主張が事実であれば、最近利用した人だけでなく、過去にサービスを利用していた人の記録も含まれている可能性があります。
一方、10月30日の店舗公式発表では、対象となる利用期間や、退会済みの人の情報が含まれるかどうかについて説明されていません。
そのため、過去に利用した人が全員対象になると断定することも、すでに利用をやめている人は対象外だと判断することもできません。
また、退会済みの利用者について、どのような情報が保存されていたのかも明らかになっていません。
今後、店舗側から対象期間や情報の保存状況について正式な説明があるかを確認する必要があります。
セラピストや従業員の情報も流出?本名・顔写真・銀行口座への影響
今回の不正アクセスでは、利用者だけでなく、セラピストなどの勤務者情報についても流出が懸念されています。
攻撃者は、セラピストや従業者など5,331人分の情報を取得したと主張しています。
具体的には、源氏名と本名、連絡先、住所、生年月日、勤務実績、銀行口座などの情報を保有しているという内容です。
また、勤務者の顔写真や店舗のSNSアカウントに関する認証情報についても取得を主張しています。
ただし、これらの内容は攻撃者側の申告であり、5,331人の勤務者情報や銀行口座情報がすべて漏えいしたと、店舗側が正式に認めたわけではありません。
源氏名と本名が結び付いた場合のリスク
セラピストとして働く人の中には、仕事上の名前と私生活で使用する名前を分けている人もいます。
仮に源氏名と本名、顔写真、自宅住所などが結び付いた状態で第三者に知られた場合、私生活や勤務先に関する情報が推測されるおそれがあります。
さらに、こうした情報が悪用されれば、脅迫やつきまとい、なりすましなどにつながる可能性もあります。
ただし、今回の事件によって勤務者全員の実名が公開されたと確認されているわけではありません。
攻撃者が示したとされる個人情報や顔写真については、本人への二次被害を防ぐため、この記事では掲載しません。
SNSのログイン情報も狙われた?なりすましへの注意
攻撃者は、店舗が管理するSNSアカウントの認証情報553組を保有しているとも主張しています。
ただし、具体的にどのSNSが対象なのか、認証情報が現在も有効なのか、実際にアカウントの乗っ取りが発生したのかは確認できていません。
仮に認証情報が外部へ流出していた場合、店舗やセラピストのSNSアカウントが不正利用されるおそれがあります。
過去にやり取りしたことがある相手のアカウントから連絡が届いたとしても、そのアカウントが本人によって管理されているとは限りません。
予約確認や返金手続きなどを理由に不審なURLを送られた場合は、別の正規の連絡手段で確認することが重要です。
また、セラピストや店舗スタッフは、仕事用SNSのログイン履歴を確認し、不審なログインがあればパスワードの変更や多要素認証の設定などを検討してください。
「無名の会」とは何者?情報公開や金銭要求を主張
今回、東京秘密基地への不正アクセスを行ったと名乗っているのは、「無名の会(Mumei no Kai)」という名称を使用する投稿者です。
セキュリティ対策Labによると、攻撃者はインターネット上の掲示板で犯行声明を公開し、会員情報や利用履歴などを保有していると主張しています。
さらに、運営側に対して連絡を取っていたことや、期限までに交渉が成立しなかったことを理由に、追加の情報公開を進める姿勢を示していました。
暗号資産による支払いを要求する内容も確認されていると報じられています。
ただし、「無名の会」が実際にどのような人物・組織なのか、どこから攻撃を行ったのか、今回の不正アクセスをすべて実行した主体なのかについては、正式に確認されていません。
情報の追加公開は本当に行われたのか?
セキュリティ対策Labは、攻撃者側が公開したとする利用者情報や勤務者情報の一部について、掲載内容を確認したと報じています。
また、10月31日の続報では、利用者の実名や住所を特定したとする説明や、利用履歴の抜粋などが追加で掲載されていたことも取り上げています。
ただし、公開ページにサンプルが掲載されていることと、攻撃者が主張するすべてのデータが真正であることは別です。
さらに、全件が外部へ公開されたことや、すべての情報が第三者によって再配布されていることも確認されていません。
今回の事件では、攻撃者の主張、掲載が確認された情報、店舗側が正式に認めた事実を分けて理解する必要があります。
なお、利用者やセラピストのプライバシー保護のため、この記事では攻撃者による情報公開先や、個人情報が掲載されたページへのリンクは掲載しません。
家族や勤務先に利用履歴を知られる可能性は?情報暴露を使った脅迫に注意
今回の事件では、一般的な個人情報漏えいとは異なり、サービスの利用履歴が流出した可能性が指摘されている点が特に重要です。
電話番号や住所などの情報に、サービスの利用日時や担当セラピスト、利用金額などが結び付いた場合、本人の私生活に関する情報が第三者へ知られるおそれがあります。
さらに、情報を公開すると脅して金銭を要求する行為や、家族・交際相手・勤務先への暴露をほのめかす脅迫につながる可能性も考えられます。
このように、性的なサービスの利用に関する情報などを脅迫材料にする行為は、一般に「セクストーション」と呼ばれることがあります。
ただし、今回の事件で実際にどれだけの利用者が脅迫を受けたのか、家族や勤務先への暴露が行われたのかについては、確認できていません。
現時点では、こうした被害が発生するおそれがあるという注意喚起と、実際に被害が確認されたという事実を区別する必要があります。
情報を消す代わりに金銭を要求された場合は?
仮に「利用履歴を公開する」「家族や勤務先へ知らせる」「情報を削除するためにお金を払ってほしい」といった連絡が届いた場合は、安易に要求へ応じないことが重要です。
攻撃者や便乗した第三者が本当に情報を保有しているかどうかは、連絡内容だけでは判断できません。
また、金銭を支払ったとしても、情報が削除されたり、公開が中止されたりする保証はありません。
すでに第三者が情報を複製していれば、要求した相手だけが削除しても、別の場所に情報が残る可能性があります。
脅迫を受けた場合は、連絡内容、送信元、日時、金銭要求の内容などを保存し、警察へ相談してください。
相手から送られた不審なURLを開いたり、本人確認書類や追加の個人情報を送信したりすることは避けてください。
利用履歴がネット上に公開されていないか自分で調べるべき?
今回のニュースを見て、自分の情報が公開されていないか確認したいと考える人もいるでしょう。
しかし、攻撃者の掲示板や、不正に取得された個人情報を配布するサイトへアクセスすることはおすすめできません。
不審なファイルのダウンロードや、個人情報の追加収集を目的とした偽サイトへの誘導など、別の危険につながる可能性があるためです。
また、流出したとされる情報の一覧を第三者へ送ったり、SNSで共有したりする行為は、ほかの利用者や従業者のプライバシー侵害を拡大させるおそれがあります。
まずは店舗の公式発表や正規の問い合わせ先を確認し、自分に関する情報が対象となっているかどうかを問い合わせる方法を検討してください。
すでに脅迫や個人情報の公開を確認した場合は、証拠を保存したうえで、警察などの相談窓口へ連絡することが重要です。
東京秘密基地の系列店も対象?OASIS GROUPは別システムと説明
東京秘密基地は全国に複数のグループ店舗を展開しています。
今回、神戸秘密基地の公式発表では「グループで使用している予約管理システム」への不正アクセスが確認されたと説明されています。
そのため、神戸秘密基地だけでなく、同じ予約管理システムを利用している店舗への影響も気になるところです。
ただし、公式発表では、影響を受けたすべての店舗名や、それぞれの利用者の対象人数は公表されていません。
東京秘密基地グループのすべての店舗で、同じ規模の情報漏えいが発生したと断定することはできません。
OASIS GROUPの利用者情報も漏えいしたのか?
今回の事件を受け、東京秘密基地の姉妹店にあたるOASIS GROUPも、2026年10月31日に公式サイトで説明を行っています。
OASIS GROUPによると、同グループは東京秘密基地とシステムや顧客管理を分けて運用しており、利用者情報も接続されていないとしています。
また、10月31日時点では、OASIS GROUPの予約管理システムにおいて、不正アクセスや情報流出は確認されていません。
システム管理会社とも確認を行ったと説明しています。
そのため、東京秘密基地で情報流出が確認されたからといって、OASIS GROUPの利用者情報も漏えいしたと判断することはできません。
ただし、これは10月31日時点の確認状況であり、今後新しい事実が判明した場合には、同グループが改めて案内する方針です。
また、東京秘密基地とOASIS GROUPの両方を利用した経験がある人については、それぞれのグループの公式窓口で確認する必要があります。
出典:OASIS GROUP公式「東京秘密基地のサイバー攻撃について、OASIS GROUPの現状のお知らせ」(2026年10月31日)
クレジットカード情報やパスワードも漏れた?現時点では影響範囲が未確定
今回の不正アクセスについて、クレジットカード情報やログインパスワードが流出したのか気になっている人もいるでしょう。
しかし、神戸秘密基地の10月30日の公式発表では、漏えいした個人情報の具体的な項目が示されていません。
そのため、クレジットカード番号やログインパスワードが流出したと断定することも、漏えい対象に含まれていないと断定することもできません。
一方、セキュリティ対策Labが確認した攻撃者の声明では、会員の連絡先や利用履歴、勤務者の銀行口座情報などの保有が主に主張されています。
ただし、攻撃者の声明に記載された情報が、実際に漏えいしたデータのすべてを示しているとは限りません。
現時点では、店舗側による正式な影響範囲の公表を確認する必要があります。
パスワードを変更した方がよい?
今回の公式発表では、利用者全員に対してパスワード変更を求める案内は確認できませんでした。
ただし、同じパスワードをほかのサービスでも使用している場合や、不審なログインの形跡がある場合は、一般的なセキュリティ対策としてパスワードを見直すことをおすすめします。
特に、仕事用のSNSアカウントやメールアドレスなどで認証情報の流出が疑われる場合は、サービスごとに異なるパスワードへ変更し、多要素認証を設定することが重要です。
また、過去の予約内容を知っている人物からパスワードの入力を求められたとしても、正規の担当者だと判断しないでください。
パスワードの変更は、メールやDMに記載されたリンクからではなく、各サービスの正規サイトやアプリから行うようにしてください。
銀行口座やカード情報を悪用される可能性は?
攻撃者は、勤務者の銀行口座情報を保有しているとも主張しています。
しかし、これらの情報の真正性や、実際に何人分の口座情報が漏えいしたのかについて、公式に確定した発表は確認できていません。
また、口座番号が知られたことだけで、直ちに預金を引き出せると判断することもできません。
一方、氏名や口座番号などの情報がほかの情報と組み合わされると、金融機関を装った不審な連絡などに悪用される可能性があります。
銀行口座やカードの利用明細に身に覚えのない取引がある場合は、速やかに金融機関やカード発行会社の正規窓口へ相談してください。
なお、クレジットカード情報については、今回の公式発表から漏えいの有無を確定できません。カード情報が流出したとする未確認情報だけで再発行が必須だと判断せず、公式の続報と自身の利用状況を確認することが重要です。
東京秘密基地の利用者が今できる対処法|不審な連絡や脅迫への備え
今回の事件では、情報流出の発生自体は公式に確認されていますが、対象者の範囲や漏えい項目の詳細はまだ明らかになっていません。
そのため、現在の状況では、確認できていない情報を推測するよりも、公式発表を確認しながら二次被害を防ぐための対応を行うことが重要です。
IPA(情報処理推進機構)も2026年10月26日、個人情報が漏えいした場合の対処法を公表しています。
具体的には、漏えいした情報の種類を確認し、その情報に応じて必要な対策を取ることを推奨しています。
不審なメール・SMS・電話が届いた場合
東京秘密基地の利用履歴や登録情報を知っているかのような連絡が届いた場合でも、相手が正規の店舗関係者とは限りません。
特に、本人確認や情報削除、返金、補償手続きなどを理由に、パスワードや銀行口座、本人確認書類などの提出を求める連絡には注意してください。
不審なURLは開かず、公式サイトや事前に確認済みの店舗連絡先から、内容が正しいか確認することが重要です。
また、メールやSMSの送信元が店舗名になっていたとしても、表示された名前だけで本物だと判断することはできません。
万が一、不審なサイトでパスワードやカード番号を入力してしまった場合は、正規のサービスから必要な変更手続きを行い、金融情報を入力した場合は金融機関やカード会社へ相談してください。
脅迫や情報暴露の予告を受けた場合
「家族に利用履歴を知らせる」「勤務先へ連絡する」「情報を消すためにお金を払え」などの脅迫を受けた場合は、相手の要求に安易に応じないでください。
まず、メッセージの内容、送信元、日時、要求された金額などを保存し、証拠を残すことが重要です。
相手とのやり取りを続けることで、さらに個人情報を要求される可能性もあるため、むやみに返信しないようにしてください。
脅迫や恐喝の疑いがある場合は、警察へ相談してください。
身の危険が差し迫っている場合は110番、緊急性のない相談は警察相談専用電話「#9110」などを利用できます。
また、今回の事件に便乗して第三者が脅迫を行う可能性もあるため、連絡してきた相手が本当に情報を持っていると決めつけないことも重要です。
自宅住所を知られた可能性がある場合
自宅でサービスを利用した経験がある場合などは、予約時に伝えた住所や訪問先の情報が残っていた可能性についても注意が必要です。
ただし、今回の公式発表では、住所がどの程度漏えいしたのかは明らかになっていません。
不審な訪問やつきまとい、身に覚えのない郵便物などがあった場合は、状況を記録し、必要に応じて警察へ相談してください。
また、電話番号の変更は、不審な連絡が続く場合などには選択肢となりますが、すべての利用者が一律に変更する必要があると判断できる状況ではありません。
番号変更によって銀行やSNSなどの本人確認手続きに影響が出る可能性もあるため、自身の状況を踏まえて判断してください。
出典:IPA「自分の個人情報等が漏えいした際の『対処』と『日頃の対策』」(2026年10月26日)
セラピスト・店舗関係者は何を確認すべき?SNSや勤務情報への対策
今回の不正アクセスでは、利用者だけでなく、セラピストなどの勤務者情報も攻撃者の主張に含まれています。
勤務者の情報が実際に流出していた場合、仕事用の名前と本名が結び付いたり、私生活の連絡先が知られたりするおそれがあります。
また、店舗のSNS認証情報が取得されていた場合、なりすましや不正なDMの送信などにつながる可能性も考えられます。
ただし、勤務者の情報がどの程度漏えいしたのかについては、現時点では正式な対象人数や詳細が公表されていません。
そのため、店舗やシステム管理会社からの案内を確認しながら、必要な対策を行うことが重要です。
SNS・メールアカウントの安全確認
仕事用SNSやメールアカウントを利用している場合は、不審なログイン履歴や見覚えのない投稿、DMなどがないか確認してください。
ログイン情報の漏えいが疑われる場合は、パスワードを変更し、利用できるサービスでは多要素認証やパスキーを設定することをおすすめします。
また、見覚えのない端末からログインされている場合は、該当するセッションを終了し、復旧用のメールアドレスや電話番号が変更されていないか確認することも重要です。
仮にアカウントが第三者に乗っ取られた場合、過去に利用者とやり取りしたDMなども閲覧されるおそれがあります。
不審な送信が確認された場合は、店舗側と連携し、安全な別の連絡手段で利用者へ案内する必要があります。
本名・住所などが公開されている可能性がある場合
自分の実名や住所、勤務に関する情報が第三者によって公開されている可能性がある場合は、店舗や運営会社へ状況を確認してください。
また、実際に情報の公開や脅迫を確認した場合は、公開ページのURLや日時、連絡内容などを証拠として保存することが重要です。
ただし、証拠を残す際に、ほかの勤務者や利用者の個人情報までSNSなどで共有しないよう注意してください。
つきまといや脅迫などの被害がある場合は、警察へ相談してください。
また、情報の削除を求める場合も、攻撃者に直接金銭を支払うのではなく、関係するサービスの正規窓口や専門家に相談する方法を検討してください。
東京秘密基地への問い合わせと公的な相談窓口
今回の不正アクセスについて、神戸秘密基地は公式サイトで発表していますが、2026年11月2日時点で確認できたお知らせには、今回の事件専用の問い合わせ電話番号やメールアドレスは記載されていません。
そのため、まずは利用した店舗の公式サイトを確認し、正規の問い合わせ窓口から相談することをおすすめします。
問い合わせる際には、必要以上に詳しい利用履歴や住所、本人確認書類などを送信しないよう注意してください。
また、今回の事件を装った偽の問い合わせフォームが作られる可能性もあるため、SNSのDMや不審なメールに記載されたリンクから個人情報を入力することは避けてください。
IPAの情報セキュリティ安心相談窓口
IPA(情報処理推進機構)は2026年11月2日、相次ぐ個人情報漏えいを受けて、一般利用者向けの情報セキュリティ相談体制を強化すると発表しました。
情報漏えいによる二次被害を防ぐための対処方法や、不審なメール・フィッシング詐欺への対応などについて相談できます。
IPA情報セキュリティ安心相談窓口
電話番号:03-5978-7509
受付時間:平日10時~17時
詳しい案内:IPA「不正アクセスによる個人情報漏えい等の被害にあわれた方の相談受付強化について」(2026年11月2日)
なお、IPAの窓口は一般的な情報セキュリティ対策について助言するもので、東京秘密基地の個別の漏えい対象者を確認する専用窓口ではありません。
自分の情報が実際に対象となったかどうかについては、店舗側からの正式な案内を確認する必要があります。
脅迫や恐喝の相談は警察へ
今回の事件に関連して、利用履歴の暴露をほのめかす脅迫や金銭要求などを受けた場合は、警察へ相談してください。
警察庁は、サイバー事案に関する相談窓口やオンライン通報窓口、都道府県警察の連絡先を案内しています。
緊急性のない相談には警察相談専用電話「#9110」、身の危険が差し迫っている場合には110番を利用できます。
また、脅迫のメッセージや送信元、日時、金銭要求の内容などは、可能な範囲で証拠として保存しておくと、相談時に状況を説明しやすくなります。
公式案内:警察庁「サイバー事案に関する相談窓口」
まとめ|東京秘密基地の個人情報流出は公式に確認、被害規模は調査中
2026年10月30日、東京秘密基地グループの店舗「神戸秘密基地」が、グループで使用する予約管理システムへの不正アクセスと個人情報の流出を公式に発表しました。
確認された不正アクセス経路はすでに遮断され、同じ経路から新たな予約情報を取得できない状態になったと説明されています。
一方、攻撃者は会員5万8,573人分の情報や63万1,481件の利用履歴、勤務者5,331人分の情報などを取得したと主張しています。
さらに、利用者の実名や住所を外部情報と照合して特定したという主張も出ています。
ただし、これらの具体的な数字や情報の内容は、運営会社が確認した漏えい規模として公表されたものではありません。
現時点で正式に確認できるのは、予約管理システムへの不正アクセスと個人情報の流出が発生したことです。
今回の事件では、サービスの利用履歴が外部へ知られる可能性が指摘されているため、一般的な連絡先情報の漏えいとは異なる二次被害にも注意が必要です。
仮に利用履歴と電話番号、住所などが結び付いていた場合、本人の特定や、家族・勤務先への情報暴露をほのめかす脅迫などにつながるおそれがあります。
また、セラピストなどの勤務者についても、本名や顔写真、勤務情報、SNSアカウントなどが悪用される可能性が懸念されています。
ただし、こうした被害が実際にどの程度発生しているかについては、今後の調査が必要です。
なお、姉妹店のOASIS GROUPは、東京秘密基地とは予約管理システムと顧客情報を別に管理しており、10月31日時点では自社システムへの不正アクセスや情報流出を確認していないと説明しています。
今後は、店舗側が公表する正式な対象人数・漏えい情報の種類・対象期間・個別通知の方法・再発防止策について、公式発表を確認することが重要です。
不審なメールや脅迫などが届いた場合は、相手の要求に安易に応じず、必要に応じて店舗の公式窓口や警察、IPAなどの相談窓口を利用してください。
主な参考資料と確認日
情報確認日:2026年11月2日。東京秘密基地グループの店舗「神戸秘密基地」が2026年10月30日に公表した「個人情報流出に関するお知らせ」を一次情報として確認し、セキュリティ対策Labの10月29日付初報と10月31日付続報、OASIS GROUPの10月31日付公式説明、IPAおよび警察庁の公的な対策情報を照合しました。
神戸秘密基地の公式発表では、グループの予約管理システムへの第三者による不正アクセスと個人情報流出が確認されています。また、確認された不正アクセス経路については遮断が完了したと説明されています。
一方、会員5万8,573人分、利用履歴63万1,481件、勤務者5,331人分、実名を特定したとする約2,700人、住所を特定したとする約1,400人などの数字は、攻撃者側の主張です。運営会社が正式に確認した対象人数や件数ではありません。
攻撃者が公開したとする資料の真正性、具体的な侵入経路、正式な漏えい項目、影響を受けた店舗の範囲、過去の利用者や退会者への影響、個別通知の方法、補償の有無などについては、今回確認できた公式発表では詳細が示されていません。
また、性的なサービスの利用履歴や勤務者情報はプライバシーへの影響が大きいため、攻撃者による個人情報の掲載先、個別の氏名・住所・電話番号・利用履歴などは記載していません。
今後、店舗側や関係機関から新たな調査結果や公式発表が出た場合は、内容が変わる可能性があります。
- 神戸秘密基地公式「個人情報流出に関するお知らせ」(2026年10月30日)
- セキュリティ対策Lab「女性向け風俗『東京秘密基地』、ハッカーがサイバー攻撃を主張」(2026年10月29日、31日更新)
- セキュリティ対策Lab「東京秘密基地へのサイバー攻撃の続報、ハッカーが利用者約2,700人の実名特定を主張」(2026年10月31日、11月1日更新)
- OASIS GROUP公式「東京秘密基地のサイバー攻撃について、OASIS GROUPの現状のお知らせ」(2026年10月31日)
- 東京秘密基地本店公式「全国店舗一覧」
- IPA「自分の個人情報等が漏えいした際の『対処』と『日頃の対策』」(2026年10月26日)
- IPA「不正アクセスによる個人情報漏えい等の被害にあわれた方の相談受付強化について」(2026年11月2日)
- 警察庁「サイバー事案に関する相談窓口」
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