ロスタイムはなくなった?アディショナルタイムとの違いと呼び方が変わった理由

ワールドカップ関連の話題・ニュースのサムネ画像 ワールドカップ2026

ロスタイムとアディショナルタイムの違いとは?昔と呼び方が変わった理由を解説

サッカーを見ていて、「昔はロスタイムって言っていなかった?」「いつから呼び方が変わったの?」「最近はアディショナルタイムって言うけど、何が違うの?」と感じた人も多いのではないでしょうか。

特にワールドカップのような大きな大会では、後半45分を過ぎても試合が続き、「アディショナルタイムは◯分です」と表示されることがあります。

昔からサッカーを見ていた人ほど、「ロスタイムじゃないの?」と違和感を持つのは自然なことだと思います。

結論から言うと、ロスタイムとアディショナルタイムは、基本的には同じような意味で使われる言葉です。

ただし、昔は日本で「ロスタイム」という呼び方がよく使われていましたが、現在は国際的な表現や公式表記に近い「アディショナルタイム」が使われる場面が増えています。

つまり、「ロスタイムが完全になくなった」というより、より正式に近い呼び方としてアディショナルタイムが広まったと考えると分かりやすいです。


ロスタイムからアディショナルタイムに変わったのはいつから?

日本で「ロスタイム」から「アディショナルタイム」へ呼び方が整理されていった大きなきっかけとしては、日本サッカー協会が2011年7月5日に出した通達があります。

この通達では、これまで日本で「ロスタイム」と呼ばれていたものを、今後は「アディショナルタイム」と呼ぶことに変更すると説明されています。

そのため、「ある日を境にすべての放送や会話からロスタイムが消えた」というより、2010年代前半ごろから公式表記や放送、記事などでアディショナルタイムという呼び方が広まっていったと考えると分かりやすいです。

昔からサッカーを見ていた人が「前はロスタイムと言っていたのに」と感じるのは自然ですが、現在は公式資料やニュース記事では「アディショナルタイム」と表記されることが多くなっています。


なぜロスタイムからアディショナルタイムに変わったのか

呼び方が変わった理由は、簡単に言うと国際的な表現や公式表記に合わせるためと考えると分かりやすいです。

日本サッカー協会の通達では、「ロスタイム」という言葉が和製英語であるとされていることや、ワールドカップでも「Additional Time」と呼ばれていたことが理由として説明されています。

つまり、「ロスタイム」という言葉が完全に間違いというより、国際的な場面ではAdditional Time=アディショナルタイムという表現のほうが自然だったため、日本でもその呼び方が広まっていったという流れです。

また、「ロスタイム」は直訳すると「失われた時間」という意味合いになりますが、「アディショナルタイム」は「追加された時間」という意味になります。

実際のルールとしても、試合中に止まった時間を最後に追加するものなので、現在は「アディショナルタイム」と呼んだほうが、仕組みとしても伝わりやすい表現になっています。


ロスタイムとアディショナルタイムの違いは?まず結論から整理

ロスタイムとアディショナルタイムの違いを簡単に整理すると、次のようになります。

項目ロスタイムアディショナルタイム
意味試合中に失われた時間を最後に追加する時間試合中に空費された時間を前後半の最後に追加する時間
使われ方昔から日本でよく使われてきた呼び方現在の競技規則や放送で使われることが多い呼び方
言葉の印象昔ながらのサッカー用語公式表記に近い表現
現在の自然さ日常会話では通じやすい記事や放送ではこちらのほうが自然
初心者向けの理解昔の呼び方今よく使われる呼び方

どちらも、試合中にプレーが止まった分を最後に足す時間という意味ではほぼ同じです。

ただ、現在のサッカー競技規則では「アディショナルタイム」という表現が使われています。日本サッカー協会の2025/26年競技規則でも、第4の審判員が前半・後半の最後に「最小限のアディショナルタイム」を表示すると説明されています。


ロスタイムとは?昔から日本で使われてきた呼び方

ロスタイムとは、サッカーの試合中にけがや選手交代などで失われた時間を、前半や後半の最後に追加する時間のことを指して使われてきた言葉です。

日本では長く「ロスタイム」という呼び方が一般的だったため、昔からサッカーを見ていた人にとっては、こちらのほうがなじみがあるかもしれません。

たとえば、後半45分を過ぎてから「ロスタイム3分」と聞くと、「あと3分くらい試合が続くんだな」と理解していた人も多いと思います。

ただし、日本サッカー協会の2011年の通達では、これまで日本で「ロスタイム」とされていた呼称について、ロスタイムという言葉が和製英語であるとされていることや、ワールドカップで「Additional Time」と呼称されていたことを理由に、「アディショナルタイム」と呼ぶことに変更すると説明されています。

そのため、ロスタイムは「間違いだから使ってはいけない」というより、昔から日本で広く使われてきた呼び方と理解するとよさそうです。


アディショナルタイムとは?現在よく使われる正式に近い表現

アディショナルタイムとは、試合中に空費された時間を、前半や後半の最後に追加する時間のことです。

英語の「additional time」に由来する表現で、日本語にすると「追加された時間」という意味に近いです。

現在の競技規則では、主審が前半・後半に空費されたすべてのプレーイングタイムを追加するとされており、第4の審判員がその最小限のアディショナルタイムを表示します。

たとえば、後半45分の時点で「アディショナルタイム4分」と表示された場合、最低でもおよそ4分は試合が続くという意味になります。

ここで大事なのは、表示される時間は「最低限の目安」という点です。

競技規則上も、主審はアディショナルタイムを増やすことはできますが、減らすことはできないとされています。

そのため、アディショナルタイム中にさらに負傷対応やVAR確認などが入った場合、表示された時間よりも長く試合が続くことがあります。


現在の記事や放送ではアディショナルタイムが自然

ここまで説明したように、ロスタイムとアディショナルタイムは基本的には同じような意味で使われます。

ただし、現在のサッカー中継やニュース記事、公式資料に近い文脈では、「アディショナルタイム」と表記したほうが自然です。

特にワールドカップのような国際大会では、英語の「Additional Time」に近い表現として、アディショナルタイムという言葉が使われる場面が多くなっています。

一方で、日常会話では「ロスタイム」と言っても意味は十分に通じます。

そのため、ブログ記事やニュースを読むときは「アディショナルタイム」、友人との会話では「ロスタイム」でも通じる、というくらいの理解で問題なさそうです。


ロスタイムはもう使わない?日常会話では通じるが記事や放送では注意

ロスタイムという言葉は、現在でも日常会話では十分に通じることが多いです。

たとえば、友人同士でサッカーを見ながら「ロスタイム長いね」と言っても、意味が分からない人は少ないと思います。

そのため、「ロスタイムと言ったら間違い」と強く考える必要はありません。

ただし、現在の記事や放送、公式資料に近い文脈では「アディショナルタイム」と表記したほうが自然です。

特にブログ記事として書く場合は、検索ユーザーにも伝わりやすいように、本文では「アディショナルタイム」を基本にしつつ、必要に応じて「昔でいうロスタイム」と補足すると分かりやすくなります。

つまり、使い分けとしては次のようなイメージです。

  • 日常会話:ロスタイムでも意味は通じやすい
  • 記事や放送:アディショナルタイムのほうが自然
  • 初心者への説明:ロスタイム=昔の呼び方、アディショナルタイム=今よく使われる呼び方

アディショナルタイムはなぜ追加される?主な理由を整理

アディショナルタイムは、試合中にプレーが止まった時間を補うために追加されます。

サッカーは前半45分、後半45分で行われますが、その45分間ずっとプレーが続いているわけではありません。

選手交代、けが人の対応、VARの確認、ゴール後の再開までの時間など、さまざまな理由で試合が止まります。

IFABの競技規則では、主審が各ハーフで失われたプレー時間を追加するとされており、理由として選手交代、負傷者の確認や退出、時間の浪費、懲戒の罰則、VARのチェックやレビュー、ゴール後の喜び、その他の再開遅延などが挙げられています。

追加される主な理由内容
選手交代交代でプレーが止まった時間
負傷者の治療けがの確認やピッチ外への退出にかかった時間
VARによる確認得点、PK、退場などの確認にかかった時間
ゴール後の確認や再開得点後の喜びやキックオフ再開までの時間
時間稼ぎ意図的に再開を遅らせたと判断される時間
警告や退場への対応カード提示や選手対応で止まった時間
その他の理由外的要因など、主審が必要と判断した時間

このように、アディショナルタイムは「なんとなく追加される時間」ではなく、試合中に空費された時間を主審が判断して追加するものです。


ワールドカップでアディショナルタイムが長いと感じる理由

ワールドカップを見ていると、「アディショナルタイムが長くない?」と感じる試合があります。

これは、近年の国際大会で、失われた時間をより正確に補う傾向が強まっているためです。

FIFAの審判委員長を務めるピエルルイジ・コッリーナ氏は、2022年カタールワールドカップでアディショナルタイムが増えた理由について、試合中に発生するさまざまな出来事を考慮し、より正確に時間を計算するよう審判員に求めていると説明しています。

特に近年は、VARの確認、ゴール後のセレブレーション、選手交代、負傷対応などで試合が止まる時間が目立ちやすくなっています。

そのため、昔の感覚で「ロスタイムは2〜3分くらい」と思っていると、ワールドカップでは5分、8分、場合によっては10分近く表示されて驚くこともあります。

ただ、これは試合をむやみに長くしているというより、実際に止まった時間をできるだけ試合時間に戻そうとしている流れと考えると分かりやすいです。

ワールドカップ2026の大会形式や3位通過については、別記事「ワールドカップ2026の3位通過とは?日本代表にも関係する新ルールを解説」で整理しています。


ロスタイムとアディショナルタイムの違いを表で整理

ここまでの内容を、もう一度シンプルに整理します。

覚え方内容
昔の呼び方ロスタイム
現在よく使われる呼び方アディショナルタイム
意味試合中に止まった分を最後に足す時間
会話ではどちらでも通じやすい
記事や放送ではアディショナルタイムが自然
初心者向けの理解ロスタイムが昔の言い方、アディショナルタイムが今の言い方

難しく考える必要はありません。

サッカー初心者であれば、まずは「アディショナルタイム=昔でいうロスタイム」と覚えておけば問題なさそうです。


サッカー初心者はどう覚えればいい?

サッカー初心者の人は、次のように覚えると分かりやすいです。

  • ロスタイムは、昔から日本でよく使われていた呼び方
  • アディショナルタイムは、現在よく使われる呼び方
  • 意味はどちらも、止まった時間を最後に追加すること
  • 日常会話ならロスタイムでも通じやすい
  • 記事や放送ではアディショナルタイムのほうが自然

昔からサッカーを見ていた人が「ロスタイムじゃないの?」と感じるのは、かなり自然な感覚です。

ただ、現在の競技規則や放送ではアディショナルタイムという表現が使われることが多いため、ワールドカップ2026を見ながらニュース記事を読む場合は、アディショナルタイムという言葉に慣れておくと理解しやすくなります。

日本代表の突破条件については、別記事「日本代表のグループリーグ突破条件は?勝ち点4・3位通過・引き分けの場合を整理【W杯2026】」で詳しくまとめています。


ロスタイムとアディショナルタイムは同じ意味だが、今はアディショナルタイムが自然

ロスタイムとアディショナルタイムは、基本的には同じような意味で使われます。

どちらも、試合中にけが、選手交代、VAR、時間稼ぎ、ゴール後の確認などで止まった時間を、前半や後半の最後に追加する時間を指します。

ただし、昔は日本で「ロスタイム」という呼び方が一般的だった一方で、現在は国際的な表現や公式表記に近い「アディショナルタイム」が使われることが増えています。

そのため、「ロスタイムが完全になくなった」というより、より正式な呼び方としてアディショナルタイムが広まったと考えると分かりやすいです。

日常会話ではロスタイムと言っても意味は通じやすいですが、記事や放送、ワールドカップ関連の情報を見るときは「アディショナルタイム」と理解しておくとスムーズです。

決勝トーナメントのラウンド32については、別記事「ワールドカップ2026のラウンド32とは?日本代表が突破した場合の次戦・相手を解説」で解説しています。


コメント

タイトルとURLをコピーしました