ソースネクストで最大約2252万件の情報漏えいか|対象者・パスワード再設定・2023年との違い

2026年10月15日、ソースネクスト株式会社は、会員情報の管理システムが不正アクセスを受け、最大2,251万9,960件(約2252万件)の個人情報が流出した可能性があると発表しました。対象となる情報には、氏名やメールアドレス、住所などに加え、ログイン用パスワードも含まれています。

今回の対象範囲は、原則として10月13日13時36分までにソースネクストへ会員登録していたお客様です。会社は対象アカウントのパスワードを順次リセットし、10月15日からメールなどで個別に案内しています。

「昔購入したソフトの会員登録も対象になるのか」「急にログインできないのはなぜか」「カード情報は大丈夫か」と気になる人も多いのではないでしょうか。2023年にも同社で情報漏えいが公表されましたが、今回とは対象情報や原因が異なります。

この記事では、ソースネクストの公式発表とFAQをもとに、対象者の確認方法、漏えいした可能性がある情報、パスワード再設定の手順、2023年の事故との違い、二次被害の防ぎ方を整理します。

ソースネクストの会員情報が流出|最大2252万件・パスワードも対象

ソースネクストは10月15日、会員情報取得APIが不正に利用され、第三者によって顧客情報が取得されていたことを明らかにしました。10月9日10時ごろから不正アクセスが始まり、10月13日に検知して遮断しています。

発表時点での主要情報をまとめると、次のとおりです。

項目公表内容
公表日2026年10月15日
発生・確認10月9日10時ごろから不正アクセス/13日9時ごろ検知
影響範囲最大2,251万9,960件
対象者10月13日13時36分までに会員登録があるお客様
主な情報メールアドレス、パスワード、氏名、住所、生年月日、電話番号など
クレジットカード対象システムでは保有せず、今回の流出対象外
現在の対応不正アクセスを封じ込め、パスワードの再設定と個別通知を実施

約2252万件という数字を、そのまま「2252万人の情報がすべて流出した」と読み替えることはできません。会社が公表したのは、流出した可能性がある対象件数です。また、列挙されたすべての個人情報が全会員について流出したわけではなく、登録状況によって項目が異なります。

一方、同社は会員情報が外部に取得されたこと自体は確認しており、パスワードの再設定を呼びかけています。詳しい説明はソースネクストの10月15日付公式発表に掲載されています。


情報漏えいの対象者は誰?昔の会員登録も含まれるのか

会社の公式FAQでは、2026年10月13日13時36分までにソースネクストに登録があるお客様を対象範囲としています。今回の発表は、特定のソフトを10月に購入した人だけに限定したものではありません。以前にソースネクストの製品やサービスを利用し、アカウントを登録したことがある人も確認が必要です。

一方、過去に登録後退会した人の情報がどの程度残っていたのか、製品や会員種別ごとの対象人数などは今回の公表資料では明らかになっていません。退会済みだから必ず対象外、特定の商品を買ったから必ず対象、と判断するのは避けてください。

対象となった可能性がある人には10月15日以降、登録メールアドレス宛に順次案内を送り、メールアドレスの登録がない人には書面で通知する予定としています。個別の確認は今回の情報漏えいに関する公式FAQと専用窓口を利用してください。


どんな個人情報が漏えいした?パスワードの保存形式は不明

10月15日付の公式発表で、外部に流出した可能性がある項目として挙げられているのは以下の情報です。

  • メールアドレス、パスワード
  • 氏名、氏名カナ、性別、生年月日
  • 住所、電話番号、FAX番号
  • 会社名、役職名、部署名
  • 加入サービス、登録日、ログイン日などのシステム固有の識別情報

氏名や連絡先だけでなく、パスワードや登録したサービスに関する情報も含まれている点が重要です。これらを組み合わせることで、本人になりすました連絡や別サービスへのログイン試行などに悪用される恐れがあります。

ただし、パスワードが平文のまま保存されていたのか、ハッシュ化などの保護が行われていたのかについては、10月15日時点の公表資料では確認できません。保存形式を推測して「暗号化されていなかった」と断定することはできません。

また、これは情報項目の一覧であり、個々の会員について列挙された項目がすべて取得されたと確認されたわけではありません。


ログインできない場合は?パスワード再設定の手順

今回、ソースネクストは第三者による不正利用を防ぐため、対象となるアカウントのパスワードを順次リセットしています。そのため、今までのパスワードでログインできなくなった場合、今回の保護措置が関係している可能性があります。

パスワードの再設定は、届いたメールのリンクから慌てて手続きするのではなく、検索結果やブックマークなどからソースネクストの正規サイトを開いて進めると安心です。公式の再設定案内に従い、次のように対応できます。

  • ソースネクスト公式サイトへ自分でアクセスする
  • ログイン画面の「パスワードを忘れた方」などの案内、または公式パスワード再設定ページを開く
  • 登録済みのメールアドレスを入力して案内を受け取り、手順に従って新しいパスワードを設定する
  • 新しいパスワードでログインできるか確認する

公式サポートの従来の再設定手順では、再設定メールに記載されたURLの有効期限は1時間と案内されています。ただし、今回の緊急対応で画面や手順が変わっている可能性もあるため、表示された最新の案内を優先してください。

手続きが進まない場合は、ソースネクストのパスワード再設定FAQや、記事後半に記載した専用窓口を確認してください。


同じパスワードを他のサイトでも使っている場合は?

ソースネクストは、他のサービスでも同じメールアドレスとパスワードの組み合わせを利用している場合、そちらのパスワードも変更するよう求めています。攻撃者が取得した可能性のある組み合わせを使い、通販サイトやメールサービスなどへのログインを試す恐れがあるためです。

ソースネクストのパスワードだけを新しくしても、別サイトに同じ古いパスワードが残っていれば対策として不十分です。特にメールアカウント、通販サイト、決済関連サービスなどで使い回しをしていないか確認し、サービスごとに異なるパスワードに変更してください。多要素認証が利用できるサービスでは設定しておくことも有効です。


クレジットカード情報は対象?カード停止や再発行は必要なのか

ソースネクストは、今回不正アクセスを受けた会員情報の管理システムにはクレジットカード情報を保存していないため、今回の流出対象に含まれないと説明しています。公式FAQでも、今回の事案を理由にクレジットカードを停止・再発行する必要はないと案内しています。

ただし、これはカード番号が今回の対象システムから漏れたわけではないという意味です。今後、会社名や登録情報を悪用した偽メールでカード番号の入力を求められる可能性はあります。身に覚えのない決済がないか通常の利用明細を確認し、不審な請求があればカード会社へ相談してください。

2023年の情報漏えいではクレジットカード番号なども漏えいした可能性が公表されていますが、今回とは別の事件です。両者を混同しないよう注意が必要です。


お知らせメールが届かない人は対象外?退会した場合は?

10月15日の会社発表によると、対象となった可能性のある会員には同日から順次メールで案内を始め、メールアドレスの登録がない人には郵送で連絡する予定です。発表当日にメールが届いていないだけで、自分が対象外と確定したわけではありません。

メールが見つからない場合は、迷惑メールフォルダを確認したうえで、ソースネクストの公式発表から問い合わせ先を調べてください。不審なメールに返信して会員情報やパスワードを伝えることは避ける必要があります。

また、今回の発表を受けて退会を希望する場合、会社は専用お問い合わせ窓口で手続きを受け付けています。退会すればすでに取得された可能性のある情報が取り消されるというわけではないため、パスワードの使い回し対策なども並行して行ってください。


不審メール・SMS・電話で注意すべきこと

氏名、住所、電話番号なども流出した可能性があることから、今後はメールだけでなくSMS、電話、郵便物を使った不審な連絡にも注意が必要です。会社は、ソースネクストや関係先を装って偽サイトへ誘導する手口への警戒を呼びかけています。

例えば「パスワード再設定が必要」「会員情報を確認してほしい」などと書かれていても、メッセージにあるURLが正規サイトとは限りません。案内に個人情報が正確に記載されていることも、本物である証拠にはなりません。

不審なURLを開かず、自分で公式サイトを検索して確認することが重要です。もし偽サイトにパスワードを入力した場合は、正規サイトから速やかに変更し、同じパスワードを利用している他サービスにも対処してください。カード情報を入力してしまった場合は、カード会社にも相談してください。


不正アクセスはいつ起きた?10月9日から15日までの経緯

今回の問題は、10月13日に初めて攻撃が始まったわけではありません。ソースネクストの調査では、10月9日10時ごろから第三者が会員情報取得APIを不正に利用して顧客情報を取得していたと判明しています。

  • 10月9日10時ごろ:第三者による不正アクセスが始まったとみられる
  • 10月13日9時ごろ:会員情報を管理するシステムへの不正アクセスを検知
  • 10月13日13時36分まで:不正通信の遮断などによる封じ込めを完了
  • 10月15日:情報漏えいを公表し、対象者への案内を開始。個人情報保護委員会への報告も完了
  • 10月16日:所轄警察署への被害申告を予定(10月15日時点の会社発表)

同社は封じ込め対応後の不正アクセスは確認していないと説明しています。公式FAQでは、原因となったシステムの脆弱性を修正し、対象となるパスワードのリセットを実施したとしています。

ただし、外部専門機関による詳しい調査は継続中であり、具体的な脆弱性の内容、被害を受けた会員ごとの情報項目、情報の悪用状況などの全容が確定したわけではありません。会社は今後、新たな事実が判明した場合に公表するとしています。


2023年のソースネクスト情報漏えいとは何が違う?

ソースネクストでは、2023年2月14日にもオンラインショップへの不正アクセスによる情報漏えいの可能性を公表しています。ただし、今回と同じ事件が続いていたという発表ではなく、対象となったシステム・情報・発覚の経緯が異なります。

比較2023年公表の事案2026年10月の事案
対象オンラインショップでの購入・決済時の情報会員情報を管理するシステム
最大対象件数個人情報12万982件(うちカード情報11万2132件)会員情報2,251万9,960件
パスワード漏えい対象ではないと説明漏えい可能性のある項目に含まれる
クレジットカードカード番号・有効期限・セキュリティコードなどが対象対象システムでは保有せず、流出対象外
不正アクセスの経緯決済に関するシステムの改ざん会員情報取得APIの不正利用

2023年の最大12万982件には、カード情報11万2132件が含まれています。両者を足して23万件超とする数字ではありません。今回の約2252万件とも独立した公表値であり、単純に加算して累計被害人数とすることは適切ではありません。

2023年の詳しい内容はソースネクストの当時の公式発表で確認できます。


ソースネクストの問い合わせ窓口はどこ?

ソースネクストは今回の不正アクセスに関する専用窓口を設置しています。対象かどうか分からない場合や、パスワード再設定がうまく進まない場合は、正規の窓口から相談してください。

ソースネクスト 不正アクセス専用お問い合わせ窓口
電話番号:0120-035-116(フリーダイヤル)
受付時間:10時~18時(土日祝日を含む)
お問い合わせフォーム:公式お問い合わせフォーム
公式FAQ:2026年10月の情報漏えいに関する質問と回答

相談する際は、メールやSNSに書かれた見知らぬ番号ではなく、会社の公式発表に記載された窓口であることを確認してください。


ソースネクストの情報漏えいと利用者の対応まとめ

ソースネクストは2026年10月15日、会員情報の最大2,251万9,960件について、不正アクセスによる流出の可能性を公表しました。対象範囲は10月13日13時36分までに会員登録していたお客様で、パスワード、氏名、住所、メールアドレスなどが対象となり得ます。一方、今回の対象システムにクレジットカード情報は保存されていないと説明されています。

利用者が優先したいのは、ソースネクストのパスワード再設定と、他サービスで同じパスワードを使っていないかの確認です。メールが届いていなくても対象外とは限らないため、心当たりがある場合は公式サイトの案内を確認してください。

2023年の事故ではカード情報が問題となりましたが、今回はパスワードを含む会員情報が焦点になっています。今後の外部調査や追加発表によって対象範囲が更新される可能性もあるため、新しい情報を確認することが重要です。

なお、国内では2026年9月末から10月にかけて不正アクセスや情報漏えいの公表が相次いでいます。ほかの主な事例は「2026年9月末~10月の情報漏えいまとめ」でも紹介しています。


主な参考資料と確認日

情報確認日:2026年10月15日。ソースネクスト株式会社が同日公開した公式発表とFAQ、2023年2月の公式発表をもとに作成しています。最大2,251万9,960件は流出した可能性がある対象件数で、個別の流出項目や実被害人数がすべて確定したものではありません。パスワードの保存方式、退会済み会員への影響、16日に予定された警察への申告の実施状況などは新たな発表で変更される可能性があります。

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