現役キックボクサーの暴行動画が炎上|本人謝罪・「切り抜き」主張と追加告発を整理

HORIMEMOアイコン03 格闘技/UFC/RIZIN/

2026年9月29日、Xで年配の男性に暴力を振るう人物の動画が拡散され、「映っているのはキックボクサーの勇成選手ではないか」と注目が集まりました。

動画内では周囲から「ゆうせい」と繰り返し呼びかける声が入っており、その後、勇成選手本人が自身のXで問題の投稿を引用。

「この動画は6年前」と説明したうえで、自身の暴力行為について謝罪しています。

一方、本人は「相手が手を出している所は切り抜いてUPされています」とも説明しており、拡散された動画だけでは分からない前後の経緯があったと主張しています。

さらにXでは、勇成選手とのやり取りだとされるLINE画像や、「勇成の知人」を名乗る人物からDEATHDOL NOTEに送られたとされるDMも公開されています。

この記事では、9月29日から現在までに何が起きたのかを時系列で整理するとともに、勇成選手がどのようなキックボクサーなのか、確認できている情報と未確認の告発を分けてまとめます。

21歳格闘家の暴行動画で何があったのか?

まず、今回の騒動について確認できている主な流れを整理すると以下のようになります。

時期出来事
約6年前本人の説明では、デパートで相手と肩がぶつかったことをきっかけに喧嘩へ発展
2026年9月20日勇成選手が約1年ぶりの復帰戦に出場
9月29日DEATHDOL NOTEが「西勇成(格闘家)」として暴行動画を投稿
同日動画内で「ゆうせい」と制止する声が入っていることなどから拡散
同日LINEのトーク画面や薬物のように見える物を持った写真も告発される
同日「勇成の知人」を名乗る人物からDEATHDOL NOTEへのDMとされる画像も公開
9月29日勇成選手本人がXを更新。動画について約6年前の出来事だったと説明し謝罪
9月30日現在LINE画像や知人を名乗る人物のDMについて、本人からの説明は確認できていない

今回の本人投稿によって、「動画に映っている人物は誰なのか?」という段階から、約6年前に起きた出来事の経緯や、追加で告発されている情報の真偽が焦点へ移っています。


9月29日にDEATHDOL NOTEが暴行動画を投稿

発端となったのは、Xアカウント「DEATHDOL NOTE」が9月29日に投稿した動画です。

https://x.com/DEATHDOL_NOTE/status/2104776598025314474?s=20

投稿では「福岡県 北九州 門司港」「西勇成(格闘家)」などと記載され、年配の男性に対して別の男性が暴力を振るっている様子が映っています。

動画内では撮影者または周囲にいた人物とみられる声で、

「ゆうせい、顔面やめろ」

「ゆうせい、もうやめろ、わかったわかった」

などと、男性を「ゆうせい」と呼びながら制止する声が複数回入っています。

当初はDEATHDOL NOTE側による人物特定だったため、動画内の人物がキックボクサーの勇成選手本人なのかについて慎重に見る必要がありました。

しかし、その後に本人自身が問題の投稿を引用して説明しています。


勇成選手本人が動画について説明し謝罪

9月29日、勇成選手本人のXアカウント「@yuusei__kick_」から今回の動画について投稿がありました。

本人は問題となっているDEATHDOL NOTEの投稿を引用したうえで、約6年前の出来事だったと説明しています。

本人の投稿全文は以下の通りです。

この動画は6年前の格闘技習う前で、デパートで肩がぶつかったのをキッカケで喧嘩に発展しました。動画も相手が手を出している所は切り抜いてUPされています。
格闘技始める前だったとはいえこのような暴力を振るう行為は最低だと思います
反省します。
申し訳御座いませんでした

https://x.com/DEATHDOL_NOTE/status/2104776598025314474?s=20
https://x.com/DEATHDOL_NOTE/status/2104776598025314474?s=20

これまで動画内の人物については断定できない状態でしたが、本人が問題の動画を引用し、「この動画は6年前」と自身の出来事として説明しています。

そのため現在は、勇成選手自身が動画について認めた趣旨の投稿を行ったと整理できます。


本人は「相手が手を出している所は切り抜いている」と主張

今回の投稿でもう一つ重要なのが、動画の前後関係についての説明です。

勇成選手は、

この動画は6年前の格闘技習う前で、デパートで肩がぶつかったのをキッカケで喧嘩に発展しました。動画も相手が手を出している所は切り抜いてUPされています。

と説明しています。

本人の主張では、トラブルの発端はデパートで相手と肩がぶつかったことで、その後に喧嘩へ発展。

さらに、拡散されている映像では「相手が手を出している所」が切り抜かれているとしています。

つまり、SNSで拡散された動画だけを見ると年配男性への一方的な暴行に見えるものの、本人はその前に相手側からも手を出されていたと説明していることになります。

ただし、現在公開されている情報からは、勇成選手が説明している「相手が手を出している所」まで確認できていません。

そのため、

・本人は相手側も手を出していたと説明している
・実際にどのようなやり取りがあったのかは確認できていない

という2点を分けて考える必要があります。

一方、勇成選手自身も「格闘技始める前だったとはいえこのような暴力を振るう行為は最低だと思います」としており、自身の暴力行為については謝罪しています。


「6年前・格闘技を習う前」という説明には確認が必要な点も

勇成選手は今回の投稿で、

この動画は6年前の格闘技習う前で

と説明しています。

現在21歳の勇成選手は2005年8月17日生まれです。KNOCK OUT公式プロフィールでも、生年月日、福岡県北九州市出身、身長173cm、Formedジム所属のフェザー級選手であることが確認できます。KNOCK OUT(ノックアウト)公式サイト

単純に2026年から6年前とすると2020年ごろで、当時は14~15歳前後だった計算になります。

ただし、出身校であるこころ未来高等学校の公式インタビューでは、

「キックボクシングとの出会いは、中学2年生の頃」

と紹介されています。

母親の協力で自宅トレーニングを始め、その後、格闘技に詳しい母親の知人から指導を受けたとされています。こころ未来高等学校(第二岩永学園)|全国の広域通信制高校

このため、本人のいう「6年前」「格闘技習う前」が厳密にいつを指しているのかは現時点では分かりません。

「6年前」が概算なのか、「正式にジムなどで格闘技を習い始める前」という意味なのかも確認できていないため、「当時は完全な格闘技未経験だった」とまでは断定しない方がよさそうです。


薬物のような物を持ったLINE画像も告発

暴行動画とは別に、Xでは勇成選手と知人とのやり取りだとされるLINEのトーク画面も公開されています。

そこには、薬物のようにも見える物を手に持った写真が送信されているとして拡散されています。

https://x.com/DEATHDOL_NOTE/status/2104872390044070285?s=20

ただし、この件については暴行動画とは確認状況が大きく異なります。

現時点では、

・LINE画面が本物なのか
・トーク相手が勇成選手本人なのか
・写真を送った人物が誰なのか
・写真に写っている物が何なのか
・違法薬物なのか
・いつ撮影された写真なのか

といった点は確認できていません。

勇成選手本人も今回の謝罪投稿では、このLINE画像について触れていません。

そのため現段階で「勇成選手が薬物を所持していた」「薬物を使用していた」とすることはできません。

あくまで、勇成選手とのやり取りだとされるLINE画像が告発・拡散されている段階です。


「勇成の知人」を名乗る人物からDEATHDOL NOTEへDM

もう一つ追加で公開されているのが、DEATHDOL NOTEに届いたとされるDMです。

スクリーンショットでは、勇成選手の「知人」を名乗る人物が投稿削除を求め、削除しなければ「大事なものを一つずつ奪いに行く」という趣旨のメッセージを送ったとされています。

https://x.com/DEATHDOL_NOTE/status/2104855348565995611?s=20

かなり強い表現ですが、このDMについても現段階で確認できていないことがあります。

・DM送信者が誰なのか
・本当に勇成選手の知人なのか
・勇成選手がDMを送るよう依頼したのか
・本人がDMの存在を把握していたのか

などです。

したがって、「勇成選手がDEATHDOL NOTEを脅迫した」「勇成選手側が脅迫した」とは現時点ではいえません。

確認できるのは、勇成選手の知人を名乗る人物から送られたものだとして、DEATHDOL NOTEがDMのスクリーンショットを公開していることまでです。

こちらについても、本人の最新投稿では説明されていません。


勇成とはどんなキックボクサーなのか?

今回の騒動で初めて「勇成」という名前を知った人も多いと思います。

KNOCK OUT公式プロフィールで確認できる主な情報は以下の通りです。

項目内容
リングネーム勇成
生年月日2005年8月17日
年齢21歳
出身福岡県北九州市
身長173cm
階級フェザー級
所属Formedジム
KNOCK OUT公式掲載戦績11戦9勝(6KO)2敗
主な肩書きジャパンキック・フェザー級王者

KNOCK OUT公式では2005年8月17日生まれ、Formedジム所属、11戦9勝6KO2敗と掲載されています。KNOCK OUT(ノックアウト)公式サイト

一方、直近の試合を含めた媒体では戦績が異なる表記も確認できるため、記事ではKNOCK OUT公式プロフィール掲載時点の戦績として見るのが適切です。

出身校のこころ未来高等学校では「西 勇成さん」として紹介されており、Formedジム所属のプロキックボクサーであることも確認できます。こころ未来高等学校(第二岩永学園)|全国の広域通信制高校


中学2年生ごろにキックボクシングを始め2022年にプロデビュー

こころ未来高等学校の公式インタビューによると、キックボクシングとの出会いは中学2年生のころだったとのことです。

コロナ禍で不登校になった時期に、ストレス発散として母親の協力を受けながら自宅でトレーニングを始めたことがきっかけだったと紹介されています。

その後、格闘技に詳しい母親の知人から指導を受け、タイからトレーナーが派遣されるようになったとされています。こころ未来高等学校(第二岩永学園)|全国の広域通信制高校

2021年12月には「西勇成(club E.D.O)」としてAmateur RISE Nova福岡大会に出場した記録も残っています。格闘技用品店ファイターズスピリッツ

プロデビューは2022年7月。

ジャパンキックボクシング協会公式YouTubeにも、2022年7月17日に「勇成E.D.O」として熊谷大輔選手と対戦した記録が残っています。YouTube

その後はFormedジム所属として試合を重ねています。


19歳でジャパンキック・フェザー級王者に

勇成選手は2023年にジャパンキックボクシング協会の新人賞を受賞しています。六彩社

2024年7月には樹選手とのフェザー級挑戦者決定戦に判定勝利し、王者・皆川裕哉選手への挑戦権を獲得。BoutReview

そして2024年11月17日の「KICK Insist 21」で皆川選手に挑戦しました。

この試合では1Rに右ストレートでダウンを奪い、その後も攻め、19歳でジャパンキック・フェザー級王座を獲得しています。週刊ファイト

その後も王者として試合を続けており、現在も格闘技媒体では「ジャパンキック・フェザー級王者」と紹介されています。BoutReview


ONEでは初出場で1R TKO勝利

国内だけでなく、ONE Championshipへの出場経験もあります。

2025年2月14日の「ONE Friday Fights 97」では「富岡勇成」としてグランプリノイ選手と対戦しました。eFight【イーファイト】格闘技情報を毎日配信!

ONE公式プロフィールでは、

・1戦1勝
・TKO勝利1回
・平均試合時間1分12秒

となっています。ONE Championship

ONE初参戦でわずか1分12秒のTKO勝利を収めたことになります。

2025年にはKNOCK OUTにも初参戦。

当時のKNOCK OUT公式インタビューでも、ジャパンキック・フェザー級王者として紹介されています。KNOCK OUT(ノックアウト)公式サイト


騒動の9日前に約1年ぶりの復帰戦

今回の動画が拡散された時期も注目されるポイントです。

勇成選手は2026年9月20日に開催された「KICK Insist 28」で、約1年ぶりの復帰戦を行ったばかりでした。

相手はLEGION KICKスーパーライト級王者のペレー・サンライズジム選手。

勇成選手はジャパンキック・フェザー級王者として大会のメインイベントに出場しています。

判定は、

29-28
28-28
28-28

の1-0でしたが、大会ルール上はドローとなっています。BoutReview

https://x.com/japankickboxing/status/2101889195639963892?s=20

つまり、9月29日に問題の動画が拡散されたのは、約1年ぶりとなる復帰戦からわずか9日後でした。

現役王者として再び試合に出場した直後に今回の騒動が起きたことになります。


「西勇成」「富岡勇成」「冨岡勇成」は同じ選手なのか?

勇成選手を調べると、複数の名字が出てくるため分かりにくい部分があります。

こころ未来高等学校の公式サイトでは、

「西 勇成」

と紹介されています。こころ未来高等学校(第二岩永学園)|全国の広域通信制高校

アマチュア時代にも「西勇成」の名前で大会へ出場しています。格闘技用品店ファイターズスピリッツ

一方、ONE Championshipでは、

「富岡勇成」

として選手ページが作成されています。ONE Championship

さらに近年の格闘技記事では、

「勇成(=冨岡勇成/Formed)」

という表記も確認できます。六彩社

現在の本人Xも「冨岡勇成」の名前を使用しています。

競技経歴、所属ジム、出身地などから同じ選手であることは確認できますが、「西」から「富岡/冨岡」へ名字の表記が変わった理由について、公表された説明は確認できませんでした。

そのため、旧姓・改姓などの事情を推測することは避けます。


現在までに確認できていること・確認できていないこと

最後に、今回の騒動について情報を整理します。

内容現時点の確認状況
問題となった動画9月29日にXで拡散
動画の人物勇成選手本人が自身の出来事として説明
動画の時期本人によれば約6年前
トラブルの発端本人によればデパートで肩がぶつかったこと
本人の暴力行為本人が認めて謝罪
相手も手を出したのか本人はそう説明しているが映像では確認できず
当時格闘技を習っていたのか本人は「格闘技習う前」と説明。一方、学校公式の競技開始時期との詳細な時系列は不明
LINE画像本人のものか未確認
写真に写る物正体不明
違法薬物所持・使用確認されていない
「知人」を名乗る人物のDMスクリーンショットが公開されている
DM送信者と勇成選手の関係未確認
本人がDM送信に関与したか未確認
警察への被害届・捜査公開情報では確認できず
Formedジムの公式声明9月30日確認時点で確認できず
ジャパンキック側の処分・声明9月30日確認時点で確認できず

今回の騒動では、本人が暴行動画について説明・謝罪したことで、当初不明だった「動画の人物は誰なのか」という点は大きく進展しました。

一方で、本人は動画が約6年前のものだと説明し、「相手が手を出している所は切り抜いてUPされています」とも主張しています。

さらにLINE画像や知人を名乗る人物からのDMなど別の告発も出ていますが、こちらについては本人確認や内容の裏付けが取れていません。

今後、勇成選手本人やFormedジム、ジャパンキックボクシング協会などから追加の説明や対応が発表された場合は、今回の騒動について改めて情報を整理する必要がありそうです。


主な参考資料と確認日

・勇成選手本人X「@yuusei__kick_」の9月29日の投稿
・KNOCK OUT公式「勇成(YUSEI)選手プロフィール」 2026年9月30日確認 KNOCK OUT(ノックアウト)公式サイト
・こころ未来高等学校「未来の先輩インタビュー 西勇成さん」 2026年9月30日確認 こころ未来高等学校(第二岩永学園)|全国の広域通信制高校
・ONE Championship「富岡勇成」選手ページ 2026年9月30日確認 ONE Championship
・BOUTREVIEW「ジャパンキック 9.20 新宿フェイス」 2026年9月30日確認 BoutReview
・ゴング格闘技「最後の新宿FACE大会で勇成vs.ペレー」 2026年9月30日確認 ゴング格闘技 – GONKAKU
・KNOCK OUT公式「KNOCK OUT.56 勇成インタビュー」 2026年9月30日確認 KNOCK OUT(ノックアウト)公式サイト
・DEATHDOL NOTEの9月29日以降のX投稿 2026年9月30日確認


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