メラブ・ドバリシビリが選ぶ!現時点のUFCパウンド・フォー・パウンドランキングとは?
2025年現在、UFCバンタム級王者として無敵の連勝街道をひた走るメラブ・ドバリシビリ。そんな彼が、人気MMAジャーナリストであるアリエル・ヘルワニの番組『The MMA Hour』に出演し、自身が考えるパウンド・フォー・パウンド(P4P)ランキングを語りました。
この記事では、その会話の内容をもとに、メラブの視点から見た“今”のUFC最強ファイターたちを紹介していきます。
メラブ・ドバリシビリが選ぶ!現時点のUFCのP4P(パウンド・フォー・パウンド)
以下がUFC317直後にメラブが語ったUFCにおけるP4P(パウンドフォーパウンド)のランキングを記載します。
1位:イリア・トプリア(Ilia Topuria)
メラブが現在最も高く評価しているのが、フェザー級とライト級の二階級を制覇したイリア・トプリアです。
無敗の戦績を誇り、直近3試合でも圧倒的な勝利を重ねている点を高く評価。「誰が彼のようなことができる?」と語り、実力と実績を兼ね備えた存在として堂々の1位に選びました。
2位:イスラム・マカチェフ(Islam Makhachev)
2位に挙げたのは、ライト級王者イスラム・マカチェフ。ハビブ・ヌルマゴメドフの後継者として頂点に君臨し続け、無類のグラップリングと冷静な試合運びで評価を集めています。現在はライト級王者のベルトを返上しウェルター級に挑戦準備中です。
メラブもその安定した強さと支配力を認めており、文句なしの2位としています。
3位:アレッシャンドリ・パントージャ(Alexandre Pantoja)
続いて3位に選ばれたのは、フライ級王者のアレッシャンドリ・パントージャ。安定した試合運びと堅実なディフェンス、そして勝利への貪欲さが特徴の選手です。
軽量級として数少ないP4P上位評価を受けており、メラブもその存在感をしっかりと認めています。
4位:メラブ・ドバリシビリ(Merab Dvalishvili)
そして4位には、自身を謙虚に位置づけました。
アリエルからは「3位でもおかしくない」と言われながらも、メラブは「現実的に見て、自分は4位が妥当」とコメント。「謙虚でいたい」「相手を軽視したくない」という彼のスタンスが強く表れた発言でした。
メラブ&ヘルワニの会話
メラブをヘルワニの会話が以下の通りです。
メラブ:そうだな、今の時点で言うなら、イリア(・トプリア)が1位だね。
アリエル:イリアが1位?本当に1位?
メラブ:うん、1位だよ。
アリエル:2階級制覇してるしね。うん、僕も同意するよ。
メラブ:誰があんなことできる?無敗で、直近3試合の勝ち方も圧巻だったし。フェザー級とライト級のチャンピオンでもあるしね。そして2位はイスラム(・マカチェフ)かな。ちょっと考えさせて…そうだな、3位はパントージャかな。
アリエル:君は4位ってこと?
メラブ:うん、そうだね。
アリエル:君は謙虚すぎるよ。
アリエル:ほかには誰がいるかな?実はうちの番組でもP4Pランキングを作ってるんだ。今、画面に出してもらおうか。トム・アスピナルとか、ドリカス・デュ・プレシ、ジャック・デラ・マダレナとか。
メラブ:じゃあ、自分は4位で。
アリエル:うん、君自身は4位だと。もしかしたら3位でもよかったかもって思ったけどね。ほんとに謙虚すぎるよ。
メラブ:いや、4位で十分だよ。
アリエル:4位で?
メラブ:うん、4位で満足だよ。
メラブ:現実的に考えないとね。MMAは厳しい世界だし、謙虚でいるべきだと思ってる。対戦相手を甘く見たくないし、今も言ってるけど、次の相手はコーリー・サンドヘイゲンで、周りの人は「簡単な相手だろ」って言うけど、僕はそう思ってない。どんな試合でも油断はできないんだ。勝っているかどうかだけが全てじゃない。今は特に、チャンピオンとしてもっと成長していかなきゃいけないし、より良くなるために努力を続けたい。チャンピオンになって、今はお金もあって、時間の使い方も自分で管理できるようになったしね。
謙虚なチャンピオンとしての姿勢
ランキングの話をする中でも、メラブは終始「対戦相手を軽視しない」という姿勢を崩しませんでした。
次戦の相手であるコーリー・サンドヘイゲンに対しても、「周囲は簡単な試合だと思っているようだが、そんなことはない。戦いに油断は禁物だ」と慎重な構えを見せています。
また、チャンピオンになったことで「時間の管理がしやすくなり、成長のための環境が整った」と語り、今後もさらなる進化を目指していることを明かしました。
番組内で登場した他のP4P候補たち
番組中には、他にもP4P候補として以下のファイターの名前が挙がりました。
- トム・アスピナル
- ドリカス・デュ・プレシ
- ジャック・デラ・マダレナ
いずれも現在のUFCで急速に評価を高めている選手たちであり、メラブ自身のランキングも今後変動する可能性を感じさせるラインナップでした。
まとめ:チャンピオンが語るリアルな強者ランキング
今回の発言からもわかるように、メラブ・ドバリシビリはただの「勝者」ではなく、常に謙虚さと現実的な視点を持つ“真のチャンピオン”です。
彼が選ぶパウンド・フォー・パウンドランキングには、実績だけでなく、戦い方や心構えといった要素も含まれています。
今後、彼自身がこのランキングでさらに上位に食い込む日は近いかもしれません。
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