
2022年6月19日に那須川天心選手と世紀の一戦と言われる試合で大きな話題となった武尊選手が活躍していたことでお馴染みのキックボクシング団体「K-1」でここ最近様々な選手がK-1との契約を満了し、卒業や離脱をする選手が続々と出ていてX(旧Twitter)などで度々話題になっています。
この記事では今年2022年にK-1を脱退したK-1選手のまとめと過去にK-1を脱退した選手が現在どのような活躍をしているのか、全ての選手をまとめるのは無理なので主な選手をピックアップしてまとめていきます。
- K-1公式から発表されている主な契約満了した選手と過去にK-1を脱退した選手の現在
- 🥊 K-1およびKrush 離脱・王座返上選手一覧(2022〜2025年)
- 2025年にK-1と契約満了した主な選手の詳細情報
- 2024年にK-1と契約満了した主な選手の詳細情報
- 2023年にK-1と契約満了した主な選手の詳細情報
- 2022年にK-1と契約満了した主な選手の詳細情報
- K-1の離脱者が増えている原因
K-1公式から発表されている主な契約満了した選手と過去にK-1を脱退した選手の現在
2022年~2025年にかけてK-1およびKrushとの契約満了・王座返上を発表した選手一覧を更新してお送りします。
🥊 K-1およびKrush 離脱・王座返上選手一覧(2022〜2025年)
■ 2025年
日付 | 選手名 | 所属団体 | 階級 | 内容 |
---|---|---|---|---|
4月17日 | 与座優貴 | K-1 | ライト級 | 契約満了・王座返上(王座は空位に) |
4月11日 | マハムード・サッタリ | Krush | クルーザー級 | 王座返上(王座は空位に) |
2月20日 | 寧仁太・アリ | Krush | ウェルター級 | 王座返上(王座は空位に) |
2月3日 | 黒田斗真 | K-1 | バンタム級 | 王座返上(王座は空位に) |
1月29日 | レオナ・ペタス | K-1 | スーパー・フェザー級 | 王座返上(王座は空位に) |
1月21日 | 和島大海 | K-1 | 記載なし | 契約満了 |
■ 2024年
日付 | 選手名 | 所属団体 | 階級 | 内容 |
---|---|---|---|---|
8月7日 | KANA | K-1 | 記載なし | 契約満了 |
3月26日 | 篠塚辰樹 | K-1 | 記載なし | 契約満了 |
3月26日 | 野杁正明 | K-1 | 記載なし | 契約満了 |
■ 2023年
日付 | 選手名 | 所属団体 | 階級 | 内容 |
---|---|---|---|---|
6月22日 | ANIMAL☆KOJI | K-1 | 記載なし | 契約満了 |
2月15日 | 安保瑠輝也 | K-1 | 記載なし | 契約満了 |
1月19日 | 平山迅 | K-1 | 記載なし | 契約満了 |
■ 2022年
日付 | 選手名 | 所属団体 | 階級 | 内容 |
---|---|---|---|---|
12月16日 | 城戸康裕 | K-1 | 記載なし | 契約満了 |
12月3日 | 芦澤竜誠 | K-1 | 記載なし | 契約満了 |
11月21日 | 木村“フィリップ”ミノル | K-1 | 記載なし | 契約満了 |
2025年にK-1と契約満了した主な選手の詳細情報
■2025年4月17日 与座優貴(契約満了・王座返上)
与座優貴(よざ ゆうき)プロフィール
- 氏名:与座 優貴(よざ ゆうき)
- 生年月日:1997年12月20日
- 出身地:茨城県土浦市
- 所属ジム:TEAM VASILEUS
- 競技種目:キックボクシング
- バックボーン:極真空手
- スタイル:空手仕込みの鋭い打撃と精神力を活かしたファイトスタイルが持ち味
主なタイトル歴
- 元 K-1 WORLD GP ライト級王者
- 極真会館 2017年 第6回全世界ウェイト制 軽量級 優勝
- 極真会館 2016年 第33回全日本ウェイト制 軽量級 優勝
■2025年4月11日 マハムード・サッタリ(王座返上)
マハムード・サッタリ(Mahmoud Sattari)プロフィール
- 氏名:マハムード・サッタリ(Mahmoud Sattari)
- 生年月日:1991年2月22日
- 出身地:イラン・キャラジ
- 国籍:イラン
- 活動拠点:日本
- 所属ジム:TEAM ŌTA
- 競技種目:ムエタイ/キックボクシング
- スタイル:高いフィジカルと破壊力ある打撃を持つヘビー級ファイター
- 経歴:元イラン代表選手としても活躍
主なタイトル歴
- K-1世界無差別級トーナメント優勝
- 元 Krush クルーザー級王者
- 元 M-1 世界ヘビー級王者
■2025年2月20日 寧仁太・アリ(王座返上)
寧仁太・アリ(アニンタ・アリ)プロフィール
- 氏名:寧仁太・アリ(アニンタ・アリ)
- 生年月日:1999年3月29日
- 出身地:東京都世田谷区
- 所属ジム:K-1 GYM 総本部 チームペガサス
- 競技種目:キックボクシング
- 異名:フライング・ガーニアン(跳躍力と躍動的なスタイルを象徴)
- スタイル:跳び技を多用するアグレッシブかつスピード感のあるファイトが特徴
主なタイトル歴
- 元 Krush ウェルター級王者
■2025年2月3日 黒田斗真(王座返上)
黒田斗真(くろだ とうま)プロフィール
- 氏名:黒田 斗真(くろだ とうま)
- 生年月日:2000年12月31日
- 出身地:大阪府八尾市
- 所属ジム:K-1ジム心斎橋チームレパード
- 競技種目:キックボクシング
- スタイル:若さと勢いを活かしたアグレッシブな打撃戦が特徴
主なタイトル歴
- 元 K-1 WORLD GP バンタム級王者
- K-1バンタム級日本最強決定トーナメント優勝
■2025年1月29日 レオナ・ペタス(王座返上)
レオナ・ペタス プロフィール
- 氏名:レオナ・ペタス
- 生年月日:1992年4月29日
- 出身地:埼玉県入間市
- 所属ジム:THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS / LARA TOKYO
- 競技種目:キックボクシング
- 異名:石の拳(強烈な右ストレートに由来)
- 家族:実弟・加藤虎於奈もキックボクサーとして活躍
主なタイトル歴
- 元 K-1 WORLD GP スーパーフェザー級王者
- 元 Krush スーパーフェザー級王者
- 2016年 英雄伝説アジア -60kgトーナメント優勝
レオナ・ペタス選手に関しては完全にK-1を離れた訳ではなく、現在は「K-1反乱軍」というチームを作って現在のK-1運営に対して反旗を翻す活動をしています。
その「K-1反乱軍」という活動で2025年5月に行われる大会に参加する予定になっているそうです。
■2025年1月21日 和島大海
和島大海(わじま ひろみ)プロフィール
- 氏名:和島 大海(わじま ひろみ)
- 生年月日:1995年2月23日
- 出身地:大阪府四条畷市
- 所属ジム:月心会チーム侍
- 競技種目:キックボクシング
- バックボーン:
- 空手 初段
- 剣道 二段
- 日本拳法 三段
- スタイル:伝統武道の経験を活かした多彩な打撃が特徴
主なタイトル歴
- 第4代 K-1 WORLD GP スーパーウェルター級王者
2024年にK-1と契約満了した主な選手の詳細情報
■2024年8月7日 KANA
KANA(かな)プロフィール
- 氏名:KANA(かな)
- 生年月日:1992年7月29日
- 出身地:三重県松阪市
- 所属ジム:K-1ジム・シルバーウルフ
- 競技種目:キックボクシング
- スタイル:攻撃的でスピードとパワーを兼ね備えた打撃スタイルが特徴
主なタイトル歴
- 初代 K-1 WORLD GP 女子フライ級王者
- 第2代 Krush 女子フライ級王者
- 第4代 Krush 女子フライ級王者
- ※2023年時点で「女子四冠王」と称される記録を保持
🥊 KANA – K-1離脱後の試合戦績(キックボクシングルール)
■ 2024年
- 2024年12月20日|ONE Friday Fights 92
vs アニッサ・メクセン
3R終了 判定0-3(敗北)
■ 2025年
- 2025年1月31日|ONE Friday Fights 95
vs モア・カールソン
3R終了 判定3-0(勝利) - 2025年3月23日|ONE 172【ONEキックボクシング世界女子アトム級タイトルマッチ】
vs ペッディージャー・ルクジャオポーロントン
5R終了 判定0-3(敗北)
■3月26日 篠塚辰樹
篠塚辰樹(しのつか たつき)プロフィール
- 氏名:篠塚 辰樹(しのつか たつき)
- 生年月日:1998年5月7日
- 出身地:茨城県神栖市
- 所属ジム:剛毅會
- 競技種目:総合格闘技(MMA)/キックボクシング/元プロボクシング
- スタイル:打撃主体で複数の格闘技経験を活かしたアグレッシブなファイトスタイル
主なタイトル歴
- 第8代 Krushフェザー級王者
🥊 篠塚辰樹 – K-1離脱後の試合戦績一覧
■ キックボクシングルール
- 2023年12月31日|RIZIN.45
vs 冨澤大智
3R終了 判定3-0で勝利 - 2024年12月31日|RIZIN DECADE
vs 野田蒼
1R 2分04秒 KO(3ダウン:左フック)で勝利
■ ベアナックル・ボクシングルール
- 2024年4月29日|RIZIN.46
vs ジャスティン・マルティネス
1R 1分33秒 KO(右ストレート)で勝利
※ベアナックル・ボクシングデビュー戦
■3月26日 野杁正明
野杁正明(のいり まさあき)プロフィール
- 氏名:野杁 正明(のいり まさあき)
- 生年月日:1993年5月11日
- 出身地:愛知県名古屋市
- 出身校:至学館高等学校
- 所属ジム:TEAM VASILEUS
- 競技種目:キックボクシング
- スタイル:高いテクニックと冷静な試合運びに定評のあるオールラウンダー
主なタイトル歴
- 現 ONEキックボクシング世界フェザー級暫定王者
- 第2代 K-1 WORLD GP ウェルター級王者
- 第2代 K-1 WORLD GP スーパーライト級王者
- K-1 WORLD GP 2階級制覇王者
- Road to GLORY JAPAN -65kg SLAM 優勝
🥊 野杁正明 – K-1離脱後の戦績一覧(ONEキックボクシングルール)
■ 2024年
- 2024年6月8日|ONE 167: Tawanchai vs. Nattawut 2
vs シッティチャイ・シッソンピーノン
3R終了 判定0-3(敗北) - 2024年12月20日|ONE Friday Fights 92
vs リウ・メンヤン
3R終了 判定0-3(敗北)
■ 2025年
- 2025年1月24日|ONE 170: Tawanchai vs. Superbon 2
vs シャーキル・タクレティ
2R 0分14秒 KO(右インカーフキック)(勝利) - 2025年3月23日|ONE 172: Takeru vs. Rodtang【ONEキックボクシング世界フェザー級暫定王座決定戦】
vs タワンチャイ・PKセンチャイ
3R 2分52秒 TKO(パンチ連打)(勝利)
※この勝利により、ONEキックボクシング世界フェザー級暫定王者に戴冠
2023年にK-1と契約満了した主な選手の詳細情報
■2023年6月22日 ANIMAL☆KOJI
ANIMAL☆KOJI(アニマルコウジ)プロフィール
- リングネーム:ANIMAL☆KOJI(アニマルコウジ)
- 生年月日:1991年8月2日
- 出身地:福岡県
- 競技種目:総合格闘技(MMA)
- スタイル:パワフルな打撃とアグレッシブなファイトスタイルが特徴
主なタイトル歴
- 初代 LEGION JAPAN ミドル級王者
🥊 ANIMAL☆KOJI – K-1離脱後の試合戦績(MMAルール)
■ 2023年
- 2023年10月1日|RIZIN LANDMARK 6
vs イゴール・タナベ
1R 3分40秒 三角締めによる一本負け
※MMAルール
■ 2024年
- 2024年5月3日|DEEP 119 IMPACT
vs 水野竜也
3R終了 判定0-3で敗北
※MMAルール - 2024年6月30日|KNUCKLE’S 16 GRANMESSE
vs 林田拓海
1R 1分48秒 TKO(肘とパンチ)で勝利
※MMAルール - 2024年11月4日|DEEP 122 IMPACT
vs SAINT
1R 4分29秒 KO(パウンド)で勝利
※MMAルール
■2023年2月15日 安保瑠輝也(るきや)
安保瑠輝也(あんぽ るきや)プロフィール
- 氏名:安保 瑠輝也(あんぽ るきや)
- 生年月日:1995年10月29日
- 出身地:兵庫県姫路市
- 所属ジム:MFL team CLUB es
- 競技種目:キックボクシング/総合格闘技(MMA)
- スタイル:長身を活かした打撃中心のファイトスタイル
主なタイトル歴
- 第4代 K-1 WORLD GP スーパーライト級王者
安保選手といえばK-1では野杁正明選手や山崎秀晃選手などと激闘した試合が印象に残っている人が多いと思います。
『THE MATCH 2022』では別のキックボクシング団体RISEの強豪、山田洸誓選手と試合をし判定勝利を納めています。
YouTubeやSNS活動も積極的に活動しており、K-1の選手の中でもかなり有名な選手であると同時に度々SNSで炎上していたりもするのでファンも多いですがアンチも少なくない選手です。
※安保選手は2022年の12月31日でK-1との契約を解除した事をX(旧Twitter)で報告されていますが、K-1側の発信では2023年の2月15日に正式に契約が終了したことを報告されています。
🥊 安保瑠輝也 – K-1離脱後の試合戦績一覧(昇順)
■ 2023年
- 2023年2月19日|BREAKING DOWN 7(エキシビション)
vs シリル・アビディ 3R 0:57 KO(左フック)
※エキシビション(ルール詳細不明) - 2023年5月6日|RIZIN.42(キックボクシングルール)
vs ブアカーオ・バンチャメーク
3R終了 判定0-0(引き分け) - 2023年9月24日|RIZIN.44(キックボクシングルール)
vs 宇佐美正パトリック
3R終了 判定3-0(勝利) - 2023年12月31日|RIZIN.45(MMAルール)
vs 久保優太
1R 4:28 リアネイキッドチョーク(敗北)
■ 2024年
- 2024年2月19日|BREAKING DOWN 12(エキシビション)
vs スダリオ剛
1分3R+延長1R終了 判定5-0(勝利) - 2024年6月2日|BREAKING DOWN 12(エキシビション)
vs 山岡恭平
1R 2:37 KO(3ダウン:左ボディフック) - 2024年6月30日|KNUCLE’S16(エキシビション)
vs マニー・パッキャオ
3分3R終了 判定なし(引き分け扱い) - 2024年7月28日|超RIZIN.3(エキシビション)
vs シナ・カリミアン
2分6R終了 判定3-0(勝利) - 2024年12月31日|雷神番外地(エキシビション)
vs 不明(※画像には対戦相手「シナ・カリミアン」とあるが日付重複のため別扱い可能性あり)
■2023年1月19日 平山迅
平山迅(ひらやま じん)プロフィール
- 氏名:平山 迅(ひらやま じん)
- 生年月日:1990年3月12日
- 出身地:兵庫県神戸市
- 血液型:AB型
- 身長:173cm
- 体重:―(未公表)
- 所属ジム:K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ
- 競技種目:キックボクシング
戦績
- 通算戦績:41戦 19勝(10KO)19敗 3分(K-1在籍期間まで)
2022年にK-1と契約満了した主な選手の詳細情報
■2022年12月16日 城戸康裕
城戸康裕(きど やすひろ)プロフィール
- 氏名:城戸 康裕(きど やすひろ)
- 生年月日:1982年12月25日
- 出身地:神奈川県伊勢原市
- 所属ジム:TEAM ONE
- 競技種目:キックボクシング
- スタイル:立ち技を中心としたテクニカルファイター
主なタイトル歴
- SPACE ONE 75kg王者(現役)
- 元Krush -70kg(現スーパーウェルター級)王者
- 元WBKF世界スーパーウェルター級王者
城戸康裕選手はK-1のミドル級の選手です。1982年生まれで2022年12月25日に40歳になりますが未だに現役の選手です。
城戸選手は若手の頃に旧K-1、K-1 WORLD MAXにも出場して魔裟斗さんと同じトーナメントにも参加していたくらいのベテランファイターで、K-1の顔のような存在でしたが2022年12月で契約満了になり、K-1を卒業するという発表がありました。
城戸選手の試合と言えば印象的なのは「煽り映像」です。普通は煽り映像というのは運営側が制作するものなんですが城戸選手だけは煽り映像も自分で作ります。
🥊 城戸康裕 – K-1離脱後の全試合戦績まとめ(2022年~2024年)
■ 本戦(キックボクシングルール)
- 2022年6月12日|Bigbang 統一への道 其の42
vs 白須康仁
3R終了 判定2-0(勝利) - 2022年11月13日|Super Bigbang 2022
vs ジョージ
2R 2:25 TKO(勝利) - 2023年5月6日|RIZIN.42
vs 木村“ケルベロス”颯太
3R終了 判定0-3(敗北) - 2023年9月9日|RWS Legend of Rajadamnern: Last of the Generation
vs ブアカーオ・バンチャメーク
3R 無効試合(偶然のバッティング) - 2023年12月3日|Super Bigbang 2023
vs 草・MAX
2R 1:37 KO(左ハイキック)(勝利) - 2024年5月7日|Space One Champions 2024【SPACE ONE -75kg タイトルマッチ】
vs イー・ロン
1R 2:06 KO(左ハイキック)(勝利) - 2024年11月16日|Space One Champions
vs ワン・カイフェン
1R 2:20 KO(左バックハンドブロー)(敗北)
■ 異種格闘技戦
- 2024年10月19日|JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE
vs 照強
1R 1分29秒 押し出し(3度転落)により敗北
※相撲形式の異種格闘技ルール
■ エキシビションマッチ
- 2023年1月22日|Bigbang 44
vs 実方宏介
2分2R終了 判定なし - 2023年2月5日|NARIAGARI
vs 高橋幸光
3分1R終了 判定0-0(引き分け扱い) - 2023年7月23日|DEEP vs NARIAGARI【ミックスルール】
vs 平山迅
2R 0:40 ギロチンチョーク(敗北)
※MMA技術が含まれるミックスルール形式 - 2024年5月26日|RUSH ON2
vs 藤岡裕平
2分2R終了 判定なし - 2024年6月2日|NJKF CHALLENGER 2024 3rd
vs 亜維二
3分1R終了 判定なし
■2022年12月3日 芦澤竜誠
芦澤竜誠(あしざわ りゅうせい)プロフィール
- 氏名:芦澤 竜誠(あしざわ りゅうせい)
- 生年月日:1995年5月1日
- 出身地:山梨県南アルプス市
- 所属ジム:不明(※2024年現在)
- 競技種目:総合格闘技(MMA)
- その他活動:ラッパーとしても活動
- スタイル:挑発的なキャラクターとアグレッシブな打撃が特徴
主なタイトル歴
- 第3代 INNOVATIONフェザー級王者(2016年)
K-1の中でも異質な存在感で記者会見でも毎回のように対戦相手と壮絶なトラッシュトークをしてK-1を盛り上げていたのがこの芦澤選手でしたが12月3日でK-1との契約を満了し、所属がフリーになりました。
直近の試合では「THE MACH 2022」でRISEのYA-MAN選手との試合や会見での乱闘が皆さんの記憶に残っているをじゃないかなと思います。
芦澤竜誠 – K-1離脱後の試合戦績一覧
■ 2023年
- 2023年4月1日|RIZIN.41
vs 皇治
3R終了 判定2-1(勝利)
※キックボクシングルール - 2023年12月31日|RIZIN.45
vs 太田忍
1R 2:21 KO(グラウンドパンチ)(敗北)
※MMAルール
■ 2024年
- 2024年7月28日|超RIZIN.3
vs 皇治
5分3R終了 判定3-0(勝利)
※MMAルール - 2024年11月17日|RIZIN LANDMARK 10
vs 昇侍
2R 1:05 KO(ボディへの膝蹴り)(勝利)
※MMAルール - 2024年12月31日|RIZIN.49
vs 福田龍彌
1R 0:54 KO(左フック)(敗北)
※MMAルール
■2022年11月21日 木村フィリップミノル
木村“フィリップ”ミノル(きむら ふぃりっぷ みのる)プロフィール
- 氏名:木村 ミノル(木村“フィリップ”ミノル)
- 本名(英語表記):Kimura “Philip” Minoru
- 生年月日:1993年9月9日
- 出身地:ブラジル
- 所属ジム:B-B
- 競技種目:キックボクシング
- 現在の職業:セキュリティー業務に従事(※格闘技活動は不定)
- スタイル:パワフルな打撃と高いKO率が特徴
主なタイトル歴
- 第3代 K-1 WORLD GP スーパーウェルター級王者
- 第6代 Krush ウェルター級王者
木村ミノル選手はK-1の中でも独特な選手で蹴りを殆ど使わずに得意なパンチのみで相手を倒すタイプの極端なパワーファイターで長年K-1では人気の選手でした。
昨年K-1で行われたタイトルマッチで和島大海選手と対戦し敗戦以降、試合を行わずにボクシングの練習をしている様子をSNSで発信していました。
2023年には本格的にボクシングの試合をするとは思いますが、その前に2022年12月28日に「巌流島」という団体で試合が予定されています。相手はRIZINのMMAファイター、矢地祐介選手です。ルールは1Rキックルール・2R MMAルールのミックスルールに決定しています。
木村“フィリップ”ミノル – 近年の主な出来事まとめ
■ RIZIN復帰とドーピング騒動
- 2023年6月24日、約7年ぶりにRIZIN.43で復帰。ロクク・ダリ戦(キックボクシングルール)にて1R 1分8秒KO勝利を収める。
- しかし試合後、WADA(世界アンチ・ドーピング機構)基準の検査でドーピング陽性が判明。
→ 半年前に使用した筋肉増強剤の成分が検出されたため、
→ 試合は**無効試合(ノーコンテスト)**に変更。
→ 罰金処分と半年間の出場停止処分が科される。 - 出場停止は「半年間」とされたが、実際には完全な陰性(WADA基準)になるまで復帰不可という条件付きに。
- これに伴い、2022年12月28日 巌流島、2023年3月5日 KNOCK OUTの試合も遡って無効試合に変更された。
■ 安保瑠輝也との対戦予定中止
- 2023年12月31日|RIZIN.45
- 元K-1王者の安保瑠輝也との対戦が条件付きで予定されていた。
- しかし、11月に事前に実施された薬物検査で、
- 木村の数値は大きく改善していたものの、
- 残留物質により再び陽性反応が確認された。
- この結果を受け、11月24日のRIZINの会見で試合中止が正式に発表された。
■ 大麻所持による逮捕・裁判
- 2023年10月3日、東京都の西武池袋線・ひばりヶ丘駅で職務質問を受け、
→ 大麻リキッドと植物片を所持していたため、大麻取締法違反容疑で逮捕。 - 逮捕の影響で、2023年10月5日に予定されていた「FIGHT CLUB.2」YA-MAN戦が中止に。
→ プロデューサーでもあるYA-MANは自身のYouTubeで「億単位の損失」と怒りを語った。 - 2023年12月24日、東京地裁立川支部より懲役6月・執行猶予3年の判決を受けた。
🥊 木村ミノル – K-1離脱後の試合戦績一覧
■ キックボクシングルール
- 2023年3月5日|KNOCK OUT 2023 SUPER BOUT “BLAZE”
vs クンタップ・チャロンチャイ
無効試合
※後にRIZINからの発表により、ドーピング違反の影響で試合無効 - 2023年6月24日|RIZIN.43
vs ロクク・ダリ
無効試合(木村による薬物検査失格)
※試合では1R KO勝利も、検査陽性のため裁定変更 - 2024年3月23日|RIZIN LANDMARK 9
vs ブアカーオ・バンチャメーク
2R 1分10秒 KO(右ストレート)により敗北
■ ミックスルール
- 2022年12月28日|INOKI BOM-BA-YE × 巌流島 in 両国
vs 矢地祐介
無効試合
※後日、ドーピング問題により裁定変更 - 2024年5月3日|巌流島 バーチャルファイト
vs アマドゥ・ディア
1R 1分03秒 KO(左フック)勝利 - 2024年9月7日|巌流島 Virtual Survival 2
vs ディン・エッジ
3R終了 判定3-0 勝利
■武尊
武尊(たける)プロフィール
- 氏名:武尊(たける)
- 生年月日:1991年7月29日
- 出身地:鳥取県米子市
- 所属ジム:team VASILEUS
- 血液型:AB型
- 競技種目:キックボクシング
- 現在のランク:ONE Championship世界フライ級キックボクシングランキング2位(※2024年時点)
- スタイル:アグレッシブかつスピーディーなファイトスタイルで、“ナチュラル・ボーン・クラッシャー”の異名を持つ
主なタイトル歴
- 第4代 K-1 WORLD GP スーパーフェザー級王者
- 初代 K-1 WORLD GP フェザー級王者
- 初代 K-1 WORLD GP スーパーバンタム級王者
- K-1史上初の3階級制覇王者
- ISKA世界ライト級王者
- KGP(Krush Grand Prix)世界ライト級王者
K-1を長年引っ張ってきて、2022年は世紀の一戦と言われ満員の東京ドームで那須川天心選手と激闘の試合を繰り広げてここ数年の日本格闘技の試合の中で最も注目された選手が武尊選手です。
武尊選手は天心選手との試合を終えて一時期休養時期として活動を休止していましたが、現在は活動も再開して様々なメディアに主演しており、10月31日でK-1との契約解除をしたことを発表しました。
新生K-1が立ち上がった当初から武尊選手は試合に出場しており2011年から現在までK-1での敗北は1試合のみ。その1試合も鼻が折れたことによるドクターストップでした。
🥊 武尊 – K-1離脱後の試合戦績一覧
■ 本戦(キックボクシングルール)
- 2023年6月24日|MTGP Impact in Paris
vs ベイリー・サグデン
5R 2分59秒 KO(左ハイキック)で勝利
※ISKA K-1ルール 世界ライト級王座決定戦&MTGP王者決定戦 - 2024年1月28日|ONE 165: Superlek vs. Takeru
vs スーパーレック・キアトモー9
5R終了 判定0-3で敗北
※ONEキックボクシング世界フライ級タイトルマッチ - 2024年9月27日|ONE Friday Fights 81
vs タン・ジン
2R 2分47秒 KO(左フック)で勝利 - 2025年3月23日|ONE 172: Takeru vs. Rodtang
vs ロッタン・ジットムアンノン
1R 1分20秒 KO(左フック)で敗北
■ エキシビションマッチ
- 2022年11月6日|GAINA魂
vs 晃貴
2分2R終了 判定なし(引き分け扱い) - 2023年9月10日|GAINA魂
vs 大雅
2分2R終了 判定なし(引き分け扱い)
K-1の離脱者が増えている原因
これだけ、人気選手が相次いで離脱をしている現象はどのような理由で起きているのか。その理由について主に世間で言われている理由をまとめて記載します。
📝 K-1プロデューサー交代と選手離脱の流れ
実は近年、K-1のプロデューサーが2回ほど変わっていて、そのタイミングと離脱者が多く出始めた時期が重なっていること、後退したプロデューサーの評判があまりよくないことなどが原因ではないかと噂程度ですがささやかれていますので、歴代のプロデューサーを簡単に紹介します。
▶ 第1期:中村拓己プロデューサー時代(~2022年頃)
- K-1の顔ともいえる存在であり、積極的にメディア露出を行いながらK-1ブランドを拡大。
- 武尊や野杁正明、安保瑠輝也、KANAなどのスター選手が在籍・活躍。
- 大型イベントもコンスタントに開催され、選手・ファンともに安定した信頼感を持っていた。
👉 この時期はK-1全盛の「安定期」といえる。
▶ 第2期:カルロス菊田プロデューサー就任(2022年後半頃~)
- 中村氏がK-1を離れた後、カルロス菊田氏がプロデューサーに就任。
- 表立ったメディア活動は少なく、組織内の再編を優先している様子が見られた。
- しかし、次第に武尊や安保瑠輝也、城戸康裕、木村“フィリップ”ミノルなどの有力選手が離脱。
- 一部ファンや関係者の間では、「雰囲気が変わった」「プロモーションが弱くなった」といった声も。
👉 この時期からK-1の勢いに陰りが見え始める。
▶ 第3期:宮田充プロデューサー就任(2024年~)
- DEEPやRIZINにも関わっていた元knockoutというキックボクシング団体のプロデューサーでさらにその前にはKrash→K-1のプロデューサーだった宮田充氏が再びK-1のプロデューサーに就任。
- 修復的な改革が期待されたが、逆に離脱する選手がさらに増加。
- 例:与座優貴、野杁正明、レオナ・ペタス、黒田斗真、寧仁太・アリ など。
- 2024年以降は大会の開催頻度も減少傾向にあり、「K-1は大丈夫なのか?」という声がファンの間で顕著に。
👉 宮田氏は信頼のある人物だが、すでに離脱傾向は加速しており、立て直しは困難な局面にある可能性も。
💡 まとめ:なぜ離脱が相次いでいるのか?
- 契約内容への不満(報酬、自由度、試合機会など)
- 他団体(RIZINやONE)への魅力増加
- K-1ブランドの方向性や将来性への不安
- 選手育成や大会規模の縮小への懸念
- プロデューサー交代による運営体制の不透明さ
K-1のプロデューサーが中村拓己氏からカルロス菊田氏、そして現在の宮田充氏へと変わってきた一連の流れを見て感じるのは、運営の軸がブレることで団体全体の信頼感や活力が失われてしまったということです。
中村氏時代にはスター選手がそろい、大会数も多く、K-1ブランドが確立していましたが、プロデューサー交代を機に次第に選手の離脱が加速し、現在では大会数も減少傾向にあります。
特に、カルロス菊田氏の時代からは現場とファンの距離が遠くなった印象が強く、宮田氏に変わってからも大きな復活の兆しが見られていないのが現状です。プロデューサーの交代自体が問題というよりも、交代によって団体の方向性が明確に打ち出されていないことが、選手の不安や離脱につながっているのではないかと感じます。
一言で言えば、リーダーシップの継承がうまく機能していない――それが、K-1が今抱えている最大の課題ではないかと現在多くのファンに言われています。
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過去にK-1を離脱したK-1ファイターの現在
過去にK-1を離脱した選手が現在どのような活躍をしているのでしょうか。主な全ての選手ではありませんが主な選手をピックアップしてまとめます。
平本蓮
平本蓮選手は2014年に開催されたK-1甲子園の65㎏級に出場し高校一年生にもかかわらず優勝を果たした格闘技エリートの選手です。
それ以降もK-1で活躍し続け、大きな話題となったのは2017年にゴンナパー・ウィラサクレック選手に1ラウンドKO勝利をした試合です。そこからファンの間での評価が大きく変わり、翌年に65㎏級元王者のゲーオ・ウィラサクレック選手との試合が組まれました。当時は圧倒的にゲーオ選手が有利と言われていたマッチアップでしたが、その下馬評をひっくり返して2ラウンドでゲーオ選手にKOで勝利しました。このゲーオ戦でさらに大きく評価を上げた平本選手でしたが、その翌年2019年にK-1を離脱しました。
K-1離脱後平本選手はMMA転向を発表し、2020年の大晦日に初のMMAのデビュー戦を行いました。現在のMMAの戦績は2勝2敗ですが、直近の11月6日に行われたRIZINランドマークにて元DEEPフェザー級王者の弥益ドミネーター聡志選手に完封勝利をし、MMAでも大きく評価される選手になっております。
そしてSNSでも常に話題の中心になっており、様々な選手とSNSでトラッシュトークを繰り広げております。そして大きな因縁のある朝倉未来選手とも2023年に試合が組まれるのではないかと言われており、現在非常に注目をされている選手になっています。
武居由樹
武居由樹選手は元K-1スーパーバンタム級の王者のK-1軽量級最強と言われていた選手です。K-1戦績は25戦23勝2敗でデビュー当初に2回判定で負けたのみでその後は22連勝し、そのまま新たな挑戦を宣言し、K-1を卒業しました。
武居選手はとにかく打撃の威力が強いうえに動きがしなやかで軽量級の中では武尊選手に匹敵するほどのKO率で数々の強豪選手を倒してきました。周囲の選手や元K-1王者の魔裟斗さんによると、武居選手のパンチは非常に重くて硬いらしく、鉄球で殴られていると感じるようなパンチを持っているそうです。
K-1卒業後の武居選手はボクシングに転向し、6戦全勝で全てKO勝ちという驚異的な記録を残しています。現在はOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級の王者になっています。直近の試合では26勝3敗のブルーノ・タリモ選手にカットによるTKOで勝利しています。
久保優太
久保優太選手は元K-1のウェルター級王者だった選手です。キックボクシングのプロ戦績50勝10という驚異の戦績を誇るファイターで格闘IQが非常に高く、K-1選手には少ないタイプのロジカルな戦い方で日本人の誰も勝つことのできなかったジョーダン・ピケオー選手に判定ですが完封勝利をしています。
久保選手はこの2020年のジョーダンピケオー戦を最後に、ボクシングのオリンピックで金メダルを取るという新たな目標を発表してK-1を卒業しました。ですが、その後に朝倉未来選手との出会いで総合格闘技に興味を持ったそうで、MMAに転向を発表しました。
K-1離脱後にMMAに転向し、現在はBRAVEジムに所属し宮田代表のもとでレスリングと寝技を練習している様子をSNSでUPしています。現在の戦績は公式試合では1勝1敗ですが、エキシビジョンマッチで1敗しています。
皇治
皇治選手はK-1でタイトルは取っていないものの試合以外の面でのパフフォーマンス力が非常に高く、大阪では絶大な人気を誇るファイターです。地元の大阪にはとてつもない数のファンがおり、ひとたび試合が組まれると「皇治軍団」と呼ばれるほどの大量のお客さんを会場に呼ぶことが出来るため、プロモーターにも頼られる存在です。
皇治選手のK-1時代の有名な試合と言えば、vs武尊戦でこの試合前の記者会見などで二人は何度も言い合いをしており乱闘騒ぎにも発展していました。
この試合は乱闘騒ぎにもなったため非常に注目度が高く、試合でも会場のほとんどを皇治選手のファンで埋めて会場中を味方につけて武尊選手との闘いに挑んでいました。結果は武尊選手が大差での判定勝ちでしたが、試合内容は両者の壮絶なパンチの打ち合いで非常に盛り上がり、この試合をきっかけにさらに皇治選手の人気や注目度が集まりました。ちなみにYouTubeの動画再生回数は1400万回以上再生されています。
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