
いつもは見ない動画を「ちょっと見ただけ」でホーム画面が激変したあなたへ
YouTubeを使っていて「ちょっと気になっただけ」の動画を1本見ただけなのに、ホーム画面のおすすめが一気に変わってしまった…そんな経験はありませんか?
普段は好きなジャンルの動画が並んでいたのに、まったく興味のない動画ばかりが表示されるようになると、使いづらさを感じてしまいますよね。
本記事では、YouTubeのおすすめ表示が変わってしまった原因と、元の好みに近づけるための具体的な対処法5選をわかりやすく解説します。元の視聴スタイルを取り戻したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
なぜYouTubeのおすすめが変わるのか?
YouTubeのホーム画面やトップページに表示される「おすすめ動画」は、ユーザーの行動データをもとに常に変化しています。ここでは、なぜ一度の視聴でおすすめの傾向が変わってしまうのかを解説します。
YouTubeのおすすめは「アルゴリズム」によって変動する
まずYouTubeでは、ユーザーの視聴履歴や検索履歴、クリックした動画の種類などをもとに、AI(人工知能)アルゴリズムが「あなたに合いそうな動画」を判断しています。
このアルゴリズムが重要視しているのは以下のような要素です:
- 視聴した動画のジャンルや内容
- 視聴時間(最後まで見たかどうか)
- 視聴後のアクション(高評価、コメント、チャンネル登録など)
- 同様の動画を視聴している他のユーザーの行動
たった1本の動画視聴が大きな影響を与えることも
近年、特に話題性の高い芸能ニュースがYouTubeのおすすめ表示に大きな影響を及ぼすケースが増えています。
たとえば、2024年4月下旬から注目を集めている永野芽郁さんと田中圭さんの不倫報道は、多くのメディアが取り上げ、ゴールデンウィーク明けには週刊文春によるLINEの内容公開も加わり、YouTube上でも関連動画が急増しました。
こうしたセンシティブな話題に「ちょっと気になって1本だけ視聴した」というだけでも、アルゴリズムは“興味あり”と判断し、次々と関連動画をホーム画面に表示するようになります。
その結果、本来自分が楽しみにしている音楽、スポーツ、学習コンテンツなどが埋もれてしまい、永野芽郁・田中圭関連のゴシップ動画ばかりが並んでしまうという状況に陥ることもあります。
もしこのような状態に心当たりがある場合は、YouTubeのアルゴリズムを調整し、おすすめ表示を元の状態に近づける対処法を実践することで、より快適な視聴体験を取り戻すことができます。以下で紹介する方法を参考に、ぜひお試しください。
特に以下のような行動は、アルゴリズムへの影響が大きいといわれています
- 動画を最後まで視聴した
- 同ジャンルの動画を立て続けに視聴した
- 高評価・コメント・保存などの反応をした
おすすめの変化は「一時的なブレ」ではない
多くの人が「一時的に違う動画を見ただけ」と考えがちですが、YouTubeのおすすめはリアルタイムで更新され続ける動的なシステムです。
そのため、少しの行動でも「関心がある」とみなされてしまうと、今後の表示傾向が一気に変わってしまうことも少なくありません。
誤った学習をリセットするには「適切な操作」が必要
一度変わったおすすめ表示を元に戻すには、以下のような対応が効果的です:
- 間違って見た動画を履歴から削除する
- 興味のない動画に「興味なし」とフィードバックする
- 自分が本当に見たいジャンルの動画を積極的に視聴する
これらの方法については、次のセクションで詳しく解説します。
おすすめを元に戻すためにできる5つの対処法
YouTubeのおすすめ表示が変わってしまったとしても、正しい対処を行えば、元の好みに近い状態に戻すことができます。ここでは、初心者の方でも簡単に実行できる5つの方法を順番に紹介します。
1. 「興味なし」を選んでおすすめから除外する
YouTubeおすすめ動画の精度が落ちたと感じたときに見直すべき設定5つの紹介を記載します。
■ 操作方法(スマホアプリ/PC共通)
- ホーム画面やおすすめに出てきた不要な動画の右下にある「︙」をタップ(またはクリック)
- 「興味なし」を選択
- 「理由を教えてください」と表示されたら「この動画は好みではない」などを選ぶとより効果的

■ ポイント
- 一度「興味なし」を選ぶと、類似動画の表示が抑制されます。
- 間違って選んだ場合も、すぐに「元に戻す」でキャンセル可能。
2. 「このチャンネルをおすすめに表示しない」で根本対策
■ 操作方法
- 不要な動画の「︙」から「このチャンネルをおすすめに表示しない」を選ぶ
- 表示された確認メッセージで「OK」を選択

■ ポイント
- この設定をすると、同じチャンネルの動画全体が非表示対象になります。
- チャンネル登録とは別なので、登録を解除しなくても設定できます。
3. 視聴・検索履歴から問題の動画を削除する
■ 操作方法(アプリ)
- YouTubeの「マイページ」→「履歴」を確認
- 該当の動画を見つけ、右にある「︙」→「再生履歴から削除」を選択

■ ポイント
- 「間違って見た動画をなかったことにできる」ので、アルゴリズムへの影響を軽減できます。
- 複数動画を見た場合は、一括削除よりもピンポイント削除が効果的。
4. 再生履歴・検索履歴の保存を一時停止する
■ 操作方法
- 「設定」→「履歴とプライバシー」にアクセス
- 「再生履歴の保存を一時停止」と「検索履歴の保存を一時停止」にチェック
■ ポイント
- この設定中は、YouTubeが視聴データを収集しなくなるため、おすすめが変化しません。
- 一時的に「アルゴリズムの学習を止める」ことで、新たな誤学習を防止できます。
5. 好みのジャンルの動画を意識的に視聴する
■ 実践例
- 音楽系のおすすめが減ってしまった場合 → 好きなアーティストのMVを繰り返し視聴
- ニュース系が見たい場合 → 信頼できるニュースチャンネルの動画を数本連続で視聴
- おすすめに表示してほしい系統を動画には「高評価」を押す
■ ポイント
- 視聴時間や頻度が多いジャンルほどおすすめに反映されます。
- 自分で「アルゴリズムを正しく誘導する」意識が大切です。
- 今後似たような系統の動画がおすすめに出ないようにしたい動画には「低評価」、今後似たような系統の動画をがおすすめに出てほしいと思う動画には「高評価」を押すと好みのおすすめ画面になりやすいです。
これら5つの方法を組み合わせて実行することで、YouTubeのおすすめ表示は徐々に「自分らしいホーム画面」に戻っていきます。焦らず、数日〜1週間程度かけて調整していきましょう。
フィードバックをリセットする方法(リセットしたい人向け)
「興味なし」や「このチャンネルをおすすめに表示しない」などの操作を行った結果、逆に見たいジャンルの動画まで出なくなってしまった…というケースもあります。そんな時は、YouTubeに送ったフィードバック情報をリセット(削除)することで、表示の傾向を初期化することが可能です。
「興味なし」や「おすすめに表示しない」の設定をリセットするには?
■ 手順(PCブラウザでの操作)
- Google マイ アクティビティ にアクセス
- YouTubeで使用しているGoogleアカウントでログイン
- 左側のメニューから「その他のアクティビティ」を選択
- ページを下にスクロールして「YouTubeの『興味なし』のフィードバック」項目を見つける
- 「削除」をクリックし、確認メッセージで再度「削除」を選択
■ 補足ポイント
- この操作によって、過去に「興味なし」とした動画やチャンネルも再び表示されるようになります。
- 「もう一度見てみたい」「判断が早すぎたかも」と感じた場合に有効な方法です。
履歴の一括削除も視野に入れたい場合は?
YouTubeの「再生履歴」や「検索履歴」もリセットしたい場合は、以下の操作を追加してください。
■ 手順(アプリ・PC共通)
- YouTubeアプリ or ブラウザの「設定」メニューを開く
- 「履歴とプライバシー」から
- 「再生履歴を削除」
- 「検索履歴を削除」
- 必要に応じて「すべての再生履歴を削除」「過去○日間の履歴を削除」などを選択
※この操作を行うと、おすすめ表示の精度がしばらく不安定になる可能性があるため、必要最低限に留めることをおすすめします。
おすすめを完全にリセットしたい人へ:注意点
- 完全リセットを行うと、YouTubeがあなたの好みを再構築するまでに数日~数週間かかることもあります。
- リセット後は、本当に見たいジャンルの動画を積極的に視聴することが、表示の質を取り戻すための重要な行動になります。
- 無計画にリセットすると、かえってホーム画面が使いづらくなる恐れもあるため、「ピンポイント修正 → 必要なら全体リセット」の流れを意識しましょう。
まとめ:YouTubeのおすすめは「調整可能」です
YouTubeのおすすめ表示が自分の好みからズレてしまうのは、多くの人が経験することです。しかし、これは避けられないものではなく、自分で操作して元の状態に近づけることができます。
以下に、今回紹介したポイントを整理しておきます。
✅ おすすめが変わる主な原因
- 一度見た動画や検索キーワードにより、YouTubeのAIが「新しい関心」と誤認する
- 特定ジャンルを連続視聴、または長時間視聴した場合に大きく影響を受ける
✅ おすすめを元に戻すための5つの対処法
- 興味なしで見たくない動画を明確に除外
- チャンネル非表示で好みに合わない配信者をブロック
- 視聴履歴や検索履歴の削除で誤った学習をリセット
- 履歴の保存を一時停止して影響拡大を防ぐ
- 本当に見たい動画を積極的に視聴して好みを再学習させる
✅ フィードバックや履歴のリセットも可能
- Googleマイアクティビティで「興味なし」フィードバックを削除すれば再表示も可能
- 履歴をすべて削除すれば、ホーム画面を初期状態に戻すこともできる(ただし慎重に)
🎯 最後に
- 一時的にズレても慌てず、少しずつ修正していくことが重要です。
- 「興味なし」や「履歴管理」などの小さな積み重ねが、快適なYouTube環境を取り戻すカギになります。
- 元に戻すのが難しいと感じたときは、本記事を参考に一つずつ実践してみてください。
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